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>>172
レトルトカレーも、そこまでもたないのですわね。保存食としてはそれほど優秀というわけでもないのかしら。
[カレーの賞味期限もチェック。]
あら、そのまま埋めると、紙は水分を吸ってしまいますわね。密閉瓶がどこかにあったかしら?そこに除湿材を入れて…。
[厨房の中から、瓶とお菓子に入っていたらしき除湿剤をもってくる。]
この程度で六年もちますかしら?
>>173
なるほど、それはちょうど良いですわね。
しゃぼん玉セットも入れてみようかしら…。カラーボールも。
>>174
曲者ですの?でも蹴りがない分、身体の丈夫さまで考えずに済みますわ。青虫問題も。
[二人がタンカを探しに行くのを見送ると、ぼんやりと
月を眺めた]
♪
誰に使おうかしら この恋の魔法のくすり
[柱にもたれて、口ずさむ。やがて二人が戻ってきて、
一緒に学校へ向かう*だろう*]
>>176
そもそも、何に詰めて埋めますの?
あのタイムカプセルは壊れてましたわよね?
埋める場所は、あのタイムカプセルと同じ場所…は、よろしくないしら?
…あら?タイムカプセルを埋めたのは卒業式の日でしたわよね?もう埋まっているのかしら?
[保健室にローズマリーを運びこむと、あとはソフィーに任せて用務員室へ]
[取り出した手帳をめくり]
共存するってのはどう?
[紙の上で足を止めたままの小さな占い師に、お伺いを*立てた*]
[昨日もそもそと昼に起きてから学校の外へと足を向けた。ここへ着てから皆一度家へ行ったようだが自分はまだ行ってなくて。皆より遠い位置にあったために面倒だと考えていたのだが、やはり興味は湧き、徒歩で家へと向かう]
[目の前に広がるのはごく普通の家。ドアに手をかければすんなり開いて。軋むドアの音と共に中へと入る。思わず「ただいま」と口を突いて出たが、返ってくる返事は無く。居間やキッチンを覗いてから2階へと上がった]
…俺の部屋…。
[自然と足を向けたのはかつての自分の部屋。ドアを開けてまず目に入ってくるのは若干散らかっている勉強机。左に目を向ければ部屋の隅に置かれている本棚が目に入り。漫画や野球に関する雑誌が並べられている。その横の壁には大好きだった野球選手のポスター。自分はこの人に憧れ目標にしていたのだ]
…懐かしいな。
今もまだそのままなんかねぇ…?
[しばらく家には帰っていない。今も部屋はこの部屋のように昔のままなのだろうか。部屋の右側に置いてあるベッドに腰掛け、部屋の中を見回す。ベッド側の壁にもポスター、天井にもポスター。もちろん野球選手のものだが、まるでミーハーな女性の部屋のようだと自嘲気味に笑う。ふと机の横に視線をやれば、高校のとき使っていたグローブとバット、そして、ボール]
…今更だが、ホント俺って野球馬鹿だったんだな。
……やりてぇなぁ、野球……。
[ベッドに寝転がり、ボールを天井に掲げて眺める。思い出されるのは楽しげに野球をしている少年時代。小学校、中学校、高校、ずっと続けて夢に向かい羽ばたいて──翼はもがれた。左目を失ってからしばらくは絶望ばかりだった。夢に向かえず、痛みに打ちひしがれ、傍に居た人は去っていった。続けて思い出された記憶に眉を顰め、瞳を閉じた]
[再び目を開けたのは何時間経った後だろうか。窓の外を覗き見れば日は地平線から既に顔を覗かせ街を照らしている]
……げ。
昨日ここ着たのって昼だよな。
あれからずっと寝てたのか?
[飯も食わずにこんこんと眠り続けていたらしい。久しぶりに家に戻ったと言う安堵感でもあったのだろうか。ベッドから起き上がり部屋を後にする前に机に向き直り]
…片目は無くしたが俺はまだ諦めねぇ。
必ずまた野球やれるようになってみせる。
[過去の自分に誓うように呟き。ボールを手に取ればそのまま部屋を、家を後にする。日の光を浴びながらゆっくりと学校へと戻って行った]
[そのまま食堂へと踏み入り、何か食うものはないかと厨房へ。しかし料理は大して出来ず。冷蔵庫を覗き込みあれこれ考えて引っ張り出したのは食パンとトマトやレタス、ハムにチーズ、卵]
ま、サンドイッチくらいなら何とかなるよな。
[鍋に水を張ってコンロにかけ、塩一つまみ入れてから卵をいくつか投入。茹で上がるまでに野菜やハムを食べやすいようにスライスして。塊であったチーズも悪戦苦闘しながらスライス。卵が茹で上がれば殻を剥いて包丁で細かく刻み、ボウルに入れてマヨネーズと和える。それらの材料を適当に組み合わせながらパンに挟んで、対角線上に切った]
こんなもんか。
味は……まぁ多分大丈夫だろ。
[多めに作ったサンドイッチの皿をテーブルへと運び、牛乳も持ってきて食べ始めた]
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