人狼物語 執事国


42 狂い咲きの村―ハナミズキ―

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文学部 アン

〔玄関から近い部屋を灯りと共に回る。
 見た所に、当然物の怪も人も無い。
 あるのは手入れから零れた塵くらいだ。〕

 ……。

〔面には幾分かの安堵が浮かぶ。
 安全と思しき場所はようやくに杏奈を
 仮初にしろ、一息つける場所へと誘う。〕

 荷物、おろさ――

〔入り口まで戻りながら。
 そんな言葉を紡いだ瞬間だった。
 (>>0:146)襲い来る、唐突な衝撃。〕

(27) 2009/02/18(水) 02:42:29[→割り当てられた家屋]

文学部 アン

〔出掛かった言葉が詰まる。
 代わりに奥から飛び出そうになる心臓。
 まんまるに開いた瞳で扉を見つめ〕

 ―――。

〔息を、殺す。
 何か、よくわからない言葉を紡いで
 かつこつと扉をノックし続けるのは、
 男性……の様だ。〕



〔軽い、パニックに陥る杏奈。
 後退り、呼吸を忘れて居た事を思い出す。〕

(29) 2009/02/18(水) 02:48:13[→割り当てられた家屋]

文学部 アン

〔再開する呼吸は震えていた。
 何故此処に来訪者が?
 フーユキせんせー?
 ……隠れても、無駄?
 ………年貢の納めどき?
 ……一つも理解できない単語が続く。〕

 ……ぅ

〔じくり、と胸が痛む。
 緩い動作で抑えてはその場に屈み込んだ。
 極度の緊張のせい、なのだろうか?〕

(30) 2009/02/18(水) 02:52:06[→割り当てられた家屋]

文学部 アン

〔そもそも、人、なのだろうか。
 人なら何故こんな場所に?
 わざわざ此処へ訪れる理由がわからない。
 ……そんな思考が、杏奈を埋め尽くす。
 編集者の思惑など、知ろう筈も無く。〕

 ……神様っ…

〔知るのは、恐怖。
 人ではない、という仮の結論か。
 普段の彼女から想像も出来ないほどの
 震えと胸を押さえたまま紡ぐ祈り。〕

(31) 2009/02/18(水) 02:58:57[→割り当てられた家屋]

文学部 アン

〔どれくらいの時が流れたか、わからない。
 (>>0:168)彼女が恐れていた彼は、
 こうした理由から会える事無くすれ違った。]

 ……っ

〔胸の痛みはいつの間にか消えていた。
 静かに、撫でる様に呼吸を意識する。〕


〔もしも杏奈が編集者を人と思えたら。また、闇に捉われてなど居なかったのなら。非礼を詫び様とする姿勢くらいは見せるのだろうか。〕

- 回想・了 -

(33) 2009/02/18(水) 03:05:28[→割り当てられた家屋]

文学部 アン

- 早朝・割り当てられた家屋内 -

〔瞳は虚ろ。
 捉えるのは朝の光を受けて舞う、塵。
 結局、杏奈は眠りに落ちる事が無かった。
 押入れからシーツを引き出すと、
 身体にきつく巻きつけて部屋の隅に埋まり。
 そのまま朝を迎えた、という具合。〕

 ―― … 。

〔勿論、あらゆる事に手がついてない。
 逃げる様にこの場所へ来て朝を迎えたのだから。〕

(42) 2009/02/18(水) 08:48:17[→割り当てられた家屋]

文学部 アン

〔丸まったシーツがむくりと立ち上がる。
 まるで何かの安い亡霊の様だ。
 白のシーツに覆われた小さな身体。
 その上に、小さな頭が揺れている。〕

 ……ふァ

〔誰も居ないのをいい事に、
 大口を開けてアクビをするのはご愛嬌。〕

 なんか風、収まって来た?

〔びゅうびゅうと五月蝿かった其れも。
 今はすっかりなりを潜めている様子(>>39)。
 少し様子を見ようとその格好で玄関へ。〕

(43) 2009/02/18(水) 08:51:44[→割り当てられた家屋]

文学部 アン

- →割り当てられた家屋前 -

〔丸まったシーツがちょこちょこと。
 家屋の前へ踊り出ると見上げ、立ち止まり。〕

 ……。

〔言葉無く、望み続けるのは
 世界を覆い溶け出しそうな、ハナミズキ。〕

 ―――、え?

〔遅れて出た、感嘆は疑問に近い。
 寒さでかたかたと小さく震える白いシーツ。〕

(44) 2009/02/18(水) 08:57:53[→家屋前]

【独】 文学部 アン

/*

今気付いた。
発言回復ないんだね。

うっふっふ。
これは絡みにpt裂くだけ残らないよk


……完全に配分ミスったorz

(-16) 2009/02/18(水) 08:59:20

文学部 アン

〔恐らくの高さは10m程度。
 ハナミズキの中でも大型なのだろう。
 その真下、白のシーツが黒の真ん丸を揺らした。〕

 ――、あれ?

〔黒の真ん丸がはらり、散らす言の葉。
 シーツから伸びた手が頬をなぞる。〕

 え、え?……え?

〔其処には確かに頬を伝う、温もり。
 流す本人すらその理由がわからない。
 ただ、見上げていた。それだけなのに。〕

(45) 2009/02/18(水) 09:04:58[→家屋前]

文学部 アン

〔杏奈の胸が、きゅうと音を立てる。
 雑巾をきつく絞る様な、あの感覚。
 無理に言葉にすれば、其れが一番近い。〕

 ――。

〔指先に残る温もりを見つめ、逡巡。
 ほぅ、と息を吐き唇をきつく噛み。
 ハナミズキをもう一度見上げると〕

 ……御腹、すいた。

〔ぽつり、と呟いた。
 白のシーツはそのまま管理棟方面へ向かう。〕

(46) 2009/02/18(水) 09:08:00[→家屋前]

文学部 アン

- 管理棟・玄関 コルクボード前 -

〔結局、一言で言えば世間ズレしているのだ。
 杏奈はシーツを纏ったまま此処まで歩いた。
 目撃した者が在れば不思議に思うだろうか。〕

 えぇ、と

〔辿り着いたボードの前で、
 文具を持参していない事に気付くが、
 周囲を見渡せば用紙とペンは備えられていた。〕

〔一枚の紙とペンを手に取り。
 ペンでこつこつと顎を叩いて逡巡。〕

(47) 2009/02/18(水) 09:13:33[→家屋前]

文学部 アン、唐突にかりこりと記入するとボードに貼り付けた。

2009/02/18(水) 09:13:57

文学部 アン、メモを貼った。

2009/02/18(水) 09:19:45

文学部 アン


 よし。

〔貼り付けたメモを見つめ、真顔で頷いて。
 白のシーツをふわり、と翻すと
 何食わぬ顔で表へと歩き出す。〕

 ……、

〔辿り着いたのは、
 管理棟近くのハナミズキの真下。
 微かな風に揺れるシーツを纏ったまま、
 潤んだ瞳は暫くの間、見上げ続けていた*〕

(48) 2009/02/18(水) 09:25:40[→家屋前]

文学部 アンが接続メモを更新しました。(02/18 09:26)

【独】 文学部 アン

/*

アンは幽霊設定でいこうと思ってたのですが。
ちょっとテンマさんから、
幽霊でないにせよ、設定が被るような匂いを
そこはかとなく感じてたりします。

じゅりるりの考えすぎなら問題ないのですけど。

でもあの匂わせ方が気になる。

テンマさんが人狼だった場合、
此方は少し道を逸らした方がいい気がするので、
色々と見ながらかえられるよう、
方向はいくつか考えておこうとおもいます。

(-18) 2009/02/18(水) 10:00:12

文学部 アンが接続メモを更新しました。(02/19 01:41)

文学部 アン

- 回想・管理棟側(ハナミズキの真下) -

〔シーツをはためかせ見上げるハナミズキ。潤む瞳はやがて静かに温もりを溢れさせ。道筋を辿り顎先へと伝い、地へ落とす。〕

 ……?

〔悲しい、と言う表情では無い。あくまで常と代わらぬ表情に、涙。それはまるで只のアクセサリの様に。通りがかる少年に挨拶をされれば(>>52)〕

 …別に。

〔照れからか少ない言葉。じぃと涙のままにじぃと見つめ、それでも自己紹介をされれば〕

 …杏奈。佐藤……杏奈。

〔ぼそぼそと名を告げた〕

(133) 2009/02/19(木) 01:50:45[→管理棟側(花水木の下]

文学部 アン、やがて去り行く少年の背を見つめるだけで見送った。

2009/02/19(木) 01:52:02

【独】 文学部 アン

/*

じぃと涙のままにじぃと見つめ、

削除し忘れたorz

(-61) 2009/02/19(木) 01:54:11

文学部 アン、その後も幾人かの人と触れ合うが軌跡を辿るのは少し先の話*

2009/02/19(木) 01:56:04

文学部 アンが接続メモを更新しました。(02/19 01:57)

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