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[雪が降っていたのは僅かの間。土の上の白い結晶も、たちまち溶けて消え去った]
……ワシ、やっぱり、みなの様子見に行く。
見ても、何にもならんじゃろけど。
アンは、
[言いかけて、何かに気づいたように*口をつぐんだ*]
─自宅/翌朝─
……さーあて、と。
[小さく呟き、家を出る。
左手には傘、右手にはてるてる坊主がまた二つ。
ちら、と空を見上げ、ゆっくりと歩き出す]
ウチにいても仕方ねーし……どーすっかなぁ。
―夜更け 廃屋→セイジ宅―
俺のこと信じても何も出ねぇよ?
手品の種は、ボタンさんが持ってるってか。
[助手席で俯いたセイジに左腕を伸ばす。
抗えば振り払える程度の力で、がしがしと頭を撫でて離した]
おまえくらいの年の男は、どうやったら女の子にモテられんのかーなんてので頭いっぱいにしとけばいーんだよ。
[セイジの家から自分の実家までは、考え込むような顔で車を走らせた]
[突然、雨が変わった。
空から舞い落ちる小さな氷の結晶は、
ここでは見慣れないもので]
これは……雪?
こんなに寒いなんて……
花も、元気がなくなって当然、か。
[最後の一言は小さく呟いて]
―翌朝 人形店前―
ボタンさん、おっはよーございまーす。
[軽トラを乗りつけた人形店の前。
まだ開店していない店の中をガラス越しに覗くが、人の気配はない]
何考えてんだ、俺?
[ネギヤの体格、老婆の腕力、そんなものを秤にかけている自分に気付いて肩を竦めた]
[帰宅すると、両親が玄関前で待ち構えていた。
こんな夜遅くに何やってたんだ心配したんだぞ、と
捲し立てる父とそんな父を宥めながらも
あまり心配掛けさせちゃダメよと釘をさす母。
ひたすら謝る。
父親の機嫌が直り、両親が床に着いた真夜中、
何者かが玄関の戸を静かに叩くのが聞こえた]
……どちらさまですか?
[傘を回しながら歩いていく。
すれ違う人々は、どこか気ぜわしげ]
ま、仕方ないっちゃ仕方ない、かぁ。
[どこか場違いな呑気さを交えながら歩いていく。
通りがかるのは、人形店の前。
そこにとまる軽トラに、あれ? と首を傾げた]
ガム兄、ナニしてんのー?
[そこにいたのは、見慣れた村の人間の姿]
あれ、――さん、どうしたんですか?
[来訪者が囁いた。
今回の事件と犯人の正体。
それは目の前にいる……]
……え、それって、どういう――
て、なんで、そこでセイちゃんとボタン婆!?
[大げさに驚いて、じり、と後ずさって見せる。てるてるが、揺れた]
……あー、アンちゃ?
昨夜、裏山で傘だけ見つけた、けど。
本人は見つかんなかった。
傘と一緒に、なんでかセイちゃんの貸したハンカチがてるてるになって落ちてたけど。
[不意の問いに、一度瞬き。
それから、自分の見たままを告げた]
……それが?
[きょとり、瞬きひとつ。
何が言いたいのかわからない。
そんな感じに、首を傾げて]
……ナニそれ……わっけわかんねーよ。
[疑い、という言葉。
ほんの一瞬、表情は険しくなるけれど、すぐにそれは、とけた]
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