人狼物語 執事国


155 六月燈の思い出屋

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作家 フユキ

[ばらけた学習帳を揃えなおしながら
何気なくつけくわえるのは――――]


 … 神社の、宝物殿。
 きょうは まだ開いているらしいよ。

[掠め取った対価に見合う『思い出』の在処。]

(15) 2014/07/12(土) 21:01:27

作家 フユキ

[拝観者の多い今夜は、国宝の刀剣について
熱く語ってくれる中年の学芸員がいるだろう。


調子よく ひと懐こく もちもちと笑う男は、

参道でテキ屋をしていた若い時分の客の面影も
忘れ得ず―― 懐かしむに*違いないのだ*。]

(16) 2014/07/12(土) 21:06:59

迷い子 バク

フユキさん、ですか。

[冬木さんなのか冬樹さんなのか或いは別の字をあてるのか。
まずは明日、ここを離れる前に、書店に行って探してみよう。]

僕は、獏と言います。

[夢を食べる動物の、そう付け加えた。]

(17) 2014/07/12(土) 21:11:06[回想と現在の行き来]

迷い子 バク

へえ、宝物殿が?

[切れ長な目をぱちりと見開いた。
一瞬脳裏に所謂海賊の宝箱めいた図が浮かんでしまう。]

(18) 2014/07/12(土) 21:47:40[回想と現在の行き来]

迷い子 バク

[諸々、短い間の好意に礼を言って、教えてもらった所に向かいかけ]

あ、赤べこ。

[フユキの手にある学習帳の表紙に目が止まった。]

僕の実家にもあるんですよ、赤べこ。
父が小さい頃、祖父に買ってもらったらしくて。

[描かれた父の故郷の民芸品は、夜目にも鮮やかな赤。]

失礼します。

(19) 2014/07/12(土) 21:53:32[回想と現在の行き来]

迷い子 バク

[人の行き交う参道を、少し急ぎ足で歩く。

ほどなく、仄かな灯籠の明かりに、それらしい建物が見えてきた。**]

(20) 2014/07/12(土) 23:33:03

作家 フユキ

[作家は、どこか得心のいった響きで
若者と交わしたその名を反芻する。]

 夢を食べる、獏か。

[思い出屋の噂も、文字にした過去も、

みんなみんな喰われて消化され
彼の日常という現実に昇華され――]

 うん。

(21) 2014/07/13(日) 20:04:56

作家 フユキ



[眼鏡のつるに伸ばしかけていた、
作家の指がふと虚空にとどまる。]

(22) 2014/07/13(日) 20:13:36

作家 フユキ

 こちらこそ礼を言うよ、獏。 

[作家が落とした視線の先は、
上にきていた赤べこの表紙。]

 次の旅先が、決まったようだ。

(23) 2014/07/13(日) 20:14:58

作家 フユキ

[作家は、離れ行く若者を見送る。

件のご婦人はどうしていたろうか。
アツタハズノオモヒデを想うまま、
罫線のないノートを渡された彼女は。

肩が触れ合うほどもない緩い雑踏は、しかし
些細な不思議を共有した人々を見失わせる。]

(24) 2014/07/13(日) 20:24:48

作家 フユキ

[前日の降灰は、カバンの底や
眼鏡の蝶番の隙間へ僅かに残る。


書店の片隅には少ない部数ながら
不行 後家(フユキ・ノーチェ)の
旅情サスペンスシリーズが並ぶし、

この現代日本に、思い出屋のうわさも
地方を問わずいまだに*途切れない*。]

(25) 2014/07/13(日) 20:40:40

迷い子 バク

こんばんわ。まだお時間大丈夫ですか?

[実物大なのだろうか、日本刀らしい大きな写真が額の中に納められている。
蛍光灯の白い明かりに、笑みを含んだ顔の男性がその脇あたりに立っていた。]

「ええ、大丈夫です」

[答えた男は、おや、という表情でこちらを見返している。]

(26) 2014/07/13(日) 21:03:49

迷い子 バク

あの、何か?

[腕章を巻いている、職員らしき小父さんの顔には、こちらも何となく見覚えがあるのだが。]

「今日は一人でここにおいでですか?」

はい?
ええ、僕一人です が ……。
[異な事を言う。]

(27) 2014/07/13(日) 21:14:17

迷い子 バク

「はあはあ、なるほど確かに、あなたまだお若いですからなあ。」

[張りのある声─例えば夜店の呼び込みあたりにうってつけな─は、言葉を続ける。]

「──二十年くらい前から何年か、テキ屋をやってましてな。
毎年この日に店を出してたんですが、

──いたんですよ」

……いた、って

誰が?何が?いたんですか?

(28) 2014/07/13(日) 21:26:39

迷い子 バク

「いたんです、きれいな奥さんとかわいらしい坊やを連れたお客さんが。

──あなたによく似た方でね」


…………。

(29) 2014/07/13(日) 21:30:15

迷い子 バク

……変な事を聞きますけど、

そのお客さん、写真なんかとってませんでしたか?

[赤ん坊を抱いて、白黒の写真を]

「……ううん。」

[福々しい顔の眉間に、微かに皺を寄せ──]

いやあ、確かもう夜だったんですよ。


──ああ、でも持ってきてはいたかな、写真。

(30) 2014/07/13(日) 21:38:33

迷い子 バク

  持ってきてた?写真をですか?


「ええ、奥さんが、『よく似てる親子よねえ』って、写真と旦那さんや坊やとを見比べて感心してましたよ。あと、──」

[しばし記憶をたどるように、言葉がとぎれ]

「──『親父さんと一緒に、この祭りを見てるんだな、僕は。思い出せたら、懐かしいだろうなぁ』

確かそんな風におっしゃってましたよ」

(31) 2014/07/13(日) 21:51:20

迷い子 バク

[入り口の方から、人の話し声─新しく来た入場者であろう─が聞こえてきた。]

じゃあ、僕はこれで。

[4〜5人の年配の見物客が入ってきたのを潮時に、一礼して立ち去る。]

(32) 2014/07/13(日) 22:01:30

迷い子 バク

──『思い出せたら、懐かしい』か。


[父の父─つまり祖父─も早くに亡くなったと聞いている。
父と自分、同じよう事を考えて同じ事をしていたのだなあ

そんな感慨を覚えた。]

(33) 2014/07/13(日) 22:11:08

迷い子 バク

[宿に戻ったなら、もう一度あの写真を見直してみよう
そして、(恐らく、だが)父を抱いた四十数年前の祖父に、はじめましてと言ってみようか─そんな事を思う。]

でも、もう少しだけ──

[射的にお面、風車にリンゴ飴
アセチレンランプの明かりの集まる方へ、灯籠に薄く照らされた参道を*歩いていった*]

(34) 2014/07/13(日) 22:21:20

迷い子 バク、列車の中、トラベルミステリーを開く。

2014/07/13(日) 23:00:00

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生存者 (1)

作家 フユキ
28回 残21449pt

犠牲者 (2)

餅肌 ネギヤ(2d)
1回 残22200pt
迷い子 バク(3d)
29回 残21371pt

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髪結い ホズミ(3d)
0回 残22220pt

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