人狼物語 執事国


151 藤色酔夢

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美大生 ロッカ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2014/05/04(日) 00:21:27

美大生 ロッカ

[真昼さんが付き添っていても、辛そうな写真の子(>>0)。
苦しげに、だけど何かを確実に訴えかけるように。(>>2)
見上げた視線の先を追うと、枯れかけた藤木に辿り着いたから。

わたしは、不思議なことばすら疑問に思わず。
ただ、彼を見守っていた。]


……、


[風は、花藤を散らし。
咲かない、咲けない八重藤をちらつかせる。
藤木を目の前に。自分の無力さを痛感しながら、ただ立ち尽くしていると――]

(17) 2014/05/04(日) 20:06:08[藤林]

美大生 ロッカ



 えっ…掬子、さん?


[突然現れた、先ほど別れたばかりの姿。
名前を呼ばれたなら、振り返り行く末を見守る。

二足歩行のうさぎは、鍵と螺子を探せと言っていた。
けれど、掬子さんは、探さない方がいいのでは、と言っていた。
そのふたつの相反する答えが、この藤木にまつわることならば。

――わたしは一体…、どうすればいいのでしょうか。] 

(18) 2014/05/04(日) 20:06:22[藤林]

美大生 ロッカ

[けれど。
わたしの迷いは、あとから訪れた花嫁さんによって解消されます。

いさぎよく、啖呵を切るお姿に。
鍵と螺子が揃ったとおっしゃる姿に。


わたしはなぜか。
なぜでしょう。

胸が苦しくなるような想いと共に。
少しだけ嬉しさを、感じてしまうのです。]

(19) 2014/05/04(日) 20:15:00[藤林]

美大生 ロッカ

[掬子さんが仰っていた、咲くことを恐れる花。

もし――、
もし、その花がこの目の前の花藤のお気持ちならば。

鍵と螺子を抱えたのが、この方たちならば。
きっと、きっと。もう、大丈夫。
そんな気がしてならないのは。]


 わたしの…、自分勝手な、思い込みでしょうか。

(20) 2014/05/04(日) 20:15:39[藤林]

美大生 ロッカ


[とつぜん現れた、きれいなきれいな花嫁さん。
彼女が現れたと同時に、放った言葉を合図に(>>15)]


 あ、あの…うさぎ?


[二足歩行の、真昼さん曰くウサ公が。

      ててん

皆の前に姿を現して。

組み合わされる、螺子と鍵。
時計の音は、十二の音を鳴らして。

未来をつむぐ。それはどんな未来(さき)?]

(53) 2014/05/05(月) 00:58:48[藤林]

美大生 ロッカ

[疑問に思うわたしに聞こえたのは。]


 ――…樹木…医?


[聞き覚えのある言葉に、少し耳慣れない声(>>40)。
振り返ってうつるその人に。]

 
 えっ……


[どうしてでしょう。
初めて会うはずなのに。
ずっと前、八重藤の陰に隠れて見つめていた幼い記憶が重なるのは。]

(54) 2014/05/05(月) 00:59:05[藤林]

美大生 ロッカ


 ――は、…い。


[名前を呼ばれて(>>52)。
わたしは小さく返事をして。

再会のあいさつを投げかけられたら。]


 とも…ゆき…くん。
 ほんとう…に? ほん、もの?


[わたしは居ても立ってもいられなくなって。
人目もはばからず、彼の許に駆け出していくのです*]

(55) 2014/05/05(月) 00:59:44[藤林]

美大生 ロッカ

 ほん…、もの?
 


[差し出された手を(>>56)、恐る恐る握って。
夢ではないことを、確認します。]


 ほんとうに…ともゆきくん、だ…。


[こんな場所だからこそ。
不安は確信に変わって。]

(57) 2014/05/05(月) 12:12:26[藤林]

美大生 ロッカ

[忘れていた想い。
わすれていた、やくそく。
実家の、枯れかけた八重藤。
迷い込んだ藤の林。

――そして、目の前の咲けない、咲かない藤木…。]


 あ、あのね。こんな場所だけどわたしね。
 ともゆきくんに再会したら、言おうと思っていたことが、あるの。
 


[もし、これが運命のいたずらだったとしても。
藤の花の影響を受けて、逢えたのだったら。

藤の花言葉は、「恋に酔う」。
なら、酔った振りをしてでも。
わたし、言わなきゃいけない。]

(58) 2014/05/05(月) 12:13:09[藤林]

美大生 ロッカ

[久々に握るともゆきくんの手は大きくて。
でも、温かさは変わらない。

伸びた身長。
空を見上げるように。視線を上げたなら。
藤木の若葉の緑色が見えて。
あぁ、この方も頑張ったのなら。
わたしも、がんばらないとと。
近況より、なにより先に伝えたかった。]


 あのね、わたし…ずっとずっと、
 友幸さんのことが――


[だって、この場所を出てしまったら。
また会えないような気が、したから。]


 …好き、なの。

(60) 2014/05/05(月) 12:40:27[藤林]

美大生 ロッカ

 わたしが。その…友幸さんを…
 す、き…


[とつぜんの告白。
驚かせてしまっても、無理はないと思う。
だって、わたしたちが最後に会ったのは、まだ小学生の頃。
そんな好きかどうかなんて。
…まだお菓子の好みのような捉え方の頃だから。

訊ね返されて。同じように返して。
ふたたび、口にする好きの文字は。
恥かしさに霞んでいくけれど――]

(64) 2014/05/05(月) 13:39:07[藤林]

美大生 ロッカ


 実は…な、に――っひゃっ?!



[友幸さんからの答えに。
いやな予感がよぎって。
そうだよね、うん。きっと好きな子、いるよね。

叶わない恋に泣かないように。堪えようとしたとき。
急にバランスを崩した友幸さんに引き寄せられ、胸へ顔を埋めてしまう。
耳許で鳴る、鼓動がはやい。

これは、わたしのはやさ?
……それとも、友幸さんのはやさ?]

(65) 2014/05/05(月) 13:39:36[藤林]

美大生 ロッカ

 あ、あのっ…ごめんなさい。おもわず顔を――…


[本当は、ずっとこうしていたいけれど。
好きじゃない子に抱きつかれているのは、きっといやだよね?

慌てて身を離そうとして、気付く。
回された腕が。ほどかれないことに。
見下ろす友幸さんの頬が、なぜか紅いことに。
そして――]


 ……えっ、先にって…なんの、こと?


[囁かれた言葉の真意に。
どうしても、あまい夢を見てしまいたくなるの。]

(66) 2014/05/05(月) 13:40:31[藤林]

美大生 ロッカ

[言いよどまれて、ひととき。
大きな体に包まれているから、わたしは友幸さんしか見えなくて。
簡単には口に出来ない事情なんて知らなくて。

ただ、彼ばかりを見上げていた。
不安と期待の入りまじる視線で。

でも、それもすぐにおしまいが近づく。
身を屈めて耳許に寄せられた友幸さんの口から。
少しだけ引き寄せられるように抱きしめられた腕から。]



 ………ほんとう、に?
 

[伝えられた想いは、夢じゃなくて。
でも、夢かもしれないと思って。
頬をつねってみたら。]

(68) 2014/05/05(月) 14:25:54[藤林]

美大生 ロッカ

 夢じゃ…ないの?


[ちゃんと痛くて。
おどろいたまま、わたしは友幸さんを見つめて。
また、尋ねてしまっていて。]


 「夢じゃ、ないよ」


[わたしの問い掛けに。代わりに答えたのは――]


 え? ――…杏奈、ちゃん?


[どこか、聞き覚えのある声に。
友幸さんの横から顔を覗かせると。
おさない面影が残る、見知った顔がもう一つ。]

(70) 2014/05/05(月) 14:26:51[藤林]

美大生 ロッカ

 友幸さんは、むかしも今も変わらず――…


[まじめ、と言おうとしたけれど。
再会した、もう一人の大切なおともだち。(>>74)

軽口を叩き合う兄妹に、懐かしさと羨ましさと半分ずつの気持ちで眺めながら。]


 わぁ! やっぱり杏奈ちゃんだ。
 すっかり大きくなっちゃって美人さんになったね。


[はじまった恋よりも。
いまはちょっと友情を深めたくて。
友幸さんの視線に苦笑しながらも、わたしは。

杏奈ちゃんと手を取り、再開できたことを喜び合うのです。]

(75) 2014/05/05(月) 14:52:29[藤林]

美大生 ロッカ

[同性同士だから、聞きたいことは簡単に聞けて教え合える。
何気ない会話で、実は同じところに住んでいたこと。
友幸さんはおじちゃまのお仕事を手伝っているという事。
今は、わたしがいつも通っている公園の、植物園に通っているという事。
身体が大きくてあちこちにぶつかっているという事。]


 え、じゃぁいつも公園を横切っているのは――…?


[わたしも、学校に行っている事。
建築デザインを学んでいる事を伝えて。
ひとり、藤木を見上げる友幸さんを見上げた。]


 じゃぁ…わたしたち、案外近くにいたんだ。


[だけど、藤の花の訴えが、迷いが無ければ。
きっとずっと気付かなかった事。]

(78) 2014/05/05(月) 15:18:41[藤林]

美大生 ロッカ

[お互いおどろいた様に。
視線がかち合って。]


 勿体ないだなんて…
 はい、勿体なかった、ですね。


[もっと早く逢えていたら。
時間と運命のいたずらに、ちょっと悔やむ友幸さんが愛おしくて。

わたしは、彼を見上げたまま何とも言えない嬉しさで、微笑むのです。]


 はい、これからはいつでも。
 逢えます。
 杏奈ちゃんとも、お喋りできますね。


[そう、近くにいると知ったから。]

(81) 2014/05/05(月) 15:50:46[藤林]

美大生 ロッカ


 あ、でも…友幸さん、わたしの実家には行かれるのですか?


[花つきの悪い八重藤。この藤木の影響があるのかしら。
樹木医を目指し始めた友幸さんは、と。
尋ねずにはいられないのです。]

(82) 2014/05/05(月) 15:50:55[藤林]

美大生 ロッカ

[お兄さんより早く返事をする杏奈さんに、失笑して(>>83)。]


 うん、わたしも逢いたいから。


[不思議な空間では、まだ表示がおかしな状態だろうから。
約束を交わして。]


 実は実家の八重藤のことを知ったの、この場所についてからなの。
 あ、でも連休なら――…


[向こうでもあえるかな。
お仕事だって判っているけど。
逢いたい気持ちは募ってしまって。]

(85) 2014/05/05(月) 16:27:04[藤林]

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生存者 (5)

美大生 ロッカ
167回 残3097pt
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152回 残4185pt
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37回 残7834pt
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109回 残5978pt

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樹木医見習い トモユキ(3d)
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