人狼物語 執事国


101 吹き溜まりの村

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昼間は人間のふりをして、夜に正体を現すという人狼。
その人狼が、この村に紛れ込んでいるという噂が広がった。

村人達は半信半疑ながらも、村はずれの宿に集められることになった。
1人目、供儀 ドロテア がやってきました。
供儀 ドロテアは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。

供儀 ドロテア

……。

身を清めておかなくては。

(0) 2013/01/13(日) 21:09:22

星の巡り音(村建て人)

壊れた船の残骸が乗り上げた古びた桟橋を軋ませながら、大仰な帽子を被った子どもの様な背丈の男が、擦り切れた靴でひょこひょこと歩いて行く。

男の頬は少年の様に丸く、あかく。小さな口はこれから自身は災いの元凶とも言える主人の為に、助手として残酷な大事を成すのだ、と言う喜びを隠しきれず震え歪む。

一見するとあどけなくも見えるラウリの丸い目は、桟橋の先端に置かれた大事──すなわち生贄を閉じ込めた頑丈な檻に近づくと、柵を握り中に居るドロテアをねっとりとした上目で見詰めた。]


──ねえ、知ってますか、ドロテアさん。
貴女がこの朽ち果てた村の最後のおんな「だった」って事。

もうすぐ、僕のあるじが望んだように。
暗く冷たい水の底から、貴女を引き摺り込む化け物が現れます……。

育つ事の出来なかった僕が言うのも可笑しいですけども。
この村には、もう愛も夢も希望も無い。何も生まれないし、何も育たない最果てに成るのです……。


[ニタリ。笑みを浮かべると頬と目尻に走る小皺と崩れる輪郭が、彼が少年では無い事を示す。]

どう、思われますか?

(#0) 2013/01/13(日) 21:11:54

星の巡り音(村建て人)

[――底冷えのする、檻の中。
生贄は、柵の隙間からくろい水面を見ている。

ドロテアと呼ばれた娘が、凍える耳を庇う手を静かに緩めた。]


 随分な臆病者もいたものね
                  …って、思うわ。

[しろい吐息を溢しながらささやく言は、然し未だ凍てつかず。]

(#1) 2013/01/13(日) 21:12:11

星の巡り音(村建て人)

 
 "僕のあるじ"、…そう。


 わざわざ 時計の針を進めなくたって、
 この村はとっくに …さいはてなのに。


 どうして、終わりを待てないのかしら。




 あなたは、どうして?

(#2) 2013/01/13(日) 21:12:35

星の巡り音(村建て人)

[ゆらり。
粘りつく侏儒の視線に、嫌悪と侮蔑を隠さぬ伏目を巡らせる。]


 …まさか、
             今ごろ 絶望したのかしら?
             ラウリ…


[おんなであったことさえない石女(うまずめ)が
僅か、…ほんのわずかだけ、彼に一瞥をくれた。]

(#3) 2013/01/13(日) 21:12:48

星の巡り音(村建て人)

[小さな男の顔は、石の様に揺らがぬ相手の応えに、凍り掛けの鞭で打たれた様に歪む。]


ぼ、ぼ、僕の、
仕えるしか無かった惨めな人生等、
ど、うでも良いでしょう……?

檻に食事を運ぶのも、もうお終いなんです。強がっても、貴女も、僕もお終いなんです……。
お終いなんですから……ッ!


[干からびたパンを一切れ、檻の中にねじ込んで落とすと、ラウリは贄のおんなとは目を合わさぬ様に、桟橋を軋ませて後ずさった。]

(#4) 2013/01/13(日) 21:13:32

星の巡り音(村建て人)


 ……

[少しの沈黙。捻り上げるような侏儒の語尾。
…生贄は問いを重ねない。柵の隙間へねじ込まれる、たべもの]


 弱者としてさえ、…半人前なのね。 


[ コトリ と、音。某かの感情滲むつぶやきが落ちて―――― ]

(#5) 2013/01/13(日) 21:13:51

星の巡り音(村建て人)

[お終い、と繰り返すおとこが距離を取る挙動を見せるや否や
生贄は、がばと這って檻の内に落とされたパンへと飛びつく。

咥内に広がるのは、香りのとんだ小麦と雑穀の味。
噛み切れないもどかしさに首を振る。漏れる唸り声。]


                      〜〜…ッ …、ううっ

["お終い"にくすねることも出来たはずのパンへ、生贄は夢中で。]

(#6) 2013/01/13(日) 21:14:06

星の巡り音(村建て人)


[―――― 痩せた髪から、萎れた花がひとつ 落ちる。

干からびて固いパンに犬歯を立てて両手でねじると、
 ぶちッ 、と歯根か顎でも傷めそうな音が*した*。]

(#7) 2013/01/13(日) 21:14:20

星の巡り音(村建て人)

[背けても記憶している視線の色。耐え難い沈黙。
少し離れても、硬い物が食い千切られる音が、奇妙に生々しく響いた。]


そんな
目、で……。

あ、あ、あ、貴女の
そ、その凍った沼みたいな目ともッ
暗過ぎて死にたくなる様な、この村ともッ
おさらば出来るのです、よ!


[呪われた者達が海からやってくる前に、小屋に戻ろうとラウリが陸を見た時、波にうたれた桟橋がまたギシリ音を立てた。]

(#8) 2013/01/13(日) 21:15:03

星の巡り音(村建て人)

[ラウリは生贄の檻を、真っ暗な海を──振り返る。]


            あ


[おとこの短い脚が桟橋の板の欠けた踏み外した。あっけなく水に落ちる、小柄な身体**。]

(#9) 2013/01/13(日) 21:17:47

星の巡り音(村建て人)







       『── 吹き溜まりの村 ──』

(#10) 2013/01/14(月) 11:25:01

2人目、腹心 ボディル がやってきました。
腹心 ボディルは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。

腹心 ボディル

[朽ちた大きな流木に凭れ 浅く数多く息をする
男は桟橋の先に置かれた檻を見つめていた
広がる暗く冷たい海の奥にはつめたい魔物がいる
識らぬも感じるは血に 否    腹の奥に。

白い息吐き痩身に添わぬ大きな上着の前を寄せ
黒い手袋を着けた手で逆の肩を擦り寒気ひとつ
これからの冬を越すには―――薄すぎる]



[じゃり…]

[微かに何かを擦るよなにぶく硬質な音がなった]

(1) 2013/01/14(月) 12:57:49

腹心 ボディルが接続メモを更新しました。(01/14 12:59)

【独】 腹心 ボディル

/*

さらりと
一番乗りです。

よろしくお願いいたします!!

(-0) 2013/01/14(月) 13:02:43

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生存者 (2)

軽業師 レーメフト
44回 残10633pt
死刑執行人 サンテリ
58回 残10111pt

犠牲者 (3)

供儀 ドロテア(2d)
0回 残12000pt
腹心 ボディル(3d)
41回 残10856pt
若衆頭 エリッキ(4d)
30回 残11082pt

処刑者 (3)

夜警 ヘイノ(3d)
37回 残10567pt
鳥葬僧 ハーコン(4d)
18回 残11472pt
学者 ニルス(5d)
25回 残11146pt

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