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[そして、デンゴがその世界に帰る時、
その姿が消えるのを見送る。
子どもの世界がどうなるのか、それをきっとその後男が知ることはないけれど…。
振り返れば、
ヨシアキとクルミは並んでそこにいただろう。
その姿には、もう、むしろ穏やかさも湛えて、丁寧にお辞儀をする。]
…まぁ、俺は…やっぱり、頭悪いからさ。
何がどうなったら拙いとか判んねぇから…
また、機会があれば。
守ると決めたもんに命かけるだけ、だな。
残る者に、後悔が無いと、良い。
[光の塊に身体を下から消されていきつつ
ポツリと落とす言葉は
誰に対してのものでもなく――――
けれど]
あ、そうだ、はじ
[ふと 思い出すように添えた言葉は
最後まで紡がれる事は 無かった*]
私も、お二人にお任せして、
自分の世界に帰ります。
ただ、もう少し、ここで、
景色を眺めていてもいいですか?
[そう二人に告げて、
人がいなくなっていった柱と、砕け散った球体と、
彼が消えていった、宙の彼方を見上げた。]
[が、すぐにくしゃりと相好を崩した。
眉が少しだけ下がる]
でもオレ様の世界には、もうオトナはいねーから。
すぐオトナと一緒に生きることにはならねー。
…止まっていた時間は動き出して、
オレ様たちはいずれ子供ではなくなる。
だから――…
オトナと生きるっつーか。
オトナとして生きる、なんだろなー。
ま、どーなるかは、戻ってみねーとわかんねーけど!
なにせ未来は、これから作られてくんだものなっ。
[けらっと笑う。
もう、日記は何も言わない。自分の足で歩くのだから]
/*
わあああ
かみさま が ついに……
そして今まで自重してたけど
やっぱり共鳴いいなああああああああ
(ナカノヒトは無類の共鳴スキーです)
ゼンジのおっちゃんが言う世界は、
オレ様にはよくわかんねーけどさ。
ちっと、セイジのにーちゃんが言ってんのと似てんのかな?
いろんな世界からいいもん集めて作った世界。
全てのいいもんが重なった世界?
[小首を傾げて]
[この世界の神の姿を目の当たりにし、
それがナオの前で弾けるのを見れば
何も口にする事はしないけれど、
ナオに視線は向けたまま]
胸くらいは貸すけど
あんま、俺も時間はねーぞ。
[光の粒のような、塊が既に下半身を消していて**]
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