人狼物語 執事国


182 放課後の図書室

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次の日の朝、告げ人 アン が無残な姿で発見された。
ついに犠牲者が出た。人狼はこの村人達のなかにいる。
しかし、それを見分ける手段はない。

村人達は、疑わしい者を排除するため、投票を行う事にした。
無実の犠牲者が出るのもやむをえない。村が全滅するよりは……。

最後まで残るのは村人か、それとも人狼か。
現在の生存者は、学生 シンヤ、学生 クルミ、学生 マシロ、学生 ムカイ、学生 チカノ の 5 名。

学生 ムカイ

[目を閉じるでもなく、ただ机に伏せってぼーっとした時間を過ごす。
何やら、この静かな部屋には相応しくない、焦るような声が聞こえた気がした。

何か揉め事だろうか。

声からして女だ。
女同士のいざこざならば、男の自分が入っても宥め方がわからない。
ましてや面倒を被りたくない。]

(0) 2015/06/06(土) 23:29:28

学生 ムカイ

[ここは聞こえなかった振りを決め込むことにして目を閉じる。

どすん。

何かがぶつかるような音。
流石にびっくりして肩が跳ねる。

おいおい、こんなとこで喧嘩じゃないだろうな。

そうでないことだけを祈った。]**

(1) 2015/06/06(土) 23:30:30

学生 クルミ

[十本の足指では踏ん張りが足りなかったみたい。
十一本あったら、もしかして、止まれたかも――
なんて考えてみたって、
わたしの足の指が急に増えることはない。


そのまま、どん。
さほど肉付きの良くない胸の部分にも衝撃。
殺せなかった勢いの分だけ、急にかけたブレーキの分だけ、
少しよろめいた。
けど踏ん張った。
ここで尻もちついたらピッチャーの沽券に関わる。]

(2) 2015/06/07(日) 00:01:02

学生 クルミ


[おっと、と踏ん張ってる間に掛けられていた声。
十秒くらい……いやいやそんなにじゃない、
二秒くらい遅れて返答する。]

あたしは大丈夫、だけど
ごめん、ぶつかっちゃって


[幸いにもぶつかった先の女の子に怪我はないみたい。
怪我はない、ではなく、倒れもしなかった。
体幹しっかりしてるな。運動部かな。
そんなことを思って顔を上げて――あれ目が合わないな。
視線を辿ってみれば
踏みとどまった拍子に指の合わせがずれたせいか、少し皺の入った封筒。
夕焼け浴びてもまだまだ白い、わたしの、封筒。]

(3) 2015/06/07(日) 00:01:45

学生 クルミ

[思わず手紙を握り込んだ。
ぐしゃと悲鳴を上げて皺がいくつも増えて、
封筒が小さくなる。
掌から隠しきれない白色が零れたけど
わたしはそれを見なかった。見れなかった。
隠すように後ろ手にしてみたけど、
逆、効果、なのかな。神様どうなんですか。]


……その、……ごめんね
怪我、ないよね


[誤魔化す言葉を探しても見つからなくて
でも女の子の考え込む様子を邪魔したくて、
なんとか絞り出したのはこれだけ。
わたしきっと、十三階段の
前にいるみたいな顔してるんだ、絶対そうだ。]

(4) 2015/06/07(日) 00:03:09

学生 マシロ

[彼女の声は聞こえたけれど、どうしても封筒から目が離せなかった。でも、それはすぐに]



 あっ、


[皺が寄ってしまった。しかも、あっという間に後ろに回されてしまったからよく見えない。でもあれは、誰かにもらったものか、誰かに渡すものか。どっちにせよ、自分だけのメモなんかじゃないはずなのに]

(5) 2015/06/07(日) 00:25:35

学生 マシロ

怪我はないよ、私、意外と丈夫な方だし。

[貴方の持ってる手紙よりは強いはず。
そう思ったことは言わないし、聞きたくても、聞いちゃいけないと思った。でも、むずむずと聞きたい気持ちは膨らんで。



 ――何でそんな、悲しそうな顔をしてるの?


私が怖い顔をしているからとか、そんな理由じゃない。私が見たものが、たまたま彼女にとって見られたくないものだったんだろう。例えば、先生からの呼び出しの手紙とか、いじめの手紙だとか、もしかしたら、ラブレターなのかも。ふたつめの可能性を考えると、尋ねないのはあんまりかとも思ったけど。ごめんなさい、私は事なかれ主義を選びたい。]

(6) 2015/06/07(日) 00:28:37

学生 マシロ



 …………大丈夫?


[さっきとは違った意味の、でも同じような言葉がこぼれ落ちた。

それ以上尋ねるのは他人として失礼な気がしたし、でも、見過ごしてはおけなかったから。それくらいには、私は、人間らしい。*]

(7) 2015/06/07(日) 00:31:11

学生 マシロ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2015/06/07(日) 00:37:42

学生 チカノ

[廊下の窓を開けた。

夕暮れ時のすがすがしい風が肌に心地良い。

胸いっぱいに外の空気を吸い込んでみる。

けれど心は満たされない。

無表情な男子学生が一瞬だけ不満げな表情を見せた気がした。>>1:31
それが引っかかっている。

あんなことを言われれば誰だって不快に感じる。

当たり前だ。

後悔するくらいならなぜ言ってしまったのだろう。
なぜ素直に謝れなかったのだろう。]

(8) 2015/06/07(日) 11:29:51

学生 チカノ

[と、ポケットに入れたスマホが震えた。

ロック画面には母親の名前と短いメッセージが表示されている。

『ちょっと遅くなりそう。ごめんね。』]

ちょっとって…もう随分じゃない。

[悪いことは重なるものだと、口を尖らせる。
そろそろ部活動生も練習を終えて、帰宅準備を始める頃だ。]

だから送り迎えはいいって言ってるのに…

[自分のことは自分でしなさいというくせに、変なところは過保護なのだ。]

(9) 2015/06/07(日) 11:54:53

学生 チカノ

気持ち悪い。

[ちぐはぐな主張をする両親も。
好奇の目を向ける生徒たちも。

思った通りに行動できない自分自身も。]**

(10) 2015/06/07(日) 11:55:20

学生 チカノ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2015/06/07(日) 11:57:25

学生 クルミ

[わたしはいつの間にか十四段目の階段にでも
足をかけていたんだろうか。
だって助かったはずなのに。

握った掌のなかで
慣れた皮革の柔らかい感触とも違う、
紙の尖った部分が堅い皮膚を刺した。
ちくりとした。

ちくりとしてた。

壁や本棚が遮った夕焼け色がなんでか
封筒の中から滲み出てきてるみたいに、
掌の中でじくりとしてた。]

(11) 2015/06/07(日) 21:11:12

学生 クルミ

[「あたしは大丈夫」
さっき答えた言葉をもう一度言うのは簡単だ。
だってあたしは本当に大丈夫だから。
ソフトボール部で、ピッチャーで、
もしかしたら次期主将かもしれなくて、
名前の割に男らしいあたしは大丈夫だ。
だって手紙は読まれる前に取り返した。
クラスでちょっとくらい、
性格悪いって言われるかもしれないけど、
そんなのやっぱり些細だ。


でも、じゃあ、なんで
正十五角形のような、丸のようでまるでない、
すこし歪な気持ちにわたしがなってるのか、、
なんでぎゅっと眉が寄ってるのかは、わからないもんなのだ。]

(12) 2015/06/07(日) 21:11:58

学生 クルミ

――……、うん


[十六夜の月は遅いって言うけど、
わたしの返事も似たようなものかもしれない。

ぶつかってしまった子は、
そんなトロイ返事を
待ってくれるのかもわからないけど。

後ろに回した手を前に持ってきた。
指の隙間から見えるのは、やっぱり……というか
当然なんだけど、真っ白のままで、
でも、それでもちくちくしてるのは変わりなかった。
そういう意味では夕焼けだった。]


手紙、書いたんだけど
……駄目にしちゃって

(13) 2015/06/07(日) 21:12:33

学生 クルミ

ううん、ぶつかる前から
多分だめ、だったんだけど
それで、ちょっと、……前、見てらんなくて


[これじゃあ、あたしもダメなのかも。
だってソフトボール部のあたしは、
こんなトロい話し方しないし、
こんな、初めての人が困る様なことも話さないし
眉を寄せたら顰め面になるはずなのに、]

でももう渡さないから、別にいいんだ

[たぶんきっと今の表情は
微妙に微妙な困り顔の笑い顔。

自分でも馬鹿みたいって思ってる。
十七ってもっと大人なんじゃない?]

(14) 2015/06/07(日) 21:12:54

学生 クルミ

[十八になったら、もうちょっと大人になれるかな。
なけなしの大人っぽさをかき集めて、
わたしは如何にも苦笑って感じに口端を上げた。
大人のよくやる、子供への呆れってものを滲ませて]


だから、ごめんね

[ぶつかっちゃったのも、
こんな話を聞かせちゃったのも、ごめんね。

歪な気持ちごと潰すように
もう一度掌の手紙を握りこんだ**]

(15) 2015/06/07(日) 21:17:22

学生 マシロ

[思っていたよりも返ってきた答えは意気地がなくて、何なのあんたと友達相手になら言ってしまったかも。でも、私とこの子は友達なんかじゃない。名前さえもおぼつかない。だから黙っていた。別に答える必要も、待つ必要もないのだけど。

でも、その意気地のなさはある種の魅力のようにも、私の目には見えた。

迷っている人の不安さというか、きらめきのようなものが見えたんだと思う。
迷う前から何も考えない私にはないものが、あったんだと思う。]

(16) 2015/06/07(日) 22:31:32

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生存者 (4)

学生 クルミ
24回 残11162pt
学生 マシロ
27回 残11180pt
学生 ムカイ
5回 残11820pt
学生 チカノ
12回 残11679pt

犠牲者 (1)

告げ人 アン(2d)
0回 残12000pt

処刑者 (1)

学生 シンヤ(3d)
8回 残11727pt

突然死者 (0)

参観者 (0)

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