人狼物語 執事国


15 狂い咲きの村

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【墓】 移民 ヌイ

あは、あははははは!
[込み上げる笑いに男は涙をにじませた]

滑稽だな“ヌイ”。
これがお前の望んだ、終わりなのか?
逃げた先に何か見えたか?
[ひとしきり笑うと、ぱたりと真顔になった]
終わらないと知りながら、逃げたのは俺だろう。

[周りを見渡すと、そこに広がるのは*闇また闇*]

(+0) 2007/11/21(水) 03:32:44

【墓】 隊商 ロッカ

[桜の下の人影が2つに増えたことに気がつかぬまま、...はそっと窓辺を離れる。]

……。
[だいぶ落ち着いたのか、涙はもう出なかった。天井を見上げて、吐いた息が白い。]

(+1) 2007/11/21(水) 14:23:38

【墓】 隊商 ロッカ

[暖房の前でしゃがみこんでマッチを擦る。]

幻が見えたりしないかな。
これが消えたら…。
[外国の御伽噺を思い出して、苦笑する。火を入れるとその前に横になってゆるゆると意識を手放した]

(+2) 2007/11/21(水) 14:27:23

【墓】 隊商 ロッカ

人狼がくるよ。

[真夜中。突如、風の音と共に窓が開く。舞い込んできた冷気に...は体を起こす]

一つ目の魂。
狂い咲くは魂。
黄泉に捧げては死を。

[聞こえた声は男のものか、女のものか、それとも自分の声だろうか]

(+3) 2007/11/21(水) 14:35:00

【墓】 隊商 ロッカ

な、に。…やっ…!
[風が鳴く。窓から吹き込んできた大量の花びらに目を閉じる。耳を塞ぐように手で顔を庇う。]

やだ…なに、これっ!
[夢か。現実か。風が止む頃、家屋に人影は*なかった*]

(+4) 2007/11/21(水) 14:45:07

【墓】 移民 ヌイ

[どこからか、微かに音が聞こえる。
さ迷い歩くうちに、ほの明るい場所にたどり着いた。
見下ろしたそこには、視界いっぱいに桜が咲き乱れていた]

ああ。
[男は、かつてはあんなにも恐れていたはずの桜を、死して初めてうつくしいと思った]

(+5) 2007/11/21(水) 17:37:05

【墓】 移民 ヌイ

[座り込み、片膝を抱えた]

……、……
[歌も声も思い出せない。
喉は、ひゅうと鳴るばかり。
男は目を閉じて、*耳をすます*]

(+6) 2007/11/21(水) 17:53:10

【墓】 隊商 ロッカ

[気がつくと何もない場所に立っていた。上と下さえも見分けが付かなかった。じっと耳を澄ますが物音も聞こえない]

…ここは?
[一歩踏み出すと足元に波紋が広がった]

(+7) 2007/11/21(水) 20:59:32

【墓】 移民 ヌイ

[ちりつくような音がする。
男の目からは、涙がぽろりと零れていた]

なぜ?

[それが生ぬるく頬を伝う感触もなければ、手の甲に落ちる感覚もありはしない]

(+8) 2007/11/21(水) 21:28:19

【墓】 学生 ヨシアキ

[ふぅわり、ふわり。上も下も右も左もない世界。

自分が何者かさえ思い出せない中、覚えているのは、切ない気持ち]

俺は何を見てしまったのか。
知らなければよかったのか。
それでも知ってしまったからには…

(+9) 2007/11/21(水) 21:44:29

【墓】 学生 ヨシアキ

[ふぅわりふわり。遠くで薄ら白く輝いているものがある。
近寄ってみると、それは桜吹雪。

桜舞う向こうに、懐かしく感じる人たちがいる。

少女の悲しげな声に、胸がずきりと痛む。
傍らに行って慰めたくても、できるわけもなく。
届かない手を彼女に向けて伸ばした]

(+10) 2007/11/21(水) 21:45:53

【墓】 門番 ノギ

[くいくい、と体が引っ張られる。まだこのまどろみを楽しんでいたかったが、呼ばれているような気がしてうっすらと目を開く。と、こちらを見つめている女性の視線とぶつかった]

……こんにちは。
お帰りなさい、いや、ただいま、かな。

[そんな言葉が口をついて出た。自分が誰なのかも、ここがどこなのかもわからないままに]

(+11) 2007/11/21(水) 22:05:45

【墓】 家政婦 エビコ

おかえりなさい。
[ただいま、と言われれば、そう答えるのだろうと思い、にっこりと返した。すると、はじめに感じた懐かしいような気持ちが、どんどん膨らんできて胸がいっぱいになる]
えぇと。
[何か言い返そうと思いをめぐらせた時、ふと。
この、同じ闇に息づくたましいが、また、増えたような感覚を覚えた]

(+12) 2007/11/21(水) 22:27:11

【墓】 移民 ヌイ

[ポケットに手を入れて、中身を取り出す。
華が二輪咲くクリスタルは、砂のように崩れ去った。
安堵が滲む顔でからっぽになった掌を見ていたが、しばらくすると立ち上がり辺りをさ迷いだす]

おまえは――。
[ヨシアキの姿を見つけると、にやりと笑った]
呪詛返しされたか?

(+13) 2007/11/21(水) 22:51:44

【墓】 門番 ノギ

>>+12
[えぇと、そう言って言葉を捜すエビコの様子に自分と同じなのだ、と思い至る。『言葉が見つからない時にはね――』教えてくれたのは誰だっただろう、...はただ思い出したその言葉に従った]

はい。

[エビコをぎゅうと抱きしめると、ひとつ、ふたつ、静かに息をついた]

(+14) 2007/11/21(水) 23:00:03

【墓】 学生 ヨシアキ

>>+13
[後ろから男の声がする]
お前は…
[だんだん思い出していく。この男の事は知っている。

呪詛返しとの言葉に、言葉を詰まらせた]

ああ…そうなんだろうな…[ぽつり、返事を返す]

(+15) 2007/11/21(水) 23:05:38

【墓】 移民 ヌイ

>>+15
貴様は、呪符をかざすべき相手を間違えていた。
俺を呪い殺せなかったあげくに――。
[愉快だとでもいいたげに、笑みを浮かべた]

まったく、期待外れだ。

(+16) 2007/11/21(水) 23:11:30

【墓】 学生 ヨシアキ

[彼女の様子が見えるたびに、感情がぐるぐると回る。
言うな、言うなと心の中で叫びながら。
ヌイの言葉も耳に入らずに]

俺は…俺はどうすればよかったんだよ!
こんな力…なければよかった…
[抑えきれずに、涙を流す]

(+17) 2007/11/21(水) 23:17:21

【墓】 家政婦 エビコ

>>+14
[不意に抱きしめられたので、びっくりして息をのむ。けれどもそれは、すぐに安堵に変わっていった。何も言葉を交わさなくても、全てが繋がっていく気がした。自分の思いを伝えるように、そっと背中に手を回して抱きしめ返す]
ありがとう。ごめんなさい。
[ようやく、それだけ告げる]

(+18) 2007/11/21(水) 23:17:55

【墓】 移民 ヌイ

[どこか遠い世界のようなそこで、“ナオ”が笑っている。
つられて男も笑い出す]

傑作だ。
[目を細め、女達の動向を見守っている]

(+19) 2007/11/21(水) 23:24:45

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