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―自宅―
マジで?
いや、オレそんなん聞いてねーし。
ちょい待って……
[電話を耳と肩で挟みつつ、両手で通学鞄を漁る]
……うっわ、あった。
この量を明日までに?
ありえねー……
[奥から出て来たのは皺の寄った宿題プリントの一枚。
当然の如く白紙だ]
……なぁ。
お前今、もーすぐ終わるって言ってたよな?
だったらできた分まで写さ……
待て待て待て待て。
皆まで言う前に断んなよぉ。
頼むからさぁ。
ほら、なんだっけ、お前の好きなの。
“テ”“ネ”“ュ”?
アレ奢っから。ね?
[電話口で押し問答]
[数十分後]
いってきまー!
[押し問答の結果は如何なったやら、ともあれ学校に向かうことになったようだ。
相当慌てているのか、雨もないのに傘を引っ掴んで**]
くっそ。
勢いで変な約束しちまった。
しかも噛んだし。
[ぶつくさ]
大体あれ、幾らくらいすんだ?
あんま高くねーといいけど。
……つーかオレ、なんで傘持って来てんだろ。
[今更]
よ、っと。
バスケ部今日もやってんのな。
[体育館脇の柵を乗り越え、構内へ]
と、あっちもやってるやってる。
今日は自主練かね。
[楽器の音を遠くに聴きながら、校舎に入った]
[がら]
ミナ……はまだ来てない、と。
[教室を見回して]
……。
ムカイっち。
確かに今日は自由登校ですよ。うん。
だからって、なんでわざわざここまで来て寝てるん。
[近寄って傘の先でつつこうとしている]
……そっか。
残念だけど、オレには一生掛かっても理解できそーにないわ……
[若干引いたかも知れない]
……んや、断じて。
ちょっとミナと待ち合わせでなー。
つかムカイっち、明日までの宿題やったか?
あーうん。
それ、本人の前で言うなよ?
[聞こえたらしい]
……オレが言うのもなんだけどさぁ。
ムカイっちって受験とかしねーの?
[前の席の椅子に*腰掛けた*]
ほら、あいつ怒ると怖えーしさ。
[ひそひそ。
貸して貰う立場のくせに失礼なことを言った]
あ、あー……
高校にも、机、あるもん、な……
[引きつり笑み]
オレ?
いちお、隣町受けてみよーと思ってっけど。
[などとだらだら会話を続けるのだった。
相手の心境の変化には気付かない**]
/*
というわけで、次は2年後かと思いきやそうでもなかったakIkaです。
相変わらず便利機能多すぐる。
ちなみに今回は原作瀬戸君的なキャラを目指しているとかいないとか。
でも早くも無理っぽい。
流石は演劇部。
[そこは素直に褒めた]
……へ?トランクス?
いや、そのなんだ。
穿いてねーとすーすーするじゃんか。
かと言ってブリーフはなんかヤだし。
[一応真面目に答えた]
いや、ブルマは流石に女のコのものだと……
つーかそんな本あったのかよ。
作者の頭ん中が知りてぇ。
[しまわれる本を横目で見た]
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