人狼物語 執事国


15 狂い咲きの村

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【赤】 学生 ナオ

[内なる声は告げる。]

私は"あなた"よ?ナオ…。
あなたが私を目覚めさせたの…。このさくらの咲く地に来てしまったから。
だから、あなたにはわたしの渇きを潤す役目があるの?お分かり?

今からあなたはその姿で人の目を欺いて、"私達"に一晩に一人ずつ贄を差し出さなければならないわ。目覚めさせてしまった代償に。村の伝承に従って――

[にたりと口嗤う声に、ナオは抵抗の声すら上げられない。]

(*8) 2007/11/18(日) 17:55:42

【赤】 学生 ナオ

「代償って…まさか、あなたはっ…」

[先程目を奪われた本の内容を、ナオは思い出す。風の声が聞こえると、村人の身体が切り刻まれる。それはいつしか獣の名前として人々に言い伝えられたという。
その名は――]

「じん…ろう?」

ふふっ、ご名答。そうよ。私は人狼。人の恐怖を好み喰らう者。そしてあなたに宿りしものよ?あははっ!
あなたも不運よねぇ?学校のレポートなのか知らないけど、こんな場所を選んだ為に――あははっ!
[頭に響く高笑い。ナオは泣きそうになりながら俯く。]

(*10) 2007/11/18(日) 18:03:00

学生 ナオ

>>252 ヌイ
そうよねぇ。薬屋さんだもん。多分大丈夫よね?
[何の根拠も無いが、大いに納得して]

雪は…止まないのかな…。
[わたしは外を再び眺める。そして送ってくれるというヨシアキくんに、わたしは素直に頷いて]

あ、うん!お願いしようかな?ほら、イエティとか人攫いが昨日襲撃してきたし…。遭難しても怖いから。
じゃぁ、行く時は声を掛けてね?わたし、防寒の準備をしてくる!
[奥の部屋へと防寒着を取りに*向かった。*]

(255) 2007/11/18(日) 18:07:13

【赤】 学生 ナオ

「わたしは…あなたの命に従わなきゃいけないの?」

[縋るように自身に問い掛けた言葉は、あっさりと一蹴される。自身の呪われた身体に、ナオは唇を噛んだ。]

あぁ、そうそう。間違っても自殺とかしようって考えるんじゃないよ?人狼ってのはわたし一人だけじゃないんだから。あんたが死んでも他の奴が狩をする。だからあんたが死んでも解決にはならない。ククッ…

[ナオの思考を見透かしたように、内なる声は指摘する。どうする事もできない自分に歯痒さを感じながら。]

(*12) 2007/11/18(日) 18:13:33

【赤】 学生 ナオ

さぁて、あんたとお喋りするのはこれでお終い。
今からあんたの身体は私が乗っ取らせてもらうよ?アハハハハっ!
あんたの意識を残しておいて、折角の獲物を取り逃がしたくはないからね?ふふふっ…

[囁かれる声に、ナオは必死で抵抗するも霞む意識に成す術はなく。ただ最後に呟いたのはもう一人の仲間を問う言葉。]

(*13) 2007/11/18(日) 18:19:48

【赤】 学生 ナオ

知ってどうするのか解らないけど、でも答えてあげる。
もう一人の仲間はね、今、あなたの目の前に…

[そう言って近くに居たヌイの姿を指差す。]

いる人よ?

[果してナオの目にその姿は*見えただろうか?*]

(*14) 2007/11/18(日) 18:20:05

【赤】 学生 ナオ

[目が醒める。
ちりりん ちりりん 鈴の音が
ちりりん ちりりん わたしを呼ぶ。]

人と向かい合うときのわたしって…嫌い。
だって母さまみたいな醜い口調になるんだもの。

[程無くしてわたしは目を覚ます。乗っ取ったのは少女の身体。制服と呼ばれる着物は風を通し、少し寒い。]

(*16) 2007/11/18(日) 20:42:20

【赤】 学生 ナオ

あ。そう言えば男の子が"わたし"を待っていてくれているんだっけ。急がないと心配されちゃって…近付かれたらわたし…きっと渇きを癒さずにはいられない。

[そう呟いて。わたしはすぐさま否定するように首を振る。]

だめ…。彼は今は【まだ】だめ…。
もう少し見定めてからじゃないと…だめ――

(*17) 2007/11/18(日) 20:43:00

【赤】 学生 ナオ

[わたしは自分に言い聞かせるように呟いて。近くにあった防寒着を来て外に向かう。
立ち去り際、視線が合った"彼"を一瞬だけ見つめて――]

… … … …――

[口許から零れたのは笑み?それとも新たな*狩の合図*?]

(*18) 2007/11/18(日) 20:46:33

学生 ナオ

[奥に行って防寒着を借り、そして呼びに来てくれたヨシアキくんとわたしは吹雪の中を歩き、お互いの借家へと急ぐ。]

あ、あったあった。よかったぁ無事で。

[風に煽られながらも何とか中に入って荷物をもつ。
持ってきた荷物は大した物はない。それを小脇に抱えて再びナオユキくんと管理棟を目指す。]

ねぇ…さくらの木って…ううん、なんでもない

[途中吹雪の中、わたしは本の中に出てきたさくらについて彼に尋ねようとしたかも知れない。]

(291) 2007/11/18(日) 21:56:42

学生 ナオ、管理棟の入り口まで来て*力尽きた*

2007/11/18(日) 22:22:55

学生 ナオ

[気が付くと、わたしは管理棟の中に居た。温かい空気と優しい布団の感触にゆっくりと目を開け辺りを見渡す。そして記憶を反芻する。ヨシアキくんとさくらの話をしようとして…強い突風に見舞われて…]

はぐれちゃった…。っ!ヨシアキくんは!!

[わたしは勢いよく布団から起き上がって叫ぶ。傍にいてくれたホズミさんがわたしの声で驚く。]

あ…ごめんなさいホズミさん、びっくりさせちゃったりして…。あのっ…ヨシアキくんは…?

[勢いよく起き上がった所為か、頭がふらふらする。それに何だか熱っぽいような気が。
でもわたしはヨシアキくんの安否が気になり、ホズミさんに問い詰めるように尋ねていた。]

(364) 2007/11/18(日) 23:42:27

学生 ナオ

>>367 ホズミ
[ホズミさんはわたしを宥めるように額に手を当てる。
冷たくて気持ちいい。
思わず目を伏せてしまう。]

熱…?薬って…あの薬屋さんの…?
ノギさんって…人攫いさんの事…?だったらだいじょうぶなの…かな?

[身体が熱くてだるくて。わたしはホズミさんに質問するだけで息切れがした。自分で紡いだ言葉に少し矛盾は感じたけど、気にする余裕すらなかった。
そんな姿を見るに見かねたのか、ホズミさんはわたしを優しく布団に寝かしつける。ぽんぽんと叩く掛け布団越しからの振動が安堵を呼んだ。]

(372) 2007/11/18(日) 23:56:10

学生 ナオ、遠くでエビコさんの声が聞こえたような気がした。

2007/11/18(日) 23:58:15

学生 ナオ

>>374 エビコ
[エビコさんの微笑が霞んではいるけど見える。
声は何処か夢心地に響くけど、でも言っていることははっきり聞こえた。]

よかった…ヨシアキくんが…無事で…。

[ほっと胸を撫で下ろす。吐き出した息は自分でも解る位熱かった。]

(378) 2007/11/19(月) 00:05:13

学生 ナオ

>>381 ホズミ
あ、はい。荷物はそれだけです。

[横に置かれた鞄。入っているのはレポート用紙と数日分の着替えのみ。]

着替えは…大丈夫できます。

[手伝ってもらうのも悪い気がするのでこくりと頷く。]

(386) 2007/11/19(月) 00:15:14

学生 ナオ

[遠慮がちに頷いていると、ホズミさんが見るに見かねて着替えを手伝ってくれた。
わたしはあっという間にパジャマ姿になり、当のホズミさんは脱いだ服を畳んでくれている]

ありがとう…ホズミさん。

[わたしは礼を言うのが精一杯で。ぽふりと布団に身を沈めた]

(395) 2007/11/19(月) 00:30:16

学生 ナオ

>>397 ホズミ
はい、今日はおとなしく寝ます。
明日には…お薬効いてよくなるといいです。レポートも書かなきゃいけないし…。
無理は…さすがにしません。

[遭難しかけたと言う言葉に身震いをして。わたしはホズミさんの言葉に素直に頷いた。]

(401) 2007/11/19(月) 00:45:41

学生 ナオ

[ホズミさんに頭をなでられていると、入り口からヨシアキくんの声が聞こえた。]

あ、はい。大丈夫…です。どうぞ?

[返事をしたけど、気恥ずかしさと申し訳無い気持ちで、わたしは布団をぎゅっと上に上げた。]

(406) 2007/11/19(月) 00:54:00

学生 ナオ

[静かに入ってくるヨシアキくんに、わたしは申し訳ない気持ちでいっぱいになり]

ううん、気にしないで?
わたしのほうこそ…ごめん。はぐれちゃったりして。
ヨシアキくんはその…大丈夫だった?熱とか…上がってない?

[何とか起き上がった身体で、彼を心配そうに見つめた。]

(410) 2007/11/19(月) 01:00:43

学生 ナオ、髪結い ホズミにおでこをくっつけられたヨシアキを心配そうに見た

2007/11/19(月) 01:05:19

学生 ナオ

>>417 ヨシアキ
ほんとに?ほんとに大丈夫なの?

[ホズミさんの言葉が耳に残って。わたしはヨシアキ君をじっと見つめずには居られない。]

うん…今日はゆっくり休む。心配してくれて…ありがとう。ヨシアキくんも…ゆっくり休んでね?

[彼の大丈夫は強がりかも知れないけど。でもそれを問い詰めたからって彼の容態もわたしの容態も悲しいかな良くなる訳じゃない。

今のわたしに出来るのは、促されるままこくりと頷き、ホズミさんに何か耳打ちされて口をパクパクさせているヨシアキくんを不思議そうに見つめるだけだった。]

(426) 2007/11/19(月) 01:19:43

学生 ナオ

[慌てて出て行くヨシアキくんに、ますますわたしは申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら]

うん、ありがとう。ヨシアキくん。
あなたもゆっくり休んで?

[彼の後姿を静かに見送って。横になるホズミさんには]

風邪、引かないようにしてくださいね?

[声を掛けてわたしも眠りに*落ちた*]

(428) 2007/11/19(月) 01:22:57

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