人狼物語 執事国


55 極夜の村

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囚人 マティアス

 …――可笑しい、な…
 ――俺には、お前の言葉こそが、
 きれいごとに、聞こえる…


[どうやら振りおろした杖の手元は
うまく――そう、うまく彼女に当てられたらしい。
手首を強く握った侭、ぐいと引き寄せれば
彼女の持つ鉈は 果たしてどこにあるのだろうか]

 …約束したひと、か。
 ――それは、すまないな…――

(107) 2009/12/28(月) 23:25:53[長老のテントから]

使者 アルマウェルが接続メモを更新しました。(12/28 23:26)

求道者 レイヨ

…………


[寄り着て己を踏む足を容れず厭わず、雪の上に再び付してトゥーリッキを見上げる。獰猛な獣のごときいろの眼差しを受け、滲む視界―――飛ばされた折に眼鏡は落ちたらしい―――を細めた]


………そうですね…


[押し殺す声は寒さにも別のものにも震えず、吐き出す息と共に刹那だけ冷たい大気を白く染める。視線で追わず傷口の開いた手だけで地面を探り、眼鏡を見つければかけ直す―――寝転ぶ正面には紅いオーロラ]


…ありがとうございます。

(108) 2009/12/28(月) 23:27:53[長老のテントへ向かう予定]

漂泊民 イェンニ

──離して!

[ガン、と痛みの衝撃が脳裏を掠めるから。
ゆがんだ視界で捕らえる彼に、振り下ろした鉈は空を切るかせめて髪でも奪えぬか]

私が綺麗言?そんなの、知らないわ。
私はしたいからするだけ。
貴方も同じではないの

(109) 2009/12/28(月) 23:30:24[殺害現場]

漂泊民 イェンニ

「姉様」

[口元が痛みに声を伴わずそう動く。
こんな男に殺されたくなんてない。
約束は守って。姉様、と

今、頭がかろうじて回るとしたら
肩から流れ落ちる赤くて暖かい液体のせい

あぁ、勿体無い。雪に飲ませてやるなんて]

(110) 2009/12/28(月) 23:33:16[殺害現場]

囚人 マティアス

[男のべたついた髪が ひとふさ落ちる。
男が彼女の手首を離すのは、鉈が男の身体に埋められた時なのだろう、硬く硬く 握りしめて]

 …―――おなじ、か、同じかもしれん…
 ――言葉を重ねて、誤魔化そうとしているのは

 
[引き寄せれば、彼女の首元の位置も判ろうか。
男は、杖を女の背で落としその首に 手をかけた

(111) 2009/12/28(月) 23:36:16[長老のテントから]

囚人 マティアス


 …俺、か…――?

[彼女の口唇が動くのを
 男は、気づく事が出来ない。
 
 掴んだ手首を引っ張り上げ その内側を一度 ちろ と 舐めた]

(112) 2009/12/28(月) 23:38:29[長老のテントから]

使者 アルマウェル

[男は程無くして目覚め――辺りへ視線をやった。ぼんやりとしたのは一瞬だけ。すぐに覚醒し切り、立ち上がる。暖炉の火を消してしまうと、小屋を出て]

……嗚呼。

[零したのは白い溜息一つ。冷えた空気を縫うように、緩慢な歩みで、雪の上を歩いていく]

(113) 2009/12/28(月) 23:39:40[→外]

蛇遣い トゥーリッキ

[青年の胸へ載せた脚は、鋭い動作ですぐに引く。

溢れる赤が新雪をよごすと、蛇遣いは眉を顰めて
粉雪塗れのレイヨを咎める如き面持ちで見遣った。]

 …あまり、それを零すな。
 おおかみを遠ざけるに難儀する。

[差し上げましたと口にする彼へ、それでも鷹揚に
頷いて――厚い毛皮を首元へ掻き寄せ背を向ける。]

 いざという折に力が出ぬでは…
 庇ってくれたカウコに、申し訳が立たん。

(114) 2009/12/28(月) 23:39:42[ウルスラの小屋から外へ]

蛇遣い トゥーリッキ

 …イェンニに、会いにゆくのだ。
 約束を果たしたなら、訪ねよう。

[横殴りの風雪、激しくなりゆく吹雪。
ぐず、と鼻先へ音を立て蛇遣いは足を早めゆく。]

 礼の仕返しと、
 時が足りぬかどうかは――その折に*。

(115) 2009/12/28(月) 23:41:58[ウルスラの小屋から外へ]

漂泊民 イェンニ

この、下種……──!
汚らわしいにも程があるわ!

[舐められた手首に、彼には見えなくとも、誰にも見せたことのないほどの嫌悪の表情をさらして。
鉈を持つ手に力は入らない。
ドサ、と音がするのはそれを落とした音。

得物を失った手は彼の頬をはたこうと再び振り下ろす]


姉様…姉様、姉様……!

(116) 2009/12/28(月) 23:45:01[殺害現場]

蛇遣い トゥーリッキ

[男が手弱女の腕を掴み――その味を覚えゆく折。


          あん、


如何にも場にそぐわぬ、おさなく高い声が響いた。]

(117) 2009/12/28(月) 23:47:30[赤の彩る場所]

求道者 レイヨ

本当に…―――

………困ったものです。


[差し出したものと同時に貰いうけたものを想えども紡がず、車椅子から転げ落ちた求道者はわらわない。冗談めかぬ口調で訥々と夜気に零し、トン、と宥めず労う態で胸元から引き上げる足を叩き、苦しげに息を吐いた]


………はい…

(118) 2009/12/28(月) 23:47:56[長老のテントへ向かう予定]

求道者 レイヨ

早く行って下さい。


[のろのろと緩慢な動作で身を起こし、指摘を受けた指先を口に含む。紅い、鉄にも似る、ちの味]


いってらっしゃい。


[再会を願う見送りの言葉を添え、トゥーリッキを引き留めはしない。暫くは空けぬ夜の下、車椅子に寄りかかり紅いオーロラを仰いでいたか*]

(119) 2009/12/28(月) 23:48:05[長老のテントへ向かう予定]

囚人 マティアス

[ぱああん、と、冷たい空気の中
頬を叩かれた音がやけに響く。
彼女の嫌悪の声に 男は
口元に歪んだ笑みを、浮かべた]


 …――女の悲鳴を、近くで聞くのは、
 ――ひさしぶりだ…

[くくく と 喉奥で音を立てる。
叩かれたままの角度で頭を止め]

(120) 2009/12/28(月) 23:50:34[長老のテントから]

囚人 マティアス

 …――、

[高い、子犬の声に
 僅かに動きを止めた]

(121) 2009/12/28(月) 23:51:41[長老のテントから]

蛇遣い トゥーリッキ

[いつの間にか戸外に出てきたマティアスの犬は。
円な瞳を輝かせ――ころころと転がるように駆ける。


    あん

――ひと鳴きと共に、跳躍。

ひとの血肉の味を覚えた仔犬が、喰らいつこうと
おさないながらに鋭くも鈍いその牙を向ける先は]


[女の手首を舐めたばかりの、*盲男の紅い舌*]

(122) 2009/12/28(月) 23:52:31[赤の彩る場所]

求道者 レイヨ

カウコ…―――


[去ったトゥーリッキの紡いだ名をなぞり、彼の死を未だはっきりとは知らずも、舌の上に広がる血の味に想う事。地を踏まず腕だけでやっと車椅子に戻る折、そこに小さなナイフを見た]


…………

…もう申し訳は立たないんじゃないかな。


[狼を遠ざけるのに難儀すると零したトゥーリッキをいかせ、車椅子に座す求道者は呟く。キィキィキィキィ…―――血の滲む指先は冷えて感覚も鈍いのは幸いか、激しくなる吹雪の中を長老のテントへ向かい進む]

(123) 2009/12/28(月) 23:54:45[長老のテントへ向かう予定]

蛇遣い トゥーリッキ、向かう先――妹分たるイェンニの束の間の無事を*願い*

2009/12/28(月) 23:55:10

漂泊民 イェンニ

[あまりの嫌悪と、屈辱感と痛みと。
ぎりぎり歯軋りする表は別人の如く。

息をすることすら忘れる程の感覚で、意識はそのまま飛びそう。
甲高く響く子犬の声が聞こえたか否か*]

(124) 2009/12/28(月) 23:56:22[殺害現場]

囚人 マティアス

[雪を踏んでの跳躍は 音を吸われ気配薄く。
男は気づく事が、出来ない――*]

(125) 2009/12/28(月) 23:59:31[長老のテントから]

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求道者 レイヨ
22回 残15975pt

犠牲者 (3)

供儀 ドロテア(2d)
22回 残15894pt
情報屋 カウコ(4d)
39回 残15362pt
腹白天使 イェンニ(5d)
28回 残15902pt

処刑者 (4)

杖の人 ビャルネ(3d)
34回 残15662pt
獣医 ウルスラ(4d)
24回 残16011pt
囚人 マティアス(5d)
7回 残16479pt
蛇遣い トゥーリッキ(6d)
68回 残14127pt

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帽子の男 ラウリ(4d)
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夜警 ヘイノ(4d)
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