人狼物語 執事国


23 追憶の村

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歌姫 ザクロ の姿も消えた。
告げ人 アン の姿も消えた。
 闇夜に響いた遠吠えに気付いた人はいるのでしょうか。
人狼が、人間を喰らい始めました。
残っているのは若旦那 ゼンジ、学生 セイジ、人形師 ボタン、鍵っ子 ルリ の 4 人。

人形師 ボタン

−昨夜・居室−
[手紙をしたためると、何度か読み返して、瓶の中に入れた。それを窓辺に置いて食堂へ戻るが]

え?まだジロウちゃんたち帰ってないの?

[所在なげに再び部屋へ戻り、小瓶を眺めているうち、いつの間にか眠ってしまっていた**]

(0) 2008/03/18(火) 09:38:32

若旦那 ゼンジ

[昨晩は具が大きいカレーを食べて早々に寝た]

ジロウどこ行ってんだ?

[そうして、浅い夢の中で鳥の声を聞いた。
髪の長い女が、赤い花が咲く木の下で、赤い実を食べていた]

(1) 2008/03/18(火) 12:27:00

若旦那 ゼンジ

―自室―
[目覚めて自分の居場所を認識する頃、物音がした]

また鳥か?

[見やった窓辺には、身に覚えのない小枝が置かれていた。
ただし今朝は、手紙を入れるはずの小瓶にささっている。
小さな赤い葉が芽吹く枝が、室内に現れていた]

誰か入って来たのか……?

[ぞっとした。
窓は施錠されたまま、外には鳥一羽も見当たらない]

(2) 2008/03/18(火) 12:32:46

若旦那 ゼンジ

[横たわる人の脚のようなものが、遠くに見えた。
その脚は靴を履いていない*ようだった*]

(3) 2008/03/18(火) 12:34:05

若旦那 ゼンジ

[こんなときでさえいつもと同じように身支度をするのは、幼い頃に身についた性だった]

ジロウいないか?

[ロビーを覗くが人影はない。
応接セットの傍らにある本棚から、植物図鑑を引き出してめくる。赤い若葉の小枝を“ザクロ”のページに挟みこんだ]

(4) 2008/03/18(火) 17:45:55

若旦那 ゼンジ

―ペンションと洞窟の間―
アンちゃん、ザクロさん。

[裸足で横たわっていたのは、二人の女性。
顔は判別がついたが、他は見るも無惨だった]

熊でも出るのか?

[顔をしかめて茫然と立ちすくんでいたものの、カラスの鳴き声が聞こえて我に帰った]

ああ、そうだ警察。

[自分に言い聞かせるように呟き、ペンションへ。
道すがら見上げると、上空を大きなカラスが*旋回していた*]

(5) 2008/03/18(火) 17:48:29

鍵っ子 ルリ

―昨日・自室―
[部屋に帰ると、ママへのお手紙を書きました]

(6) 2008/03/18(火) 18:02:40

鍵っ子 ルリ

[いざ書こうと思うと、何を書いていいかわからなくて。短い手紙を書いて、ビンの中に入れました。
ビンを抱いたまま、小さなため息をつきました]

…どうして、突然居なくなっちゃったんだろう…
急にママが居なくなって…
パパに聞いたら、凄く難しい顔をして…何も教えてくれなかった…

何でだろう…
[つぶやいて、目を伏せました]

(7) 2008/03/18(火) 18:03:09

鍵っ子 ルリ

[夜、みんなでご飯を食べたりして待ってましたが、パパも来ませんし、ジロウおにいさんもマチコおねえさんも帰ってきません。
どうしたんだろうと思いながら、お部屋に帰りました。

ビンを置いた窓際は、月明かりが差し込んでいて綺麗でした。近寄って、窓の外を見てみます。
お空には、まあるいお月様が浮かんでました]

ママにお手紙、届くといいなあ。
[ビンをそっとなで、空をみあげます。まあるい、まあるい、おつきさま]

なんかおなかすいたなあ。お団子食べたくなってきちゃった。
『うーさぎ、うさぎ。何見てはねるー♪』
[小さく歌いながら、部屋の中に戻って行ったのでした]

(8) 2008/03/18(火) 18:03:45

鍵っ子 ルリ

―朝―

おはようございますー
[今日も元気よくあいさつをして、食堂に行きました。
しかしテーブルの上には、なにもありません。]

あれ?アンおねえちゃんまだご飯作ってるの?
今日もお手伝いしたほうがいいのかな?
[台所をのぞいてみました。しかし、誰もいません]

おかしいなー?
[首をかしげてみたものの。どうしようもなく]

おなかもすいてないことだし、もう少しアンおねえちゃん待とうかな?
[そのままちょこんと、椅子の上に*座りました*]

(9) 2008/03/18(火) 18:06:32

【墓】 歌姫 ザクロ

─?─
[霧の立ち込めた薄暗い世界。
 ぼんやりと立ち尽くしていることに気付くと、人形めいたしぐさで首をかしげた]

あれ? ここ……どこかしら。

[手をまっすぐに伸ばして不思議そうな顔をする]

影が無い。それに透けてるわ。
──まるで、お化けみたい。

[くすくすと他人事のように笑い出す]

あ。そうだ。私……死んだんだったわ……。
来週には帰るって言ったのに、約束、やぶちゃった。

(+0) 2008/03/18(火) 19:58:48

【墓】 歌姫 ザクロ

[伸ばした手をくるりと翻すと、小さな小瓶が現れる]

まるで魔法みたいね。ふふ。
あなたに手紙だけ届けたかったのに。
ううん。私の歌声を聴いた人に届けて欲しかったのに。
──私が来ちゃったのね。

[寂しそうに微笑みしばらく黙り込む]

(+1) 2008/03/18(火) 20:00:23

【墓】 歌姫 ザクロ

[そうっと小瓶から手紙を取り出し目を落とす]

なんて書いたんだっけ?

『お元気ですか? 私は元気です。』

月並みな出だしだわー……あ。でも、元気も何も死んだんだけど。
──ま、いっか。過去に届くわけだし。書いたときは元気だったし。あの頃も元気だったし。

(+2) 2008/03/18(火) 20:08:51

【墓】 歌姫 ザクロ

『私のことを心配してくれてるってマチコから聞いたの。
 ありがとう。そしてごめんなさい。

 あのね、私、今度レコード出してもらえることになったの。
 ざくろの花って言うのよ。
 とってもいい歌よ』

[ため息を付いた]

なんて言っていいのか分からないとはいえ、酷い手紙だわ……。
ざくろの花は……あんまり……ぜんぜん、売れなかったけど。
関ると死ぬ、とか、呪いの歌だとか、変な噂も出てきたしね。

(+3) 2008/03/18(火) 20:13:41

【墓】 歌姫 ザクロ

『だから、もう、心配しなくても大丈夫よ。
 私は歌で頑張るから、あなたも、お仕事頑張ってね。
 体を大切に、事故とか、対向車には気をつけてね。

 いつまでも、元気でね。奥様と仲良くね』

[手紙を読み終えると、元通りに瓶に納め、大事そうに胸元に抱きしめる]

でも、洞窟に届けないと手紙は届かないのかしらね。
この手紙があの人に届いて、対向車に気づいてくれるかしら。
そして、あの人が事故に遭わないなら……嬉しいな。

[口の端に笑みを浮かべる。わずかに悲しみの入り混じる微笑み]

そうしたら、ざくろの花は、呪われた歌だなんて呼ばれなくなるのかしらね。そうだと、いいな。歌には、罪なんて無いもの。

(+4) 2008/03/18(火) 20:20:36

【墓】 歌姫 ザクロ

[瞳を閉じて、静かに何かに祈るかのように、ざくろの花を歌い上げる]

──。

[歌い終えると、慣れたしぐさで優雅に一礼した]

幽霊でも声って出るのね。ここで歌ったら誰かに届くのかしら。
届くなら巡業でもしちゃおうかしら。ううん……届かなくても、歌うわ。私の選んだ道だから。

でも呪いの歌を歌っていた私が死んで、巡業先に化けて出たら……ほんとに呪いの歌かしら?

[くすくすと笑う]

でも、いいわ。歌えるなら、お化けだろうがなぁんでも。

(+5) 2008/03/18(火) 20:27:12

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53回 残4593pt

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告げ人 アン(2d)
13回 残6283pt
歌姫 ザクロ(2d)
176回 残724pt
若旦那 ゼンジ(3d)
116回 残2860pt
人形師 ボタン(3d)
92回 残3879pt

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学生 セイジ(3d)
173回 残1369pt

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