人狼物語 執事国


157 家出少女の電車内

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人足 ギンスイ

[無言のまま、男は待った。
無表情にじっと少女を見つめて。
握りつぶした箱も気にする様子もなく、見返していた。

少女の目に映る自分の影が小さく見える。
その中の自分は行く先も分からないようで。

男が小学生にもならないうち、
親に連れて行ってもらった夏祭りで迷子になった。
自分は、泣いていたときもこんな目をしていただろうか。]

(19) 2014/08/05(火) 02:17:51[後方座席]

人足 ギンスイ

[「おすそ分け、です!」

思い切って口を開けた少女は、そう言った。
つられたわけでもないが、今度は男が口をぽかんと開けた。]

(20) 2014/08/05(火) 02:18:04[後方座席]

【鳴】 人足 ギンスイ

[……ひっどい挨拶。

思ったが、言葉にはしなかった。
まだ続く台詞が、あるようだったから。]

(=8) 2014/08/05(火) 02:18:16

人足 ギンスイ

[好きな飴をわざわざ手渡しに来たのか。
しかし、なんで俺に。

言いたいことはあったが、強く結ばれた拳を見て飲み込む。

電車の速度は緩やかになっていく。
男の、まだ降りる必要のない駅が近付いてくる。

一瞬だけ窓の外から光が差して、男は瞬いた。
しばらくしてから開けた目には、
日光を浴び小さな自信を備えたように見える、少女の姿。]

(21) 2014/08/05(火) 02:18:27[後方座席]

人足 ギンスイ

ん。

[言葉を聞き終わると、男は少し目を細め
箱を持っていない方の手を軽く差し出した。
指を開かせてやる必要はないだろう。

少女にもそれくらいの自尊心や、都合や、
あるいは強さだってあるはずだから。]

…………あんがと。

[そう言ってしまえば、少女も渡さざるを得まい。
その後押しは、意地悪でもあり、大人としての助け舟でもあった。
飴がてのひらに落ちてくるのを、男は待った。
力仕事をしている、大人の男のてのひらだった。]

(22) 2014/08/05(火) 02:18:39[後方座席]

【鳴】 人足 ギンスイ

[少女は身体にそぐわぬ大きさのリュックサックを持っている、
男はそう見ていた。
だから少女の事情を想像も、いくらかはできた。
しかし、男に説得または説教などする予定はない。
自分には関係ないという、男本来の突き放しもある。
それどころではないのだという、男の事情もある。

それよりも、この電車に乗って一山越える体験をすることが、
長い目で見れば少女にも必要なのだろう、
それくらいの理解を示す気分になったのだ。

ふっと、小さく笑う。
表情は隠しきれるものではなく、皮肉げに見えたかもしれない。]

(=9) 2014/08/05(火) 02:18:52

【独】 人足 ギンスイ

/*
結局いい人になりそうで困った。
ルリちゃん可愛いもんね。頭を撫でたい。
だがお兄さんがそんなことやったら犯罪です。
ポルテさんもお店に招いたら通報されます。

思い付いた。
この村、自分からルリちゃんに話しかけに行って
ひとりずつ通報されて降車していけば楽しかったのでは……
いやギャグだそれは、すごくやりたいけど。

そういえばRP村、これが(多分)10村めになるようです。
わーいわーい。
あかつきさんとは4つ同村しているディスティニー。

(-85) 2014/08/05(火) 02:24:25

【独】 人足 ギンスイ

/*
あとランダムで方向性決めるのとかも
ちょっとやってみたかった。
村趣旨違うので勿論できませんけれども、
ランダムすごく面白そう。

[石器時代]頃、[学生 ハツネ][温泉][リネン室]
[アイスピック]を用いながら[水鉄砲を乱射した]する、みたいな。

(-86) 2014/08/05(火) 02:27:05

【独】 人足 ギンスイ

/*
時間……おい、それ……
むしろ殺人事件っぽいぞこれ……

ルリちゃんに飴乞いしていったん落ちますねー。

(-87) 2014/08/05(火) 02:28:35

人足 ギンスイ、ずっとギンスイのターン!**

2014/08/05(火) 02:28:54

【独】 人足 ギンスイ

/*
予定のない陣営ですこんばんは。
挨拶しようとしたらルリちゃん挟むところだった。
事情が気になるけど尋ねないのがこの村であると
ぐっと我慢なのです(ナレーション風)。
お返ししてこちらも降車しようそうしよう。

プロローグで既に挨拶してるっぽいですが、一応。
siesta/冬鵺です。
ゆるカオス陣営で、RP村に稀に現れることがあります。
2.8枚目男性RPが多いので
いつかズイハラさんくらい桃色風味になってみたいです。

(-106) 2014/08/05(火) 21:48:32

人足 ギンスイ

[就労したことのない、子供の柔らかい手。
男の手に比して小さい飴はそこから、
揺らめくようにしててのひらへと落ちてくる。
夏祭りで捕まえた金魚よりもつめたい気がした。
その錯覚は手に触れて、現実の温度を知るまでの短い間。
一瞬の交流の間そのもの。

頷く少女はいたく納得した顔で、
よかったじゃん、と声でもかけてやれば
いっそう破顔したかもしれない。

しかし、小さく小さく、笑うだけにとどめて。
少しだけ顎を引いて頷き返した。]

(34) 2014/08/05(火) 22:03:37[後方座席]

人足 ギンスイ

[電車は揺れる。

男が降りる駅まで、あと数駅。
さらに駅から田舎の病院まで、もう少し。]

(35) 2014/08/05(火) 22:03:47[後方座席]

人足 ギンスイ

[少女が再びよろめく。
支えてやろうかとも思うが、その必要はなかった。

そうしてややお姉さんぶったお辞儀をして、
するり、魚よりも滑らかに行ってしまう。

手を挙げて挨拶するのもおかしいようで
男も視線を投げたきり、納得した。

扉の前に立った少女はもう降りるのだろう。]

(36) 2014/08/05(火) 22:03:54[後方座席]

人足 ギンスイ

[ふしゅう、

電車はそんな風に気の抜けた声をあげて、


男は少しだけリラックスした。]

(37) 2014/08/05(火) 22:04:02[後方座席]

人足 ギンスイ

[熱い空気が流れ込んでくる。
乗り込んできたときほど、顔をしかめたりはしない。

見送った少女は大きな大きな一歩を、
今にも転んでしまうのではないかと心配するような一歩を、

踏み出して、


春風のようにいなくなった。]

(38) 2014/08/05(火) 22:04:10[後方座席]

人足 ギンスイ

[しばらくドアの外を見ていたが、
扉が閉まる音がすると携帯の電波を確認した。

全くの圏外だったのが、
電波がひとつ入るマークに変わっている。

日常に帰るのだ、そんな実感がしてきた。]

(39) 2014/08/05(火) 22:05:57[後方座席]

人足 ギンスイ

[いい父親だかいい夫だか、
そんなことは思っても仕方のないことで。

どこからか柑橘類の匂いがしてきた。
これも一瞬で消えてしまうのだろう。



けれども、憂いを払うのはそんな刹那のなにかではないか。

思いながら携帯を閉じる。
目を閉じて、揺れに身を任せる。
降車駅まで、あと少し。
日常まで、あと少し。

それまでにちっぽけな英気を養おう、
そう考えて男は口元に生来の笑みを浮かべて息をついた。**]

(40) 2014/08/05(火) 22:10:04[後方座席]

【独】 人足 ギンスイ

/*
ギンスイのターンやっと終わりです。
ぶっちぎり消費ptにおののく。
飴をください。

ズイハラさんおやすみなさい。
ムカイさんきた、起きるのだろうか。
何となくムカイさんといえば
お菓子のイメージがついてしまったけど
これはナンなのでしょう。
……変換的にナンなのですね。

(-111) 2014/08/05(火) 22:15:46

【独】 人足 ギンスイ

/*
学生組がとても可愛いので飴をあげたい。
(飴をもらえなかった男)
皆さんお疲れ様です。

(-122) 2014/08/05(火) 23:00:44

【独】 人足 ギンスイ

/*
そろそろ終わりかな、皆さんまたどこかで。**

(-130) 2014/08/05(火) 23:58:17

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生存者 (6)

学生 ケン
22回 残8255pt
人足 ギンスイ
39回 残7715pt
会社員 ズイハラ
29回 残8119pt
学生 ナオ
23回 残8224pt
学生 ハツネ
31回 残7997pt
学生 ムカイ
19回 残8472pt

犠牲者 (1)

告げ人 アン(2d)
0回 残9000pt

処刑者 (2)

女優 ポルテ(3d)
20回 残8426pt
鍵っ子 ルリ(4d)
21回 残8213pt

突然死者 (0)

参観者 (0)

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