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無事に送れたかな?
[消えたネギヤをの居た場所を静かに見つめると、手のひらの中の汗をそっとジーンズになすりつけた]
あの世とか、来世で幸せになってね。ネギヤにーさん。
お幸せにね。
幸せを願うのは許されてるんじゃないかな。
夢見たいな幸せだって、なんだってね。
おいらは幸せを願うし、紙幣を送りたいんだ。
次にはもっと幸せなことがあると信じてるから。
[ネギヤが消えた辺りを見つめてぽつり]
おいらの過去は、何だったんだろう。
ユウキとーさんも辛かった?
……思い出さないほうが幸せなのかな。
[しばし考え込んだ後、話題を変えるかのように]
今日は誰を送るか悩むね。
おいら、みんなに聞いてみようかな。そろそろ出られそうな気がする。
にゃ。
/*
やっぱり絆はとーさんかーさん鉄板かな?
らじゃらじゃり。
かーさんが堕ちたそうならば、一緒に落とすけども、問題は……おいら吊りの場合だよね?
それはまぁ起きたら、あははうふふー。
おいら、今、幸せなんだ。
家族の誰も食べなくて済むっていうのが、すごく嬉しい。
だから、みんなを幸せに送りたいんだ。
とーさんはかーさんと一緒なんだね。仲良しでいいね。
[嬉しそうに微笑んだ]
/*
最悪どんな結末を迎えようとも。
狼があっという間に消えてしまってエピを迎えたとしても……。
エピがあるから大丈夫だろ思うおいらはもしかしたらいけない狼なんだろうか?
そして眠いので寝よう。
−庭・スイ−
[庭に桜と笹のそばにひょろっとした少年が居た。
手に短冊を持ち、眉間に皺を寄せてなにやら唸っている]
よし。
[気合いを入れて鉛筆でぐりぐりと書き込むと、笹に飾り付けた。その手に白いもの落ちてくる。
見上げると雪が降り始めてきた。
薄手の白いシャツの両肩を寒そうに抱えて居間に入ってきた]
寒いね。この季節はこたつが無いとやってられないよね。
[背中を丸めてこたつにはいると、幸せそうに目を*細めた*]
-スイ-
[ユウキに話しかけられ、一瞬びくりと身を緊張させる]
たたた、ただいま……とうさん。
[しばしば間をおいて、頬を赤くしながら答える]
こたつ、いいよね。
みんなで暖まれるから、おいら、こたつ好きだよ。
[九九を口ずさむミナツにつられた]
ににんがし、にさんがろく、にしがぺち、にごじゅー……。
[最初は表情が強ばっていたが、だんだんとやわらぐ]
しちいちがいち、しちにじゅーし、しちさんにじゅーいち、しちしにじゅーはち、しちろくごじゅーし、しちくろくじゅーさん。
[ギンが九九に合わせてにゃあにゃあと鳴いた]
[ギンはみかん箱に突っ伏したミナツのまわりを心配そうにくるくる回り、背中をてしてしと叩いた。
スイは笑みを浮かべてそれを見ている]
-夢-
まっくらな闇の中。納屋に閉じこめられた時だと思い出す。
ひとりぼっち。触れるものは居ない。
いつのこと? いつから、自分は閉じこめられるようになった?
──ナンデトジコメラレタ?
のどがひりひりと渇く。唾液すら飲み込めない。
頭蓋骨の内側をざりざりと引っかくような感覚。
──オナカガスイタカラダ。
オカナガ、スイテ、──ヲ、タベタ、カラ。
とても大切な、大好きな──。
──ダシテ。
この言葉がいえない。
閉じこめられたの? 誰に?
──ワカラナイ。デモ、コワイ。
誰かと一緒に要ることが、怖い。
[スイはいつの間にか、こたつに潜り込むように、膝を寄せて丸くなり身を縮込ませている。
額には汗。眉間には深い皺。目尻にはうっすらと涙が浮かんでいる。
わずかに開いた口から小さな言葉が漏れる]
ちが……好き……大好きなんだよ!
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
もう、誰にも近づかないから……だから……ごめ……。
[誰に向けたものか分からない、無数の謝罪が繰り返される*]
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