4日目 / 83 レトロ横丁の思い出屋 - 人狼物語執事国

83 レトロ横丁の思い出屋

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視点：人狼墓全

編集者グリタ

[どこに向かうとも決めずに、ゆっくりと路地を行く。

　ふと聞き覚えのある声がきこえて、視線を向ければ、モミジ>>7とプレーチェの姿]

　こんにちは。

[二人の傍に近づき、声をかける。
　モミジがプレーチェへと向けた問いはきこえなかった]

(8) 2012/02/04(土) 20:50:00[路地]

箱入り娘プレーチェが接続メモを更新しました。(02/04 21:20)

箱入り娘プレーチェ

[モミジに声をかけられて、
立ち上がって、彼女を見た]

心は、決まった？

[モミジの問いには答えず、グリタに目線を移し二人ともに、そんなことを言う]

(9) 2012/02/04(土) 21:30:56[路地]

箱入り娘プレーチェが接続メモを更新しました。(02/04 21:36)

編集者グリタ

[プレーチェ>>9の問いにゆるく息をつく]

　そう、だな。
　きまったと言える。

[思い出したい過去に、目を向けることを。
　短く答えながら、対価になりうるだろうものを一つ、もってきてはいた。
　幾日もかけて決めた答えだが、それでもまだ、買えるかどうかは分からない]

(10) 2012/02/04(土) 21:38:18[路地]

編集者グリタが接続メモを更新しました。(02/04 21:38)

箱入り娘プレーチェ

そう。

[グリタの言葉に簡単に応え]

私、お気に入りの犬がいたわ。
でもいなくなったみたい。
あまり器用そうに見えなかったから、
きっとどこかで迷子になっているのね。

[長い睫毛を震わせて、無表情に喋る]

(11) 2012/02/04(土) 21:50:24[路地]

箱入り娘プレーチェ

あの子、探しにいってあげないと、
きっと私を見つけられないわ。

[判るような判らないようなことを言い、そして]

だから、これで最後。

(12) 2012/02/04(土) 22:00:50[路地]

箱入り娘プレーチェ

売るかどうか考えるのが、最後。

[腕時計を、ちらと見て、目を一瞬瞑る]

二人とも、というのは難しいわ。
ねえ。あなたたち。

あなたの願いは、他の人の願いを潰しても、
必要？

(13) 2012/02/04(土) 22:26:17[路地]

編集者グリタ

[唐突にはじまった犬の話に首をかしげ。
　最後、というのはここに来るのが、という意味で受け取りかけたときに続いた言葉に僅かに瞠目した]

　――君が、思い出屋なのか……

[どちらか一人だけだと謝げる少女の言葉に、モミジへと視線を向ける。
　彼女が思い出を手にいれたがっていたかどうか、あまり記憶にない。
　飲んでいたときの印象のほうが強いからだ。

　心を決めては来たものの、二択をせまられるとは思っていなくて、悩むように二人を見た]

(14) 2012/02/04(土) 22:31:22[路地]

箱入り娘プレーチェ

ええ。
――はじめまして。

[冗談めかして、優雅に一礼]

YESなら聞かせて。
あなたたちは何を忘れてしまって、
どうしてそれをまた欲しがるの？

(15) 2012/02/04(土) 22:39:57[路地]

翻訳家モミジ

　決まった？

［プレーチェの問いに問いで返し］

　こんにちは、で。正しいのかな？

［見えたグリタの姿に微笑んで］

(16) 2012/02/04(土) 22:41:01[社→]

翻訳家モミジ

［二人の会話を静かに判別する。

居なくなった犬を探す子ども。
一瞬目を伏せて真実にたどり着いた大人。

ひとは何故、いろんな物を無くし、
いろんな物を見つけるのだろう。

そして――］

　心なんてはじめから決まっているわ。
　はじめまして、想い出屋さん。

［優雅に一礼する姿に微笑を返し］

(17) 2012/02/04(土) 22:45:18[社→]

箱入り娘プレーチェ

[>>16　モミジの問いに首を傾げ]

勘違いなら、それで良いわ。
いらなくなったのなら、もっと良いわ。

[こんにちは。と今更に挨拶]

(18) 2012/02/04(土) 22:45:29[路地]

翻訳家モミジ

　わたしの欲しいものはきっと――

［ちらりと、眼鏡姿の大人を一瞥し］

　貴方には売れないものだわ。

［だってもう、対価は持っていないから。］

(19) 2012/02/04(土) 22:46:16[社→]

翻訳家モミジ

　他の人を潰しても…

［もう、手放してしまった願いを反芻する。
きっとこの横丁に足を踏み入れた頃なら、躊躇わずに肯くことが出来ただろう。］

　そうね、いらなくなったから。
　少しは貴方の負担を軽減できたかしら？

［律儀に挨拶を交わす少女に、向けた微笑は変わらないまま(>>18)］

(20) 2012/02/04(土) 22:50:41[社→]

箱入り娘プレーチェ

[>>19　モミジの言葉に、微笑した]

素敵ね。あなた、強いわ。
強くあろうとしているのでなく。

貴方の旅の幸運を、祈っているわ。

(21) 2012/02/04(土) 22:52:15[路地]

編集者グリタ

[対価をもっていないというモミジを見やり。
　少女へと視線を戻す。

　対価として用意したのは、ひとつの、古びた金貨。
　他の人の願いをつぶすのは躇っても、相手が諦めたと聞けば望んでしまう]

　俺が思い出したいのは――
　両親のことだ。

[幼い頃に死んだ親についてはもう、覚えていることなどほとんどない。
　覚えていなくとも、生きては来れたけれど――

　心の隅でどうしても気にかかっていたそれが、思い出屋の話を聞いて足を運ばすにいられなかった理由でもあった]

(22) 2012/02/04(土) 22:54:43[路地]

翻訳家モミジ

　つよい？　そんなことはないわ。
　私はいつも声を上げてなく、子どもよ。

　でも、この横丁に来て。
　貴方の噂で出逢えたひと達が居たから。

　私はつよくなれたの。
　想い出屋さん、貴方のおかげだわ。
　ありがとう。

［「好い旅を」
交わす微笑みは、互いの幸せを願って――］

(23) 2012/02/04(土) 22:57:07[社→]

箱入り娘プレーチェ

本当に、祈っているわ。

[心をこめて、もう一度繰り返して。
グリタの方へ向き直る。ほほえんで]

そう。羨ましいわ。
最後だから、サービスしておくわ。
こんなに短い間隔で、売ったこと、ないのよ。

(24) 2012/02/04(土) 22:58:12[路地]

翻訳家モミジは、編集者グリタが差し出した金貨を見て、嬉しそうな溜息を吐いた**

2012/02/04(土) 22:58:23

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