人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

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塗装工 ゾウサクは、ダイイングメッセージを記入しました。
『娘たちと 女房に

逢えますように』
塗装工 ゾウサクが接続メモを更新しました。(12/23 14:39)

塗装工 ゾウサク

暁闇

[夜が明ける少し前、男はゴミ捨ての為に外に出た。
キンと冷え切った空気の中、闇空の元には未だ星が巡り。

星座に疎いので、「オリオン座はどれかなァ」なんて
探す事にも時間が掛かる。

不意、右から左へと確かな筋を描いて
流れ星が見えた]

 綺麗、だァ……

[願いなんて、唱える間もなく
流れ星は掻き消えた]

(7) 2013/12/23(月) 14:40:40[夜空の下]

塗装工 ゾウサク

[今日も、母の意識は戻らなかった。
このまま逝ってしまうのだろうか。
けれど、苦しまずに逝けるならば
それも、悪くはないのかもしれない。

人は歳を取れば、必ずや死ぬのだ。
それに抗う事は出来ないし
抗う事で苦しみを覚えるくらいなら、と。

けれど、それは自分が決める事ではない。
母が決める事だ。
母が、まだ生きたいと思うのならば――]

(8) 2013/12/23(月) 14:48:44[病院内]

塗装工 ゾウサク

[握っていた母の手に、その指先に
微かに力を感じ取る。

 『生きていたい』

その意思を伝えてくるようだった]

(9) 2013/12/23(月) 14:49:26[病院内]

塗装工 ゾウサク

 かァか……、そうかァ
 元気に、なれよォ……

[「苦しまずに逝けるなら」なんて
そう思った自分を恥じた。

母はまだ、生きる事を望んでいるのだ]

(10) 2013/12/23(月) 14:49:39[病院内]

塗装工 ゾウサク

[母を元気づけ、自分もまた元気を分けて貰い。

集中治療室を後にした男は、階段を懸命に昇って
屋上へと向かう。]

 ……ふう、こりゃしんどい、な

 運動不足なんて、昔は……、

[仕事が忙しかった頃は
毎日、筋肉痛になるほど身体を動かしていたから
こんな風に、足腰が悲鳴を上げることもなかった。

そして、こんな風に頭痛に悩む事も――
ずきり、走る痛みに蟀谷を押さえ
軋む扉を、ゆっくりと開く]

(11) 2013/12/23(月) 14:56:49[屋上]

塗装工 ゾウサク

屋上

[潰れたパッケージを取り出す。
最後の煙草だった。

食料はなんとか持つけれど
煙草を買える金はない。
いよいよ、何かを売って捻出しなければ――

ぼんやりとそう馳せながら
最期の煙草に、火を点けた]

(12) 2013/12/23(月) 14:59:32[屋上]

塗装工 ゾウサク

[今日の空は昨日と異なり、いつもの白い空だった。
紫煙はゆらりと揺れながら
空に焦がれるように昇りゆく。

ふと、屋上の扉の開く音が聞こえ
周囲を見回すと――

隅の方に佇む女性の姿があった]

 お嬢ちゃん、久し振りだなァ
 元気かい?

[蟀谷を揉みつつ、ゆっくりと煙を味わい
何時もの調子で、声を掛けた]

(16) 2013/12/23(月) 15:27:07[屋上]

塗装工 ゾウサク

 こんにちは

 昨日、アンタさんの絵を描いたよ
 そうやって煙草吸ってる姿を、
 かみさまが見守ってる絵をなァ

[屈託なく笑いながら、昨日の絵を思い出す。
写生したわけではないので、少し乙女チックな
漫画染みた絵になってしまったけれど]

(19) 2013/12/23(月) 15:37:14[屋上]

塗装工 ゾウサク、926号室の住人 ロッカへ、七つ星の煙草の煙が流れていった。 [飴]

2013/12/23(月) 15:38:21

塗装工 ゾウサク、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/23(月) 15:41:32

塗装工 ゾウサク、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/23(月) 15:50:05

塗装工 ゾウサク

[少しばかり驚いたお嬢さんの様子に
勝手にモデルにしただなんて、気持ち悪いと、
そう思われてしまっただろうかと首を捻る。

けれど、そういうわけではなかったらしい。
続く言葉に、此方もお嬢さんのように
頬を緩ませて、笑った]

 ああ、今度持って来るなァ
 そんなに上手いもんではないんだが…、

[人に見せる程の腕前でもないけれど
なんとなく、彼女に見せたいと感じたのは何故だろう。

何時でも「かみさま」は見守っているんだよ、
そう伝えたかったのかもしれない。

幾許かの言葉をお嬢さんと交わし
最期の煙草を終えて、屋上を後にした。]

(21) 2013/12/23(月) 15:55:42[屋上]

塗装工 ゾウサク

優しさに包まれて

[寒かった屋上と異なり、
休憩室は暖かさに満ちている。

ここでの午睡は既に日課になりつつあった。
特に今日は、人の気配を一切感じず
心地良く微睡に沈めそうだった。

うつら、うつら。

夢の中には、皆が居る。
幸福な、夢の中。


眠ったまま、男は起き上がることはなかった。
脳内出血を起こしたまま、数日を送っていたのだった。

苦しむ事無く逝った男の表情は
微笑んでいるかのように、優しいものだった**]

(22) 2013/12/23(月) 15:56:45[休憩室]

塗装工 ゾウサクが接続メモを更新しました。(12/23 15:56)
塗装工 ゾウサクが「時間を進める」を選択しました。

塗装工 ゾウサク、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/23(月) 15:57:45

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