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学生服とは、なにやら生地が薄う思われますな。
モダーンとはこういうものでございましょうか。
のう…そこのおねえさま。
…おや、言ってしまわれた。
[無言で去るアンに気分を悪くしたふうでもなく、少女は微笑を浮かべてかぶりを振ると、宿屋の一画にテントを張り始めた。]
良いではありませんか。
夜露がしのげるならば、わたくしはどこででも…
それに、あやかしなどと昔話のような戯れ言。
[イマリに応じる声はまた笑い声混じりで、まるで深刻さを感じない口調。そこに転がり込んできたバクに、なにやら目を輝かせていた。]
なんとモダーンな召し物。
これが、ふぁあというものなのですか?
[怪我の具合も封書も目に入らぬ様子で。**]
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だいじょうぶ。
ネタネタしくても空気と雰囲気とフインキは読んでる。
チカノはやれば出来る子!
…が、
もっとしゃべりたい(うずうず
なんとかわいいおおかみ。…もっふもふではありませんか。
[少女は、慈しむようにそのもっふもふをいじくりまわしながら]
あやかしという人狼がこのもっふもふならば、
わたくしなにも厭うことなどありはしません。なんとモダーンな…
もっふもふ…
[そう言って少年の衣装をなでくりまわしているうちに。]
は…。あなた、どなた?
あら。ざんねん。
[言葉尻に笑うのが癖かのように、屈託げもなくまた笑う。残念なのは、帽子を奪い返されたことか、それとも人狼ではないことか。]
バク…夫。バク夫殿ね?
わたくしチカノ。近場で野宿するなんてってお父様が怒るから。
家名を汚さぬように通り名ですのよ。
あ。テントの事は、女将さんには内緒にしてくださる?
[内緒にしようもない、広間の隅の黄色いテントを誇らしげに見やる。]
…それではバク夫殿。
わたくし、テントの中を整えないとなりませんから。
[名残惜しげにもう一度もっふもふの手触りを楽しんだ後]
覗いてはなりませんよ?バク夫殿。女のテントは宇宙ですの。
覗いたら…怪我して火傷して後悔しますわ。
[そう言い置いて、もそもそとテントの中に入っていった。**]
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喉がないって初めての経験…
なんというもどかしさ!
ご利用は計画的に!
むじんくんはいずこに!わたくしののいとしいむじんくん!
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玄関の男衆のとこ行って、
しおらしくお辞儀でもしてみせて、
開口一番に、どちらがあやかしさま?貴殿かしら?
とか言いいたかったのに(じたばた
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