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あー、あん時ゃ人数多かったし、結構な大きさの作ったよなぁ。
[もっとも、子供基準で『大きい』だから、実際にはそれなりだったのかもしれない。
でも、みんなで作ったそれは物凄く大きく見えたのは覚えている]
大体……こんくらいだったよーな。
[適当な大きさになった所で、雪玉の回転を止めて、ぽんぽん、と叩く。
頭を持ち上げる事を考えると、ただ大きくはできなかった]
/*
前回は霊話やるためにダミーと縁故取ったからなぁ。
今回も誰も触れないんだったら、2日目のは拾う心算で居たよ。
霊能の仕事みたいなもんだからなw
めんどいのはめんどいんだもんー。
[辞書の話はあくまで調べる気はないようだ]
おー、けっこーでっかいねー。
もーちょっと小さいかと思ってたっ。
[自分で作った雪玉を転がしながら、従兄弟のもとへ戻る。
胴体の真横で一度止まって、息を整えるように吐いて。
それからふと思いついたように尋ねた**]
そーいや兄やん、今年は集まり来ないの?
売り子 オトハは、明日に備えておやすみなさい*ノシ*[栞]
/*
投げるだけ投げといてアレだけど、そろそろ眠気が来たから落ちたい……
一応明日はお休みだから早めに顔出せるとは思うんだよ(´・ω・`)
ではまた**
[恒例とも言うべき、親戚の集まり。
家を出てからは、両親と顔を合わせたくないというのもあってずっと顔出しはしていなかったのだが]
……行けるかどうかは、親父次第かな。
[父と文字通りの大立ち回りをして家を飛び出した話は、果たしてどこまで伝わっているのやら。
いずれにしても、まずはそちらとの和解が優先なわけで]
ま、ここから戻ったら、家にも連絡するから。
その結果次第?
[冗談めかして言いながら、軽く肩を竦めた]
さーて、んじゃ仕上げるぞー。
反対側、確り持てよー?
[話題切り替え、頭を乗せるべく声をかける。
今はとりあえず、やりかけている事を。
ちゃんと仕上げたい、という気持ちが強かった。**]
/*
てしっと返したら、みんな雪崩れてた。
仕事のひとは無理せんとね!
てわけで、俺もこっちは落ちとこう……また、昼間ににゃー。**
[そうして、暫くして。
届いた随原の声に、視線を送る。
咄嗟に感謝を伝える冬木とは違って、私が口を開いた時にはもう。
彼の姿はなくて。]
……うん。
[帰ろうという冬木に頷く。
でも、やっぱり少し、怖くて。
世界が変わるその瞬間、無意識に。
重ねた手に力を込めてしまったこと、冬木は気付いただろうか。]
-病院-
[戻った場所は、最初に居た通りではなく、人気の無いバス停のベンチ。
冬木の付き添いの元、タクシーで病院に向かった。
診察後、医師より念の為今夜一晩、入院することを勧められる。
その間の、看護師さんと冬木やりとりは知らず、心配気にこちらを見つめる彼に、大丈夫、と笑って、その日は別れて。
でも、きっと、あの時。
私が無理して笑っていたから。]
─────…走って来たの?
[朝一番、こんなに息を切らせて、会いにきてくれたのだと思う。]
…おはよう。
[零れるように笑いかける。
窓から差しこむ朝日。
小鳥の鳴き声。
目に映る何もかもが、綺麗で、優しかった。**]
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