20 あわうみの村
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ぎゃー、ギンスイーーーーーwww
マシロちゃんーーーーーー!
(-1) 2008/01/11(金) 00:01:40
隊商 ロッカは、「マシロちゃん……?」
2008/01/11(金) 00:02:56
隊商 ロッカは、突然姿を消したマシロを探して部屋を見渡した。
2008/01/11(金) 00:04:29
[胸が早鐘を打つ。不安が呼吸を荒くする。
香りに眩暈を起こしそうになる]
マシロちゃ……
え?
[モミジ>>0を見やる]
ギンスイ。
[名を呼ぶ視線は、見えることを確信しているかのように迷いがない]
(5) 2008/01/11(金) 00:08:46
隊商 ロッカは、「くーちゃん?大丈夫……?」と静かに尋ねた。
2008/01/11(金) 00:10:37
[頭の中に響き渡るのは、マシロでもギンスイでもなく、ただ、クルミの名を呼ぶレンの声だけ]
待ってくーちゃん!
[クルミを追いかけ、宿泊所を飛び出した]
(9) 2008/01/11(金) 00:14:23
誰の声も聞こえません…!
墓下きこえますかー?本日は晴天なーりー。
(-10) 2008/01/11(金) 00:15:01
隊商 ロッカは、こけた。まるでコントのような勢いで。
2008/01/11(金) 00:21:54
隊商 ロッカは、水音を聴いた気がして、がばっと顔を上げる。
2008/01/11(金) 00:22:28
え……?
[何かがおかしい。けれど、何がなのかがわからない。
自分は何かを知っている。けれど、それは自分ではないのかもしれない]
マシロちゃん?
[地面にしゃがみ込んだまま、縋るように名を呼んだ]
(18) 2008/01/11(金) 00:28:38
隊商 ロッカは、翻訳家 モミジを虚ろに見つめる。「“死んでいた”」
2008/01/11(金) 00:29:18
(-13) 2008/01/11(金) 00:34:09
いかなきゃ。
[モミジから離れ、神殿へ向かおうとするが、脚が覚束ない]
行きなさい!
[発せられた自分の声に驚いて、再び駆け出した]
(23) 2008/01/11(金) 00:34:56
貸して。
[息を荒げ、神殿内のクルミに近づいた]
[アンの残した衣服を拾い上げて]
あなたに選択肢なんてないのよ。
[自身へと言い聞かせる言葉は、低く響く。
窓を広げ外の光を取り入れ、鏡へと近づいた]
(29) 2008/01/11(金) 00:44:27
[ひっそりと浮かんでいただけの真昼の月が、光を増す。
自身へ降り注ぐ光を鏡越しに確認すると、ロッカの口元は、満足げな笑みをたたえた]
よろしく、ね。
[言って、アンが昨晩纏っていた衣に袖を通す。
クルミ>>30へ顔を向けると、声もなく首を横に振った]
(32) 2008/01/11(金) 00:51:22
大丈夫よ。
[膝を抱えるクルミに両手を伸べて、頬を包む]
何を後悔しているの?
あなたも、あの子も。
怖くなっちゃった?
[くすくすと笑った]
(36) 2008/01/11(金) 00:56:20
レンも泣いてる。
[淡々とそう言って、クルミの頬を撫ぜた]
[風が吹き込んだ途端、辺りにまたあの香りが充満して、ロッカは数回咳き込んだ]
やめて……。
[弱々しく吐露し、両手で耳を塞いだ]
知りたくない。やだ。
なんで?
どうしてこたえてくれないの。
[視線は窓の外、白い世界へ注がれて、じわり、涙が浮かんだ]
(43) 2008/01/11(金) 01:07:30
隊商 ロッカは、「死んでたなんて言わないでよ」と息を吐く。
2008/01/11(金) 01:08:33
聞こえるばっかりで、届かない……。
[クルミの首に腕を回して、しがみついた]
やだよ、
[呼ぼうとした人の名は、クルミの肩口でくぐもって音になりきれず]
(51) 2008/01/11(金) 01:18:35
*/
ギンスイ。
[心の中で唱える。
間を置いて、もう一度唱えた。
そのたびに、あたたかい涙が溢れ出す]
/*
(-28) 2008/01/11(金) 01:25:01
[クルミに頭を撫でられると、身体中の力が抜けていく]
昨日、すぐ隣にいたのに、何言うの。
[いくら声を出しても、聞こえる音は確かなまま]
知らないよ。そんなの知らない。
[モミジに手を触れられると、びくりと顔を上げて]
嘘だって言って。夢だって言って。
今さっきまでいたのに。
やだよ……。
[嗄れた声を出して、その場に蹲った]
(61) 2008/01/11(金) 01:32:20
隊商 ロッカは、「いかないで……」ため息程の大きさで言った。
2008/01/11(金) 01:33:44
……あたし?
[その声は、誰に向かって発せられたものなのか。
涙を拭う手は、自分の物ではないような気がした]
[クルミの話>>64を真剣な面持ちで見つめて、静かに頷く]
くーちゃんは、悪くない。
悪戯をしたのは――
[カミサマ。
言った自分が恐ろしくなって、ロッカは両腕をさすった]
(65) 2008/01/11(金) 01:49:56
あたしじゃなかったら大恥だよねこれ!
どきどきだ!
そういや、墓下ログチラリズムとか無理です。
難しい。
モミジさんのが、「還る」というキーワードでなんとなく墓下と繋がっている現状。
うう、こんな霊能でごめんなさい。
(-34) 2008/01/11(金) 01:52:20
どこへゆくの?
[遠く問い掛けても、答えは返ってこない]
[モミジの『天国』という言葉が思い出されて、胸を突く。
クルミの手を握り締めて]
ひっぱられちゃ、ダメ。
たぶん。
[瞳を覗き込む]
(68) 2008/01/11(金) 02:00:06
隊商 ロッカは、やがて神殿を出て行くと、御神木を目指した。
2008/01/11(金) 02:00:36
[御神木の近くに咲く花に手を伸ばす。
陽を浴びて真っ白に輝く花を顔に寄せ、すぅ、と吸い込むと、あの甘い香りがした。
視界は眩んで、また、彼の悲しげな声が響く]
どうして、あたしにだけ聞こえるの?
[誰も、自分の問いに答えてはくれない。
黄泉にいるような気がしてしまうのに、自分はその外にいるのだと思い知らされるようで]
神様、まだもうすこし――。
[その先を唱えることは憚られて、しゃがみ込んだ。
衣を頭から被り、おずおすと右手を伸ばす]
(71) 2008/01/11(金) 02:12:37
*/
せめて声だけでも、もう少し。
[思い、滲む涙を零さぬように瞬きをした]
/*
(-35) 2008/01/11(金) 02:13:38
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