人狼物語 執事国


55 極夜の村

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囚人 マティアスが接続メモを更新しました。(12/28 19:41)

囚人 マティアス

[男がカウコであった塊の脇に居たのは
短くもあり 長くもある、時間だった。
手で解凍された赤を ちろと出した舌で舐め取ると、肩に背負ったラウリを背負い直し、ゆらりと足を踏みだした]


 …――どうにも…――

[見えぬ眼が、熱い。
男の歩と杖の模様は、長老のテントへとゆっくりとしかし確実に、向かう]

(80) 2009/12/28(月) 19:44:20[村の外れ]

囚人 マティアス

― 長老のテント ―


 …――村の外れに、これが。
 あと、森の方に…――

[多分、カウコが。
消してはならぬ語尾も癖で消し、
男は一度唾を飲み込んでから声を出した。
手に、足に、融けた赤が付着したままに]

(81) 2009/12/28(月) 20:02:42[村の外れ]

囚人 マティアス

 …――もう、俺には、
 ――長老、あんたの大事な村を護る方法は、ひとつしか、浮かばない…
 …最初に浮かんだ、だが、実行するなら最後の…

[呟くように告げる男に、
長老は皺刻む顔に何を浮かべるか、見る事が出来ないのは幸いだと、思った]

(82) 2009/12/28(月) 20:02:51[村の外れ]

囚人 マティアス、ゆらりと長老のテントを出る――

2009/12/28(月) 20:03:59

囚人 マティアス

[男の体から、血の臭いはきっとする。
男の体に、赤はいくつも付着しているから。
 男はテントから出て、ひとの気配に顔を向ける。
 カラリ、耳元でプレートが鳴る]


 …――、

[杖はやや無造作に歩く先の雪を掻く。
イェンニの方へと、ざくり、雪を踏む足は進め]

(85) 2009/12/28(月) 21:30:15[長老のテントから]

囚人 マティアス

 …――、
 ――いや、殺して居ない…

[イェンニの手が、ごつごつした自身の手に触れる。
うっとりとした表情は見えぬけれど
その声に いくらかの想像は出来て]

 報告は、別だ。
 ラウリとカウコが、死んだ。
 そして…――

(87) 2009/12/28(月) 21:50:37[長老のテントから]

囚人 マティアス

 …此れから、殺す心算では居る。
 ――と、言ったら…?


[自身の手に触れるイェンニの細い手首を
 左手で ぎゅっと 握った]

(88) 2009/12/28(月) 21:51:40[長老のテントから]

囚人 マティアス

 …益?
 俺に…――個人に?

[…ふる、と一度頭を横に振る。
彼女の丁寧な言葉に、眉を上げる様子]


 …お前だけじゃない…
 ――誰が此処に居ても、同じ事を、言った…

[銀色は、見えない――]

(91) 2009/12/28(月) 22:26:20[長老のテントから]

囚人 マティアス

 …狼遣いが、消えればそれでいい。
 ――俺は、この「村」を護りたい。

 …それは、益か…?

[ぐ、と。
 イェンニの手首を握る手に、力を入れる]

(92) 2009/12/28(月) 22:31:22[長老のテントから]

囚人 マティアス

 …ほしい「益」では無いなら、 
 「何故」問うた…?


[ひたりと 首元に触れる冷たいものは
雪でも手でも無い事は、知れる。
こくり 喉仏が一度動き 赤い血がぷつりと 浮いた]


 …――死ぬ気、は。
 …―お前が死んだ後なら、やぶさかでも、無い…

(96) 2009/12/28(月) 22:45:53[長老のテントから]

囚人 マティアス

[そもそも 彼女が伏し眼がちな事も知らない。
彼女の見開いた瞳の色も、知らない。
それは幸か不幸かも、判る事は、無い。

知らぬ男は、彼女の手首を掴む手に力を入れ、
杖を持った手を前へと伸ばす――]

(97) 2009/12/28(月) 22:48:10[長老のテントから]

囚人 マティアスが接続メモを更新しました。(12/28 22:48)

囚人 マティアス

 …――…お飾り、きれいごと。
 そう思うなら、…思うといい…


[僅かに言葉に含む色は、濃く低いもの。
ふ、とため息のようなものを、白く吐き]

 …自分が生きたいからでないのに
 自分が生きたいからだと言わなければ、
 いけないのか…――?
 …――嘘をつかねば哀れまれる、
 死者もまた、哀しいものだな…?

(99) 2009/12/28(月) 23:00:14[長老のテントから]

囚人 マティアス

[真っ直ぐに前へと差し出した杖。
飾り気の無い トナカイの蹄に覆われた先は
硬く 硬く 尖って居るのが見えるだろう。
そしてその手元もまた、同じように。

ぴちゃりと、舐める音に眉を顰めたまま、男はイェンニの手首を離さない]


 …予約の前に、条件を言ったろう…

[杖の手元を、音から彼女の顔の位置を察知した上で
 肩口へとあたりをつけて 振り降ろした]

(100) 2009/12/28(月) 23:03:40[長老のテントから]

囚人 マティアス

 …――可笑しい、な…
 ――俺には、お前の言葉こそが、
 きれいごとに、聞こえる…


[どうやら振りおろした杖の手元は
うまく――そう、うまく彼女に当てられたらしい。
手首を強く握った侭、ぐいと引き寄せれば
彼女の持つ鉈は 果たしてどこにあるのだろうか]

 …約束したひと、か。
 ――それは、すまないな…――

(107) 2009/12/28(月) 23:25:53[長老のテントから]

囚人 マティアス

[男のべたついた髪が ひとふさ落ちる。
男が彼女の手首を離すのは、鉈が男の身体に埋められた時なのだろう、硬く硬く 握りしめて]

 …―――おなじ、か、同じかもしれん…
 ――言葉を重ねて、誤魔化そうとしているのは

 
[引き寄せれば、彼女の首元の位置も判ろうか。
男は、杖を女の背で落としその首に 手をかけた

(111) 2009/12/28(月) 23:36:16[長老のテントから]

囚人 マティアス


 …俺、か…――?

[彼女の口唇が動くのを
 男は、気づく事が出来ない。
 
 掴んだ手首を引っ張り上げ その内側を一度 ちろ と 舐めた]

(112) 2009/12/28(月) 23:38:29[長老のテントから]

囚人 マティアス

[ぱああん、と、冷たい空気の中
頬を叩かれた音がやけに響く。
彼女の嫌悪の声に 男は
口元に歪んだ笑みを、浮かべた]


 …――女の悲鳴を、近くで聞くのは、
 ――ひさしぶりだ…

[くくく と 喉奥で音を立てる。
叩かれたままの角度で頭を止め]

(120) 2009/12/28(月) 23:50:34[長老のテントから]

囚人 マティアス

 …――、

[高い、子犬の声に
 僅かに動きを止めた]

(121) 2009/12/28(月) 23:51:41[長老のテントから]

囚人 マティアス

[雪を踏んでの跳躍は 音を吸われ気配薄く。
男は気づく事が、出来ない――*]

(125) 2009/12/28(月) 23:59:31[長老のテントから]

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