人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

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外科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/19 19:16)

外科医 ユウキ

[献血にご協力ください。
そんな張り紙を読みながら、少し冷めた珈琲を啜る。

若者は貧血気味で、献血を行った事が無い。
こう言う張り紙を見て、人は献血をしようと思うのだろうか。
無いよりはまし、と言う事なのだろうか。
それにしても、もう少し興味を引く張り紙でも良いと思う。]

 ドリンクバー付き、軽食も提供されます
 ほんの五分でお腹いっぱい

[怪しいバイトみたいだな。
自分で口にしてみて、何か違うと思った。]

(9) 2013/12/19(木) 19:26:47[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ

[自分の呟きが、木霊して帰ってきたのか。
いや、にしても声が若いか。
首を傾げながら顔をあげると、人影があった。

聞かれたか?
ああ、聞かれたろうね。
だから、木霊したのだものね。
苦笑いを浮かべながら、小さく手を振った。]

 やぁ、どうした
 君もジュースを飲みに来たのかい?

[誤魔化す手段が思い浮かばなかった。]

 

(20) 2013/12/19(木) 22:59:21[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ

[苦笑いついでに、辺りを見回す。
丁度こちらに近づいて来る老女の姿があり。
若者は、彼女が下げる頭に合わせてお辞儀をする。]

 いえ、その後お加減はいかがですか

[お世話になっております。
お加減はいかがですか。
いつでも、どの患者とでも、行われるやりとり。

彼女と自分とは、孫ほど歳が違うと言うのに。
それでも、先生なのだろうか。]

 ぼけてるように、ですか?
 一般にいう、ボケ、と言う奴はですね
 言ってみれば、人より多くの時間眠っているような物なのですよ
 子供が寝ぼけて、枕を抱いて歩き回る
 それと同じような状態なんです
 ですから、意識がはっきりしている間はなんの変りもありません
 医者にかかる時のように、ある程度緊張を伴う場では見られないのですよ

(21) 2013/12/19(木) 23:07:10[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ


 医者の目から、と言うと可笑しいですが
 私の目から見れば、今の貴女はしっかりしていらっしゃいます

 立派な淑女でいらっしゃいますよ

[若者は立ち上がると、淑女と少女に椅子を勧めた。]

 どうぞ、お二人のレディ
 飲み物、飲みませんか?
 御馳走させて頂きますよ

(23) 2013/12/19(木) 23:10:53[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ


 そうかい、節約してるのかい
 とても偉いね

[200円って、それで何を買えと言うんだ。
まぁ、親御さんがお世話を焼いて下さるのだろうし、個人で持つお金はそのくらいで大丈夫なのだろうか?
小さな少女に笑顔を見せながら、若者は考えた。]

 何か飲みたいかい?
 お兄さんが御馳走するよ
 賢いレディには敬意を払わないとね

(24) 2013/12/19(木) 23:13:56[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ


 そうかい、るりちゃんはジュースが好きかい
 オレンジだね、待ってて

[コインを投入して、自販機でオレンジジュースを買う。
甘くて酸っぱい、と言うのはどう言う意味だろう。
このオレンジ、酸っぱかったろうか。
まぁ、好きだと言うのだから良いだろう。]

 はいどうぞ、オレンジジュース

[少女に差し出すオレンジ色の缶。
子供が笑うと言うのは、無条件に可愛らしいものだ。]

(30) 2013/12/19(木) 23:38:14[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ


 手術?
 そうかい、喜んでくれたなら良かったよ

[えっと、この子は何の患者だったか。
外科手術なら、話は来ているだろうし。
帰ってから、カルテを確認すればいいか。
ルリと言う少女、と言う情報だけでもカルテくらい見つけられるだろう。
最悪、ナースに聞けばいいさ。]

 お兄さんはね、手術をする先生なんだよ
 君の手術をするのかは、わからないけれど
 手術は、怖いかい?

[缶を開けずに撫でている少女。
その様子を見ながら、笑顔で語りかける。]

(36) 2013/12/20(金) 00:10:54[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ


 そう、お星様に
 良い事だね、きっと叶えてくれるさ
 良い子にしてたら、きっとね

[潜めようとしたであろう声に、答える。
少しだけ小さな声で、彼女に習って。
もっとも、内緒話にするつもりもない。
きっと、近くにいる者には聞こえるだろうけど。]

 そっか、爆弾か
 壊れる前に、とっちゃわないとね

[一度下がった顔に、疑問符が浮かんだ。
けれど、再び上がる顔は、笑顔のままで。]

(48) 2013/12/20(金) 00:48:11[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ


 ああ、急がなくていいからね
 ゆっくり飲みなさい

 無くなったら、またおいで
 良い子にしてたら、また買ってあげよう
 結城先生は何処ですか、って聞くんだよ

[ありがとう、と言われれば悪い気はしない。
笑顔で見送る事にしよう。
それから、あとでカルテは確認しよう。
忘れないように、しっかりしないと。]

(49) 2013/12/20(金) 00:50:33[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ


 お星様もきっと、ルリちゃんを大好きだよ
 うん、またね

[戻っていく少女の後ろ姿を見送る。
老女はどうしたろうか。
若者は今暫くここにいよう。
何故なら、珈琲をまだ飲んでいないから。]

(58) 2013/12/20(金) 01:05:41[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ

[珈琲を啜る。
珈琲の何が美味しいのか、と聞かれた事がある。
苦いだけじゃないか、そう言われる。

一体何が美味しいのか。
答えよう、わからない。

煙草や酒のように習慣性がある。
それだけの物のような気もする。]

 珈琲は、お好きですか?

[老女がまだそこに居たなら、そのような事を聞いてみたかもしれない。]

(67) 2013/12/20(金) 01:38:49[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ

[そうしていた頃、ふと妙な仕草をしている男性が目にとまった。
こちらに手を合わせて、何やら祈っている風である。
何かを呟いているようだが、声までは拾う事は出来なかった。]

 …―――?

[少しだけ、考えた。
けれど、大体の察しはつく。
男性は私服のようであるから、お見舞いの方なのだろう。
そして、神でも仏でもなく、白衣を着ただけの若造に祈る事など一つしかない。
入院されている方の事であろう。]

(68) 2013/12/20(金) 01:43:04[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ

[こんな時、任せて下さいだとか、必ず治して見せますだとか。
そんな言葉が口から出るのなら、どんなに良い事だろうか。
そしてそれがいつも実行出来るのなら、どれだけ英雄的で、どれだけ気持ちのいい事だろうか。

去っていく男性に、小さく頭を下げた。

他のどの場所より、死の溢れる場所が病院だ。
戦場を除けば、世界で一番人の死ぬ場所だ。
初めの頃は、救えなかった命を想い涙もでた。
遺族の涙に、心を痛めた。
だが、暫くするとそれもなくなった。]

 …―――

[命を救おうと、医者になったはずなのに。
志は刻まれる時計の音に混じって、感情は時の渦に埋もれた。
いずれ必ず追いつかれる、鬼ごっこ。
逃げる者をいくら助けた気でいても、再び訪れたその人はもう捕まっている。]

(69) 2013/12/20(金) 01:55:51[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ

[自分の存在意義を、忘れまい。
そう思い続けてきたけれど、それはきっと不可能な事で。
神の決めた定めから、逃れる術などありはしないのだ。

等しく、平等に、訪れる未来。
ならばせめて、出来るだけ苦しくないように。
出来るだけ、安らかに。
最後に作る顔が、泣き顔でないように。
それが自分の仕事なのだと、若者は思うようになっていた。]

 ふぅ

[だから、拝まれるような者ではないのです。
心の中でそう思ったけれど、口には出せなかった。
院内には、患者がいるのだから。
医者の弱音は、絶対に表には出せないのだ。]

(70) 2013/12/20(金) 02:03:16[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキは、ダイイングメッセージを記入しました。
『最後の顔が泣き顔だなんて、悲しいでしょ…―――?』

外科医 ユウキ

[幸せな人生ばかりでは、きっと無いのだから。
苦しい事、悲しい事、いっぱいあるだろうから。
さっきの少女、ルリと言ったか。
あの子のように少しでも、笑ってくれる人がいたのなら。
医者の存在意義は、あるという物だ。]

 お店のキャベツが腐ってる
 きゃー、別のにしてー

[・・・そうじゃない。
そういうんじゃない。
*苦笑いが浮かんだ*]

(71) 2013/12/20(金) 02:10:29[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/20 02:10)

外科医 ユウキ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/20(金) 02:12:55

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