人狼物語 執事国


157 家出少女の電車内

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鍵っ子 ルリ

[電車が揺れます。


そこはルリの駅です。
ルリが一人で決めた、ルリの下りる駅です。]

(31) 2014/08/05(火) 21:39:09[怖い人の前で]

鍵っ子 ルリ

[おっと、危ない危ない。ルリはもう一度足でしっかり床を踏みました。
 それから、怖い人を見、両手をきちんと前に揃える、お姉さんお辞儀をして。]


 ―― !


[さよなら、と言おうとしたのですが、やっぱりすぐには言えなくって、怖い人をちらりと見て逃げるような勢いになってしまいました。
でも、御挨拶はもうしたし、いいですよね。]

(32) 2014/08/05(火) 21:39:41[怖い人の前で]

鍵っ子 ルリ

[ルリは扉の前に立ちました。
気の抜けた音を立てて扉は開きます。
冷房の利いた車内に、むあっと熱気が入り込みました。
まるでルリを押し戻すみたいです。
ルリは外の空気に負けないように、間抜けな音に油断しないように、
ルリは、特大の一歩を車内から、

                     **]

(33) 2014/08/05(火) 21:41:53[停車駅へと]

会社員 ズイハラ、では、本当におやすみなさい

2014/08/05(火) 22:00:05

人足 ギンスイ

[就労したことのない、子供の柔らかい手。
男の手に比して小さい飴はそこから、
揺らめくようにしててのひらへと落ちてくる。
夏祭りで捕まえた金魚よりもつめたい気がした。
その錯覚は手に触れて、現実の温度を知るまでの短い間。
一瞬の交流の間そのもの。

頷く少女はいたく納得した顔で、
よかったじゃん、と声でもかけてやれば
いっそう破顔したかもしれない。

しかし、小さく小さく、笑うだけにとどめて。
少しだけ顎を引いて頷き返した。]

(34) 2014/08/05(火) 22:03:37[後方座席]

人足 ギンスイ

[電車は揺れる。

男が降りる駅まで、あと数駅。
さらに駅から田舎の病院まで、もう少し。]

(35) 2014/08/05(火) 22:03:47[後方座席]

人足 ギンスイ

[少女が再びよろめく。
支えてやろうかとも思うが、その必要はなかった。

そうしてややお姉さんぶったお辞儀をして、
するり、魚よりも滑らかに行ってしまう。

手を挙げて挨拶するのもおかしいようで
男も視線を投げたきり、納得した。

扉の前に立った少女はもう降りるのだろう。]

(36) 2014/08/05(火) 22:03:54[後方座席]

人足 ギンスイ

[ふしゅう、

電車はそんな風に気の抜けた声をあげて、


男は少しだけリラックスした。]

(37) 2014/08/05(火) 22:04:02[後方座席]

人足 ギンスイ

[熱い空気が流れ込んでくる。
乗り込んできたときほど、顔をしかめたりはしない。

見送った少女は大きな大きな一歩を、
今にも転んでしまうのではないかと心配するような一歩を、

踏み出して、


春風のようにいなくなった。]

(38) 2014/08/05(火) 22:04:10[後方座席]

人足 ギンスイ

[しばらくドアの外を見ていたが、
扉が閉まる音がすると携帯の電波を確認した。

全くの圏外だったのが、
電波がひとつ入るマークに変わっている。

日常に帰るのだ、そんな実感がしてきた。]

(39) 2014/08/05(火) 22:05:57[後方座席]

人足 ギンスイ

[いい父親だかいい夫だか、
そんなことは思っても仕方のないことで。

どこからか柑橘類の匂いがしてきた。
これも一瞬で消えてしまうのだろう。



けれども、憂いを払うのはそんな刹那のなにかではないか。

思いながら携帯を閉じる。
目を閉じて、揺れに身を任せる。
降車駅まで、あと少し。
日常まで、あと少し。

それまでにちっぽけな英気を養おう、
そう考えて男は口元に生来の笑みを浮かべて息をついた。**]

(40) 2014/08/05(火) 22:10:04[後方座席]

学生 ケン

[誰も同席してないのをいいことに、
足を投げ出して座るさまは
年相応男子学生相応の、不遜さ傲慢さがちらほら。

じゃらりと連なるクマを鳴らして、
眼鏡を通して携帯の画面を確認した。]

(41) 2014/08/05(火) 22:18:08[車内前方へ移動中]

学生 ケン

[ブルーライトの明るい画面、
レンズがそれを反射する。

窓の向こうは夏の空、
積み上がった雲の向こうに青が広がる。
暑いのだろう。
きっとアイスが美味い。]

(42) 2014/08/05(火) 22:18:59[車内前方へ移動中]

学生 ケン

[>>3:25「なにこれ」
聞こえた声に、目線だけを持ち上げる。
きょろきょろと見渡し、首を振る姿を、
少し含み笑いしながら見てしまうのは許してほしい。
さあトリコになってしまえ。
ベアーズに埋もれる生活を始めてしまえ。

そう思いながら、画面の中のSNSを切った*]

(43) 2014/08/05(火) 22:19:46[車内前方へ移動中]

学生 ムカイ

[列車で、緊張した声を聞くのはなんだか久しぶりだった。震える声。あの女子高生は、見覚えがある。
向井は無意識に熊をぐにぐにと触りながら、乱れてもいない前髪を引っ張って座りなおした。

列車が止まる。窓の外をちらりと見て、また視線を下に。

まだ、降りる駅じゃない。

でも]

(44) 2014/08/05(火) 22:38:29[もうすぐ、降りなくちゃ]

学生 ケン

[電車は川を越える。
実家と、小さな工場――車の修理工場だ――、
それから練習場に立てかけられた畳が見えた。


今日は練習しないのです。
電車はそのまま、全てを後ろに飛ばしていく。]

(45) 2014/08/05(火) 22:52:29[車内前方へ移動中]

学生 ケン

[既に見えなくなった家に向けて
べ、と小さく舌を出した。

もう少し、電車に乗る。
一駅二駅、どれくらいか、
冷房のない外にでるのを億劫に思う頃、
ドアの前に人がたった。]

(46) 2014/08/05(火) 22:53:11[車内前方へ移動中]

学生 ケン

[あの「ハツネ」さんだ。
目が合う。会釈しようかと、預けていた背を離したとき、
その表情が見えた。>>=14 わらってる。微笑んでる。]


え、


[軽くお辞儀しようとしていたこともすっとんだ。
ぶわっ、と瞬時に顔が赤くなったことは>>26
発車の音に追われたような彼女には見えなかったかもしれない、
見えてないといい。

ついでに、閉まったドアを暫く凝視していたことも
決してばれないといい。]

(47) 2014/08/05(火) 22:53:27[車内前方へ移動中]

学生 ケン

[電車が動き出してから、なけなしの冷静さをかき集めて
わしゃわしゃと髪の毛をかきまぜた。
いまだ、顔があつい。]



……――今度見かけたら聞こ……

[ひとまずは友人に
自分の顔に何かついてるか、聞かなくては。

片手に納まりきらないクマたちが
その赤い顔を笑うように揺れた**]

(48) 2014/08/05(火) 22:53:47[車内前方へ移動中]

学生 ムカイ

[向井が降りる駅に着く頃には、寝ぼけていた頭はもうすっかりさめていた。
この長い列車での夢も、聞こえた声も
学校でも家でも、ただひたすらに机に向かっている現実も

「夢」じゃない。

自分で選んだ「今」だ]

 ……がんばろ

[あくび交じり、小さな声。
立ち上がった肩にかけられた鞄には、
夢で拾った熊と、過去にもらった兎が
仲よさそうにゆれていた**]

(49) 2014/08/05(火) 22:53:50[ただいま]

学生 ナオ

『―――ああ。…気をつけて、な』>>27

……はい。

[はにかみながら、コクリとズイハラに頷いて。駅に降り立った。
ぷしゅーとドアが閉まり、電車が動き出す。
走り去る電車を横目で見守りながら]

よっしゃ!

[似合わない大声を出して、ガッツポーズ。
嬉しさでにやけてしまう。口角が上がりすぎて、ほっぺたが落っこちちゃいそう。
ふふん、と何事もなかったかのように歩きだす]

どんなメールを打とうかな。

[そう呟きながら、スキップしそうな足取りで学校へ向かうのでした**]

(50) 2014/08/05(火) 22:55:59[大人組近くのボックス席 ]

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生存者 (6)

学生 ケン
22回 残8255pt
人足 ギンスイ
39回 残7715pt
会社員 ズイハラ
29回 残8119pt
学生 ナオ
23回 残8224pt
学生 ハツネ
31回 残7997pt
学生 ムカイ
19回 残8472pt

犠牲者 (1)

告げ人 アン(2d)
0回 残9000pt

処刑者 (2)

女優 ポルテ(3d)
20回 残8426pt
鍵っ子 ルリ(4d)
21回 残8213pt

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