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サンテリさん、薬瓶って、自殺するの?
で、走っていったの?
ご、ごめん、いったい、何がしたいのか、よくわからないけど、
怪物さん、いろいろ謎のまますぎた。
どうしようかなぁ。
[海霧を撒いて振りかざされる斧、
さて、その執行人が口に咥えていた薬剤は、何か。
狂人の男は、しばし、それを不思議そうにみやり、疾駆していく男を眺めた。]
―…もしや、人間でありたかった魔物ですかな?
まさか、なれば笑止。
わかりませんが…。
さて……絶望から放たれることを救いと仮定すれば、苦痛伴う生からの開放を示す死は救いに置き換えられるのかね。
しかし、死しても呪いは生きる。
[生きているのか死んでいるのか、
どこぞから聞こえる死を支配することへの、執着。]
……ああ、だが、そうか。
そうか。
[狂人の呟きに、男は吐息を零す。
酷く、熱い。血の滾るような昂揚]
……愉悦もないとは、
ああ、実に勿体ないことだ。
いまだ私が夢想に留める欲を、
存分に満たしているというのに。
死儀に対する執着の何が悪しき事か?
[何もかもが行き詰まった吹き溜まりの村。
何かに執着、そう何かを支配する事に執着しなければ
生きていけない過酷な環境]
それに執着して何が悪い。生きて逝く糧を求めただけの私を殺した人間は、
呪 わ れ ろ
[僧らしからぬ悪態]
[こちらに駆けて、その執行人は斧を振るうか。
狂人は、その斧の行方、妨げることはないが。]
―…ほう、
貴方は、魔物になりたかったのですかな?
[学者のつぶやきには、興味を覚え、
もう少し聞こうとするけれど、さて、彼は無事か。]
[ぎりと柄を握った両の手に、筋の浮く。
奇しくもその凶器は、水底より来るといわれる魔物と同じく水底より引き上げられた物だった。
ずる、と重量のある鈍器を振りあげれば、
男は幾度となく望んだ光景を思い描く。
儀式でもなく、慈悲などなく、
救済も、そう何の意味さえもなく。
ただ、己の悦楽の為に他者の命を奪う。
ひび割れた眼鏡の下、男の表情は知れず]
私は人だよ、人を殺すのは人だろう。
[ただ欲の滲む熱い息を零す口元は、蕩けた笑みの形であった*]
なるほど、
君は人ですか。
そして、彼は、魔物。
実に楽しい。
[ひょろりとした男は、ぐるりと首をまわす。
そして、学者が鈍器を振り上げ、斧が疾駆すてくるにんげんとまものの戦いを。]
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しかし、お題1は無理です。
キリングできなかった。
キリングできるのっていったら、
ハーコンかヘイノ。
すごくしたかったけど、もう、されてた、うん。無理、ごめんでした。
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