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ご、ごめんなさい、急いでて……!
[ぶつかった拍子に蓋が外れて、飛び出した中身は
タオルやハンガーなどの日用品。
…は店を出るときに、屋台に並べる雑貨ではなく、
店に並べるはずの日用品を入れた箱を持って
出ていたようで。]
いやだ…持ってくるもの間違えてる…。
[せっせと拾ってくれる男を横目に、…は足元に
散らばった商品を見て絶望した。]
[呆然とすること数秒、男から声をかけられただろうか。
はっとして…も一緒に商品を拾って箱に戻す。]
あ、ミ、ミハイルさん…?
ごめんなさい、大丈夫です、ひとりで出来ますっ
[ぶつかった男が誰かを確認して、あわあわと
余計に慌てだす。
外国人で、役人で、普段は無口なミハイルに、
…はほんの少しだけ苦手意識を持っていた。
怒られてしまうのではと萎縮しながら、
兎に角適当に箱の中へと商品を入れた。]
そ、そんな…!
お手を煩わせる程ではないので大丈夫です…。
[ミハイルの手伝いの申し出を遠回りに断るのは、
触るなと言いたいわけではないが、
そういうそぶりに見えてしまっただろうか。
テンパっている…には、そこに気が回っていない]
他の屋台……。
あ、ですよね、はは、出遅れちゃいました……。
[ミハイルの真意には気づかずに愛想笑いを返す。
道の真ん中でそんなやり取りをしていると
櫓のほうから大きな歓声が聞こえてきた>>200。]
あぁああー……。
[もう火が付いたのだろうか、…の落胆は増す。
ここまで来たら今年は完全に諦めた方が良いかもしれない。]
そういえば10人確定したのよね。
私のC狂人が……
男キャラにハニートラップしかけたかったんだ…!出来れば占われた上で!
いっそ狼来い!
と言っても狼設定は何も考えていない。
ううーん?
クレストふみさんか?
ト書き的にはクレストがふみさんで、ミハイルがもちさんなんだけど。
クレスト:ふみさん
ミハイル:もちさん
マティアス:まゆねこさん
ニルス:そらたかさん(仮)
かしら。
あの……ミハイルさん、お仕事中でしたか?
お邪魔してごめんなさいね…。
[響く歓声を背景に…はしゅんと肩を落としてミハイルへ
謝罪を口にする。
どうしてもっと早くに準備しておかなかったのだろうと、
今更の自己嫌悪。
毎年ギリギリでも何とかなっていたからと油断して
高を括っていたが、完全にアテが外れてしまった。
お酒が入っているうちは比較的軽く考えていたが、
素面の今では少々現実を重く受け止めていた。]
屋台…ほかりっぱなしも良くないし、
私はそろそろ行かないと……。
[落としたものをすべて拾い集めれば…は
立ち上がって屋台がある方へと向かう。
ぺたんこ屋台は流石に雰囲気を壊してしまうだろう。
せめて片付け位はしておかなければ。
ミハイルはどうしただろうか、
見回りに戻るのか着いてくるのか。
着いてくるなら…は緊張をしたまま歩いただろう。
何か会話があれば声を上擦らせて言葉を返したに違いない]
─湖畔・屋台─
あ、あら……。
[手伝いに来てくれるといったイルマや
ユノラフはいただろうか。
昼のうちには骨組みしか置いていなかった屋台は、
隣の屋台の主人のご厚意によりいくらか形が出来ていたようだ。
しかも屋台に並べる雑貨もここに置いてある。
ユノラフに頼んでいた物が確かに届いていたらしいが、
その時の事はぼんやりとしか思い出せない]
………なんだか至れり尽くせりだわ…。
[あとは雑貨を並べるだけの状態に、
いつの間に私はお姫様になったのかしら。
これなら急ぐ必要も無かったわ……と、
無償のご厚意に失礼な事を思ったが、胸中に留めた]
[ユフンヌスの本番は明日だが、前夜の盛り上がりから
参加する為に来た観光客の姿がそこかしこに見える。
雑貨売りの屋台にもいくらか客が入ってくるようになり、…も対応をする]
はい、ようこそいらっしゃいませ。
旅とお祭りの記念にどうぞ。
[慣れた風に接客をこなせばその内に、
…の元へと酒を持ってくるものも現れる。
せっかく持ってきてくれたのだから
飲まないと失礼だろう。]
キッピス!
[グラスを掲げて、乾杯の声をぶつける。
1,2杯であれば接客には支障はでないため
セーブしながらお酒を飲んだ]**
せっかく飴をもらったので全部使いきりたかったけどちょっと難しかった。
あと3,4発言くらい詰め込んで頑張ればいけたかしら……。
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