人狼物語 執事国


65 じんろうさまのかみかくし村−時が飛ぶ−

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【墓】 迷い子 バク

[>>+5手にしていた棒で水を漕いで、マシロのいる岸辺を目指す]

一年ぶりのような気もするし、一時間ぶりのような気もする。

[飛び跳ねて、曼珠沙華の咲き誇る地面へ着地した]

うん、迷子だ。
どこに行きたいのかもわからない。

(+6) 2010/ 8/ 1(日) 21時20分位[どこか]

【墓】 本好き マシロ

……ふふ、奇遇です。
私も、迷子のよう。

[たしゃ、と浅い川面を踏む。波紋が、何処までも広がっていくのを眺めた]

一体此処は、どこなのやら。
向こう岸は、どうなっているのやら。

ススムさん。迷子に慣れているところで、こんな時はどうすればいいのか、アドバイスしてくださいませんか?

[冗談めかして、くすりと笑う]

(+7) 2010/ 8/ 1(日) 21時30分位[あるいは。]

【墓】 迷い子 バク

[>>+7マシロの足元に広がる波紋をじっと見る]

慣れてねぇよ。

[口を少し尖らせ、それから一歩前進した]

誰かの手を取ったか?

[訊きながら、右手をマシロへと差し出す]

(+8) 2010/ 8/ 1(日) 21時50分位[どこか]

【墓】 本好き マシロ

ふふ、ごめんなさい。
好きでしているわけでは、ないわよね。

[口をとがらせるバクに、わずかに申し訳なさそうな苦笑を見せるが]

手、を。

[差し出される右手。思案げに、視線は宙をさまよい、そこに戻る]

(+9) 2010/ 8/ 1(日) 23時10分位[あるいは。]

【墓】 本好き マシロ

どうだったかしら。

[一歩、川面を踏んで。
バクが炎の向こうにあるように揺らめいた気がした]

あの時、こう。

[バクの右手に、手を、伸ばす]

(+10) 2010/ 8/ 1(日) 23時10分位[あるいは。]

【墓】 迷い子 バク

[>>+10マシロの手を掴んで、少しばかり引き寄せるように力を込める]

いつ、誰に?
そうだ、誰に手を伸ばした?

[真剣な目は、年上の女学生の瞳をまっすぐ*見据えた*]

(+11) 2010/ 8/ 1(日) 23時20分位[どこか]

【墓】 本好き マシロ

……あ。

[手を引かれる。よろけて素足が曼珠沙華の咲く地面を踏んだ]

いつ。
だれ。

[真っ直ぐな眼差しを受け止めて、一度、瞬きする]

……。
これは、違う。

[握った手の感触を確かめるように、一度、強く握って。
漂わせる視線は、川の向こう岸を振り返る]

(+12) 2010/ 8/ 1(日) 23時40分位[あるいは。]

【墓】 本好き マシロ

ススムさんは、こうして。

[手をひっくり返すと、今度は自分の手の上に、ススムの右手が乗る格好]

誰かの手を取ったのですか。

[繋がる手を、ゆるりと上下に振る]

(+13) 2010/ 8/ 2(月) 08時40分位[あるいは。]

【墓】 迷い子 バク

[>>+13マシロの手のひらをなぞるように動かしてから、指先をやんわり握った]

取った気もするし、そうでない気もする。

[手の力を緩めて、小さく頭を下げた]

ごめん。

(+14) 2010/ 8/ 2(月) 19時50分位[どこか]

【墓】 本好き マシロ

[自分の掌の上で動くバクの手がくすぐったくて、少し笑う]

何で、謝るの。私もわからなかった。

[頭を下げるバクの顔を覗き込むように、少し屈んで]

じゃあ、まあ、それはそれで置いておきましょう。
手を取った方が私たちにとっての正解なのかそうではないのか。わからないわけですし、ね。

(+15) 2010/ 8/ 2(月) 20時50分位[あるいは。]

【墓】 迷い子 バク

[笑い声が、降って来る。
俯いたまま、首を左右に振った]

ウサギは、手を取るなって言っていたんだ。
正解でないなら、もしかしたら、ウサギの言う通りだったのかもしれない。

(+16) 2010/ 8/ 2(月) 21時40分位[どこか]

【墓】 本好き マシロ

ウサギさんが正しいかどうか、か。

[俯いたままのバクの頭、一度躊躇ったが、繋いでいない反対の手で、そっと触れると撫でて]

ススムさん。
どこか行きたいところはありませんか。此処がどこかもわかりませんし、行きたいところに繋がっているかもわかりませんが。

[風が吹くと、曼珠沙華たちがざあと揺れた。ゆらりはためいた浴衣の裾から、色鮮やかな蜻蛉が一匹宙に飛び出して]

ほら、案内してくれそうですよ。

(+17) 2010/ 8/ 2(月) 21時50分位[あるいは。]

【墓】 迷い子 バク

[撫でられる感覚と、色鮮やかな揺れる地面、様々なものに瞬いてから顔を上げた]

海で、花火をするって約束をしてたんだ。
ばあちゃんと。

[言って、指先はマシロの浴衣の裾を掴む]

(+18) 2010/ 8/ 2(月) 22時00分位[どこか]

【墓】 本好き マシロ

花火、いいですね。

[浴衣を掴む様子、今度は、笑わない。気合いを入れるように片腕でガッツポーズして]

よし、『ススムさんのおばあさん』を目指しましょう。きっと会えますよ。

[うん、と頷いて歩き出す。蜻蛉は先導するように飛んでいく]

きっと、会えます。約束したんだから。

(+19) 2010/ 8/ 2(月) 22時10分位[あるいは。]

【墓】 迷い子 バク

[マシロのガッツポーズに、顔をほころばせた]

約束を、破ったのは俺なんだ。

[それ以上説明することはなく、蜻蛉の後を追いかける*]

マシロ姉は、誰か会いたい人はいるのか?
どこか、いきたい所は?

(+20) 2010/ 8/ 2(月) 22時20分位[どこか]

【墓】 本好き マシロ

約束破ったこと、後悔してますか。

[浮かべるのは、ほろ苦い笑み]

私も、あります。もう二度と、約束出来ないことも。

[バクの問いに、んーと思案げにして]

そうですね、それなら、姉さんに、かな。
それともうひとり、会って、言ってあげたいことがあるような……

[振り返ると。あの日、陽炎の向こうに立つ人が見えた気がした]

(+21) 2010/ 8/ 2(月) 22時30分位[あるいは。]

【墓】 本好き マシロ

例えば。

[そんな呟きを漏らしたのはいつだったろう。

足下では曼珠沙華が揺れて。
視界の先には極楽蜻蛉が飛んでいる。

左手はバクの右手と繋がって。
ふと、本を持っていないことに気が付いた]

(+22) 2010/ 8/ 3(火) 00時40分位[あるいは。]

【墓】 本好き マシロ

放っておいたままではいられないような後悔を。

[例えば。
もうこの世には居ない姉に告げなければ行けなかった言葉を]

今、昇華することができるなら。

[告げることができるなら]

それはあながち、「間違っていること」ではないかもしれません。

(+23) 2010/ 8/ 3(火) 00時40分位[あるいは。]

【墓】 本好き マシロ

いずれにしてもそれなりに、代価を払う必要があるのでしょうが。

[それが話の落ちかもしれない。
岩場に置いてきてしまった本を、思う]

いずれにしてもこの場所で、ススムさんのおばあさんに会ったなら。
どうしてきたと怒られそうですね。

[ちゃんと迎え火焚かんと! と口うるさく言う姿を思い浮かべてくすりと笑う]

(+24) 2010/ 8/ 3(火) 00時50分位[あるいは。]

【墓】 本好き マシロ

『ちゃんと迎え火焚かんと!』かあ。

[それはもしかすると、自分の祖母か、あるいは姉の、言葉だったかもしれない。

前を飛ぶ極楽蜻蛉が、羽根を休める。
気が付けば、見慣れた通りに、おがらと、お皿。

ぱち、と瞬きをしてから。
どうする? とバクを見る。ほんのりと口元に*笑みを点して*]

(+25) 2010/ 8/ 3(火) 01時00分位[あるいは。]

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