人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

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926号室の住人 ロッカ

「昨日、アンタさんの絵を描いたよ
そうやって煙草吸ってる姿を、
かみさまが見守ってる絵をなァ」

[おじさまの言葉に、わたしは何度かまばたきしました
この人は、かみさまを知っているのでしょうか

ううん、違います
かみさまのおともだちではないと思います
たぶん、ですが

だから、きっと、想像で描いてくれたのでしょう
それでも、嬉しいと思いました]

それは、ありがとうございます。素敵ですね。
見てみたいなぁ。

[自然と、顔が緩んでしまいます
わたしはへにゃりと笑いました]

(20) 2013/12/23(月) 15:43:16[屋上]

926号室の住人 ロッカ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/23(月) 15:47:37

塗装工 ゾウサク、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/23(月) 15:50:05

塗装工 ゾウサク

[少しばかり驚いたお嬢さんの様子に
勝手にモデルにしただなんて、気持ち悪いと、
そう思われてしまっただろうかと首を捻る。

けれど、そういうわけではなかったらしい。
続く言葉に、此方もお嬢さんのように
頬を緩ませて、笑った]

 ああ、今度持って来るなァ
 そんなに上手いもんではないんだが…、

[人に見せる程の腕前でもないけれど
なんとなく、彼女に見せたいと感じたのは何故だろう。

何時でも「かみさま」は見守っているんだよ、
そう伝えたかったのかもしれない。

幾許かの言葉をお嬢さんと交わし
最期の煙草を終えて、屋上を後にした。]

(21) 2013/12/23(月) 15:55:42[屋上]

塗装工 ゾウサク

優しさに包まれて

[寒かった屋上と異なり、
休憩室は暖かさに満ちている。

ここでの午睡は既に日課になりつつあった。
特に今日は、人の気配を一切感じず
心地良く微睡に沈めそうだった。

うつら、うつら。

夢の中には、皆が居る。
幸福な、夢の中。


眠ったまま、男は起き上がることはなかった。
脳内出血を起こしたまま、数日を送っていたのだった。

苦しむ事無く逝った男の表情は
微笑んでいるかのように、優しいものだった**]

(22) 2013/12/23(月) 15:56:45[休憩室]

塗装工 ゾウサクが接続メモを更新しました。(12/23 15:56)

塗装工 ゾウサク、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/23(月) 15:57:45

926号室の住人 ロッカ

楽しみに、してますね。

[年上のひとは、わたしは好きです
かみさまも、わたしより、ずっと年が上の人でした
頬を緩ませたおじさまの事も、わたしはかかえていきたいなぁと思いました
けれど、そういえば、わたしはこの人の名前を知らないのです]

おじさま、お名前訊いても、いいですか?
わたし、ロッカって言います。
むっつの、花で、ロッカ。

[わたしは、おじさまに名前を訊ねました*]

(23) 2013/12/23(月) 16:39:31[屋上]

926号室の住人 ロッカ

[部屋に戻ったわたしは、病院の服から着替えました
真っ白なワンピースです
かみさまが贈ってくれたもの。
かみさまが、似合うと言ってくれたもの。

それから、日記帳のさいごの方に、手紙を書きました
ひろくんと、傷のにいさまと、ねえさまふたりと。
さわださんと、かつみさんと、そがさんと。
みつおじさまと、わしおじさまと、けんくんと。

それから、それから。]

(24) 2013/12/23(月) 16:40:08[屋上]

926号室の住人 ロッカ

[手紙を書き終わったわたしは、部屋にぽつんとある椅子に座りました
かみさまが、最期に座っていた椅子です
かみさまは、どんな気持ちでここに座っていたのでしょう
わたしみたいな気持ちだったのでしょうか

首には、クルミさんからもらったマフラーを巻きました
ポケットには、ハイライトの箱がふたつ

すっかり夜になった頃、部屋の扉が開きました
入って来たのは、かつみさんと、そがさんでした]

(25) 2013/12/23(月) 16:40:15[屋上]

926号室の住人 ロッカ

[かつみさんは、わたしがお願いしたものをちゃんと持ってきてくれました

ひとつは、チオペンタール、
わたしを眠らせてくれるものです

もうひとつは、塩化カリウムとスクシニルコリンの混合液、

舌を噛みそうになるような難しい名前ですが、これらは絶対に忘れられるはずがないのでした

だって、これらがかみさまの心臓を止めたのです。

その時は、わたしは憎くて仕方ありませんでした
けれど、今は違います
少し、愛しいとさえ思います
だって、同じ方法で、かみさまのところへ送ってくれるはずなのですから。]

(26) 2013/12/23(月) 16:41:43[926号室]

926号室の住人 ロッカ

[わたしはその二つを間違えないように準備して、それから、自分の左腕に注射器を刺します
失敗はしません、かみさまの腕に刺したのも、わたしでした

それから、椅子に座ります
あの時のかみさまと、ほとんど同じです
違うのは、ここにいる人の数。]

(27) 2013/12/23(月) 16:42:23[926号室]

926号室の住人 ロッカ

[かつみさんは、ウィスキーをわたしに差し出しました
最期だから、わたしはそれを頂くことにしました

お酒はあんまり強くないけれど、かみさまが飲んでいたから、わたしも飲んでいたのです

それを飲み干して、わたしはスイッチに手を伸ばしました
かつみさんも、そがさんも、黙って見ていてくれます]

(28) 2013/12/23(月) 16:42:28[926号室]

926号室の住人 ロッカ

[タナトロン。

点滴にも似たこの装置は、そんな名前なのでした

わたしはこの装置の名前の由来を知らないけど、きっとぜろくんは知ってるのかなと思います]

(29) 2013/12/23(月) 16:42:45[926号室]

926号室の住人 ロッカ

‥‥ありがとう、ございました。

[わたしは笑って、二人にお別れを言いました
それから、目を閉じてスイッチを押します
慌ただしく部屋の扉が開いたのは、そのすこし後でした]

(30) 2013/12/23(月) 16:43:01[926号室]

926号室の住人 ロッカ

[あぁ、わたしを呼ぶ声が聞こえます
この声は、ひろくんです
傷のにいさまもいるみたい
どうしているんだろう、不思議です
わたしは何も言ってなかったのに。

でも、嬉しいと思いました
最期に傍にいてくれるなんて。]

(31) 2013/12/23(月) 16:43:11[926号室]

926号室の住人 ロッカ

ひろくん‥‥ごめん、ね。
みんな、も、日記、見て、ね。

[みんなが何かを言っているけれど、わたしにはわかりません

近くにいるのに、触れられるほど近くにいるのに、遠くに聞こえるのです
わたしの言葉は、届いたのでしょうか
届いていたらいいな。

かみさまも、こんな感じだったのでしょうか
まるで、わたしが風になって、あちらこちらへ散って行くような、そんな感じがしました]

(32) 2013/12/23(月) 16:43:19[926号室]

926号室の住人 ロッカ

[頬に暖かいものが触れて、わたしは少しだけ目を開けました
泣いています、ひろくんも、傷のにいさまも
かつみさんと、そがさんは、ぼやけて見えなかったけれど、泣いていたのでしょうか

わたしの事を、覚えていてくれたら、それだけでいいやと思いました
わたしも、あなたたちの事、覚えているから。

窓の外を見ると、星が流れるのが見えました
あぁ、なんて綺麗。]

(33) 2013/12/23(月) 16:43:38[926号室]

926号室の住人 ロッカ

(―――ロッカ、)

[声が聞こえました
わたしがずっと聞きたくて仕方のない声です
かみさまの、あの、声です

ひろくんたちの後ろに、かみさまがいるように見えました

伸ばされた手が、わたしの頭を撫でてくれたような気がしました]

(34) 2013/12/23(月) 16:45:10[926号室]

926号室の住人 ロッカ

―――、さ、ん、

  [ あのね。


             わたしね。  ]

(35) 2013/12/23(月) 16:45:32[926号室]

926号室の住人 ロッカ

―――――の、――――――に、

                  なり、た、い。

(36) 2013/12/23(月) 16:45:47[926号室]

926号室の住人 ロッカ

[わたしのことばに、かみさまはわらいました。
そうして、叶えてやると、そういいました。

わたしはうれしくて、わらいました。
かみさまに、てをのばします。

こんどは、ちゃんとだきしめてくれました。
ゆめじゃあありません。

わたしは、しあわせでした。**]

(37) 2013/12/23(月) 16:46:21[926号室]

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