人狼物語 執事国


87 風の音・刻の音・ワスレモノ

【発言絞り込み表示中】全員表示はこちら

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了

視点:

全て表示


会社員 ロッカ

ありがとう。
……ひとつだけ、行きたい場所があるんです。

付き合ってくれますか? 
お言葉に甘えて、もう少しだけ。

[微笑んで、合わせた目はゆっくりと窓の外に向く。
薄い潮の香りが漂う方角。
視線の先は、海を示していた。]

(87) 2012/05/06(日) 02:54:54[ギャラリー 「刻」]

会社員 ロッカ

― ギャラリー 「刻」 ―

そう、海。
正確には灯台……灯台の上、なの。

[確認のように問われて、頷く。>>91]

……あっ、
ありがとう。レディーファースト?

[道を空けてくれる動作に、瞬いて言葉を切った。
そう言えば、こういう風にされたのは始めてだ。
女の子扱いが少しくすぐったくもあり、くすくすと笑いながら礼を言う。
刻の扉が閉まる涼やかな音色を聞いたなら、真っ直ぐに海の方角へ。来た道を辿るように。]

(92) 2012/05/06(日) 03:39:41[ギャラリー 「刻」]

会社員 ロッカ

― 海辺/灯台 ―

ここから、上にのぼれるんです。
多分、開いてると思うんだけど―― 開いた。

[階段の前扉が施錠されていないことを確かめると、
とんとんとん、とリズミカルに外部階段を上る。
時折振り返って、手招きしながら。]

昔はこんな色だったのよ ね。
今の真っ白な灯台に慣れちゃうと、びっくりしちゃうな。

……10年前は、灯台守のおじさんにお願いして、
よく此処に登って、海を見てたの。

[階段を上りきると、急に風が強くなる。
小さな灯台だから、展望場は然程広くない。
うーんと伸びをして、省吾が上がり切るのを待った。]

(93) 2012/05/06(日) 03:40:20[ギャラリー 「刻」]

会社員 ロッカ

ね。良い景色でしょ。ちょっとした穴場だったんですよ。考え事やお昼寝に最適で。
……、…、大人の男性には少し狭いかも知れません ね。

[大変そうな省吾を見て瞬いた。記憶より多少は狭いがまだまだ使えると思ってしまうのは、自分が余り成長していないことを認めるようで複雑だ。
手摺沿いにぐるりと廻り、丁度今居た場所の裏側へと歩いて行く。記憶違いでなければ、目的の物がそこにある筈だった。]

………これです。
多分、これが最後の欠片。

[見詰める視線に自らの視線を合わせて、指し示す。
一見おみくじを結ぶかのような形で、手摺に結ばれたもの。
地上からであればハンカチか何かかと見紛うかも知れないそれは、ただの紙片。]

(95) 2012/05/06(日) 06:29:25[ギャラリー 「刻」]

会社員 ロッカ

…一緒に来て頂いてナンなんだけど、
本当にそんな、大層な物じゃなくって ね。

[そっと開いてゆけば、数ブロックに分かれた枠と文字とが印刷された紙だと分かる。
学校や職場でよく使われるごくありふれた中質紙。]

見たことありますか。これ。
………進路用紙。

(96) 2012/05/06(日) 06:30:11[ギャラリー 「刻」]

会社員 ロッカ

何になりたいですかー、高校や大学の展望を自由に描いて下さいって。
…これ、父と母が亡くなってから一週間後が提出期限だったんです。

[第一志望、と書かれた部分に指で触れ、撫でた。
繰り返し、消しては書き、消しては書き。
志望欄が消しゴムで擦れて、灰色に黒ずんでいる。]

――それ で。
少し考えようって思って、此処に結んでおいたの。

本で調べたり、意見聞いたり、色々なことを考えた末に、結局第二志望だけ堅実な進路を書いて提出したんです。第一志望は空白のまま。

[眉下げて、少し困ったように笑う。]

(97) 2012/05/06(日) 06:37:18[ギャラリー 「刻」]

会社員 ロッカ

“刻”に行って、欠片を見つけたから思い出したんです。
ずっと描いてきた夢を、本当の夢を描くことを諦めてしまった日のこと。

だから、

[バッグから取り出したシャープペン。
すらすらと動かして、第一志望を書き綴る。
ウサギに誘われて10年前の世界を垣間見ても、本来の時間は戻せない。
今はもう叶わぬ進路だが、書くことそのものに意味があった。]

………でーきた。
…こうやって、ここを埋めに来たの。

[もう一度掲げ持って、傍らの省吾にも見えるように。
第一志望に確りと文字が刻まれた進路希望用紙を、瞳細め満足げに見詰める。]

(98) 2012/05/06(日) 06:37:33[ギャラリー 「刻」]

会社員 ロッカ

これで私のワスレモノは全部です。

[紙片は折り畳んで元通りに結んでおいた。
未来の筆記具で書かれた文字は直ぐに金色の砂になって零れ落ちてしまったから、過去の自分が目にすることはないけれど。
光の粒が落ちると同時、胸の痞えもすっと落ちてゆく心地がした。]

わたし一人だったら、見付けられなかった。
正直に言うと、此処に来るのもちょっと怖かった、から。

[すうっと潮風を吸い込んで、細く長く吐き出し。
晴れやかな笑顔で、省吾に微笑みかけた。]

省吾さん、…ありがとう。

(99) 2012/05/06(日) 06:39:26[ギャラリー 「刻」]

会社員 ロッカが接続メモを更新しました。(05/06 06:47)
会社員 ロッカが接続メモを更新しました。(05/06 16:20)

会社員 ロッカ

……うん。

[堅実な道を選んでから、幾年月。
写真は趣味として続けては来たが、本気で目指そうとしていた夢は、あの日以来口にすることなく過ごして来た。
夢の破片が風に乗り碧海の波間に紛れるのを見送って、「良かった」という声に首肯した。]

知ってのとおり、こうして平凡な会社員になっているわけ ですけど。でも、後悔はしてないんです。

「刻」に――省吾さんに、出会えましたから。

(111) 2012/05/06(日) 18:52:56[海辺の灯台]

会社員 ロッカ

個展の誘いを貰った時に、夢が またほんの少し動き出したの。

切欠をくれた省吾さんに一緒に来て欲しかった。
聞いて欲しいって思ったのは、わたし なんです。

[最初に画廊に赴いた日と同じように、省吾は自分の一人語りも厭うことなく話を聞いてくれた。知り合ってから長い年月は経っていなくとも、「刻」も省吾と話す時間も、今の自分にとってはほっと出来る場所なのだと。
小さな声で紡ぐそれは、自分で良かったのかという言葉への返答にもなるだろうか。]

(112) 2012/05/06(日) 18:53:54[海辺の灯台]

会社員 ロッカ

[頬を叩く音に瞬きして、それから省吾の言葉を聞く。
省吾が向き合う事を恐れたものを自分は知らない。
それでも、真摯な感謝の言葉を向けられたなら、話に聞き入る真剣な眼差しがほんの少し和らいだ。心がほわりと温かくなる。]

…そっ、 か。
少しでもお役に立てたのなら、嬉しいな。…嬉しい。

[時計の針が進む音。
自分の手元に時計は無いのに、どこかで何かが動く音。]

(113) 2012/05/06(日) 18:54:13[海辺の灯台]

会社員 ロッカ

…―――、

[差し出された手を見詰め、
それからふわりと微笑んだ。]

はい。

[合図のような右手に、自分の小さな手を重ねて。
遠慮がちに、ごく軽く握った。
何となく顔が上げ難くて、灯台の階段に目を向けてしまったけれど。]

(114) 2012/05/06(日) 18:56:44[海辺の灯台]

会社員 ロッカ

……あ

[省吾からのお願いに、ぱちりと瞬く。]

はい、勿論。
あ、だったらこの間紹介したお店、どうですか。青海亭。
わたしこそ、お世話になってるんだから奢らせて下さい。

[とん、とん、と、上ってきた時よりも少し遅めの音を響かせながら、承諾を返した。
戻ることが出来たなら、話すことは幾らでもある。そんな気がした。*]

(122) 2012/05/06(日) 21:45:51[海辺の灯台]

会社員 ロッカ、小父さんに撫でられた。何だか心の琴線に来て…!(ぐすぐす)

2012/05/06(日) 21:55:55

会社員 ロッカが接続メモを更新しました。(05/06 22:21)

会社員 ロッカ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/05/06(日) 22:22:27

会社員 ロッカ

[響き渡る鐘の音。
廻る、世界。

既に経験していても、この感覚は早々慣れるものではない。急な回転から投げ出され、思わずぎゅっと目を瞑ってしまったけれど、今度はもう――大丈夫だと、分かっている。]

……ただーいま。

[白波が“現在”を刻む砂浜で、
見慣れた白亜の灯台を見上げ、瞳細めた**]

(124) 2012/05/06(日) 22:26:42[海辺の灯台]

会社員 ロッカ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/05/06(日) 22:40:21

会社員 ロッカ

― 後日/ギャラリー 刻 ―

いらっしゃい――… あ、菊子ちゃん!

[扉の音に振り返れば、弾んだ声が菊子を迎える。]

来てくれたんだ。ありがとー。
お茶も出すから、ゆっくりして行って ね。
あれから幾つか写真も追加したの。 ……ふふ。ウサギの写真だよ。普通のロップイヤーだけれど。

[声弾ませてお茶を淹れながら、視線はふと菊子に向く。友達とふたり、並んだ背。
固い声で名乗ってくれた出会いの日より、何だか少し大人びたように見えた。**]

(163) 2012/05/06(日) 23:42:43[海辺の灯台]

会社員 ロッカ

― 更に後日/青海亭 ―

チカノちゃんー!来たよー。
…あ、おばさん。お久しぶりです。

[青海亭の入り口を潜り、案内された席につく。
チカノやチカノの母親と二言三言挨拶を交わし、お勧めを聞いて注文を幾つか。
そうして、省吾へと向き直った。]

今日もお疲れ様でした。
……個展ももう直ぐ終わりです、ね。
何だか、色々なことが一度に駆け抜けたような心地。

(165) 2012/05/06(日) 23:44:44[海辺の灯台]

会社員 ロッカ

[あれから、少し慌しかった。
みんなの無事を確認しに奔走して。ほっと安堵するもつかの間、勝手なウサギに対しての盛大な愚痴大会に参加したり。ほんの少し来客の増えた「刻」に日々通い、接客に明け暮れたり。]

この間も言ったけど、今日はわたしがご馳走します。
色々なお礼なんですから。

[じゃんじゃん飲んじゃって良いです!と、相変わらず重い荷物をぽんと叩いた。

「刻」を離れれば、自分の周りは何も変わらない。今も、街の小さな会社でキーボードを叩く日々。

けれど、灯台で燈した新しい夢の欠片は静かに自分に息づいていた。**]

(166) 2012/05/06(日) 23:48:47[海辺の灯台]

会社員 ロッカ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/05/06(日) 23:54:54

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □ フィルタ

生存者 (6)

学生 バク
60回 残4164pt
髪結い ホズミ
42回 残4641pt
会社員 ロッカ
101回 残2322pt
末っ子 キクコ
68回 残3686pt
経営者 ズイハラ
102回 残2142pt
時間屋 ヂグ
30回 残5105pt

犠牲者 (2)

告げ人 アン(2d)
0回 残6000pt
チカノ(4d)
12回 残5645pt

処刑者 (3)

お針子 ビセ(3d)
21回 残5234pt
薬屋 ライデン(4d)
156回 残697pt
研修医 ユウキ(5d)
131回 残1484pt

突然死者 (0)

参観者 (0)

発言種別

通常発言
独り言
囁き/共鳴/念話
死者のうめき

一括操作




SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby
人狼物語 by Momoko Takatori
人狼審問 by kiku2rou
アニマル by monta!
執事国の学生&人々、笑う執事学園、シツジノ学習帳、アンノウン(期間限定) by sebas
だんぼる by Lastname
シベリア by manbou_b