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[ふと気がつけば、どれだけの時がたっていただろうか。
何かに気がついたように、頭を不意に上げた。ゆっくりと、何かを探すように、歩き出す。
程なく歩けば、銃らしきものを持ったムカイと、シンヤの姿が見えた]
ムカイ君?!あ、おもちゃ…よかった。
[2人の元に駆け寄ると、シンヤの方を向いた。眼差しはシンヤではないものを見つめている**]
シンヤ君……かみさま……
増えた、みたいですね。
[朦朧とした頭を軽く叩き。離れた屋台ではしゃぐ少年たちを見る]
皆を集める気なのでしょうか。
神様、とやらは。
[手紙を確認しようとポケットを弄るが、見当たらず。手に持ったままの拳銃を撃つと[○]と書かれた旗が飛び出した]
三択 確かに
でも人為らざる者の仕業だなど 考えたら直ぐに解るのかも知れない。だって手紙は、気付けば机の上に在る物だろう?*
ユウキ先生と、フユキ先生と、ソラさんの…三択。
[名を挙げる目の前で、舞い散る白]
私…フユキ先生は、違うって、思っています。
だって、最初から、見つけてやるって息巻いて…
ああ、でも、鬼は、
…当てて、欲しいの?
[眉根を寄せて首を振る]
手紙は、ない…?ユウキ先生。何を、おっしゃるんですか?
[左腕をさする仕草を、遠い景色のように眺め]
それはたった今、ご自分で破いて…
[風の先を追う視線に、白は捉えられず。ただ、ひっそりと咲く夕化粧の紅]
それに、生贄って、まさか。
ユウキ先生…貴方が?
「シロ」も「クロ」も…ご自分が「鬼」だから、見えたもの、ですか?
んー、集めて何をする気だったのか…。
[無邪気にはしゃぐ学生組を眺めて。
内ひとりが神の微睡みに、
手招きされていた者と知る。]
――寂しかったとか?
[辿り着けない結論に辟易しつつも、
○印の旗が出た鉄砲を眺める。]
─…え?
この声は…シンヤ?
顔、よく見えないんだけど…
…って…見えにくいはずだわ、私、眼鏡かけてないじゃない。
──…あれ?ケースの中に無いわ。
どこにいっちゃったのかしら。
…まぁいっか。
ごめんね、シンヤ…って、ムカイに、ミナツ!
二人とも、今まで何処にいた…
───…あ、…
もしかしてここが、神隠しの先、なの?
アンや、オトハさんたちも、此処にいるの?**
私が鬼なら、シロだのクロだのわざわざ教えたり、リストに自分の名前を入れたりしませんよ。
[拳銃を持った相手にするように両手を挙げた**]
…ああ、
[胸に手を当てて息をつく]
驚いた…さっきまで持ってらした手紙のことを、忘れてしまったのかと。
私宛の手紙も、郵便受けに。
フユキ先生の手紙は、知らない間に机の上に…
まさか、
ご自分で書いておられたりは…
ん? 呼ばれたような気がする。
[シンヤらしき声が、自分らの名を呼んだ様に聞こえ]
こっちにいるぞー。
[手を振ってみた。]
[首を振る]
ユウキ先生が鬼なら、シンヤさんをシロだと言えば良かった。
私を嘘つきの鬼にしてしまえば良かった。
なら、ソラさんは?…わからない。
去年、私の占いのこと、鬼のことを聞いて、とても驚いてらした。
ああ、でも、フユキ先生は、誘拐犯を見つけて、問い詰めたがって…
[大人達も視界の端に入れ、銃を投げだす]
俺たちずっと、このまま?
とおいとおいところらしい、ここで…?
それともそのうちイケニエとかに供されちまうのだろーか。
[穏やかに呟いた*]
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