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6.校庭の怪談
墓地を埋め立てて作られた学校のため、校庭の下にはたくさんの死体が埋まっているらしい。夜中に校庭の中央に出ると、地中から手が出てきて、地面の中に引きずり込まれてしまうと言われている。
7.七不思議にまつわる怪談
6つ全ての怪談を見届けた者には、恐ろしい出来事が待っていると言われている。
※この怪談を検証するのは一番最後にしてください。ただし、日数の都合上、実際に検証することはできません。
開始日について
参加CO済の方が集まり次第鍵を外します。
早ければ20日(土)24時(21日(日)0時)、遅くても21日(日24時には開始したいと考えています。
定員まで集まったら嬉しいけど少人数開始上等の方針で。
――私、見たんよ。
本棚の隙間から、こっちを覗いとる二つの目……
窓の外を横切る女の影……
司書さんの後ろで笑う男の子……
本当ねんて。
私、霊感なんてなかったげんけど……
この学校に入ってから、やったら見とるねんよ。そういうの。
[放課後。既に人影がまばらになった学校。二年一組の教室に、明るく軽やかな少女の声が響き渡る。少女は己の席に座り、机の上に置いた文庫本の表紙を軽く叩きながら、友人に語っていて]
ほんで、昨日ついに撮ったげんて。
何を、って……だら、心霊写真に決まっとるじ?
携帯で図書室の中撮ったら、色々映っとったんよ。
ぼんやりした顔とか、いわゆるオーブとか……
[ほら、と言って携帯を取り出し、操作して画像を見せる。驚き感心する友人の反応に、どや、というように笑ってみせ]
なー? はっきり映っとるやろ。
この学校には本当におるねんて、幽霊が。
幽霊がおるなら、七不思議もあっておかしくない。
そう思わんけ? せやから、今日の肝試し一緒に行かんけ?
[首を傾けつつ勧誘する。
今日の夜に校内で行う事を企画されている、肝試し。七不思議を検証しようという趣旨のもの。少女は企画者ではなかったが、オカルトやホラーの類は好きだったので――数々の心霊体験のせいもあり――話を聞いてすぐに参加を決めていた。
懐中電灯などの準備も、万端整えてきている。その上で今は、一人でも多い方が楽しいかと、当日参加者を探したりして*いた*]
―放課後・校門―
[校門の柱に寄り掛かり、下校する生徒や校庭で部活に精を出す生徒たちを眺めている]
今日って約束したけど……
みんなホントに来るのかなぁ?
こういうのって案外ビビッちゃって人集まらないんだよねぇ。
[苦笑しながら、ぱらぱらと怪談をメモしたノートを*めくった*]
[それから暫し、勧誘をしたり無駄話をしたりと過ごしていると、こつこつと響く足音が聞こえ、近付いてきた。程なくして、扉が開きっ放しの出入り口の片方に、足音の主はぬっと姿を現し]
「なんだ、お前らまだ残ってたのか」
あ……先生!
[教室の中を覗き込みながら声をかけてきたその長身の男に、はっとして振り向く。
がたん、と椅子が揺れて音を立てた。
先生。男は社会科の教師で、少女のクラスの担任だった。授業が面白く、また一見軽くも真摯で生徒思いだと、生徒からの人気は高く、ライデン先生というあだ名で呼ばれていた]
「葛城、――、――、お前ら帰宅部だろう? 程々に帰れよー」
[残っている者達の名前を呼び、笑いながら言ってライデンは去っていった。
はーい、という呼ばれた人数分の声が響き]
[話し、去っていくライデンの姿を、少女はじっと見つめていた。去った後も扉を見ていたが、友人から名を呼びかけられ、顔の前でひらひらと手を振られて]
……ん?
っと、ああ。なーん、ちょっこし考えてただけやが。
先生達には見つからんようにせんなんとな、とか……
これを機にオカルト部に入るなんてもアリかな、とか。
何度か考えてみた事があってんよ。
リウ先輩もいい人やし。
[少し慌てたように首を横に振ってから、そんな風に応え。部活動する生徒の声が響く窓外を*見やった*]
はぁ。みんな、来っないなぁ。
[少女は退屈そうにノートをめくっている]
葛城って言ったっけ、あの子。なんか素質ありそうだしー、肝試しに来てくれたらオカルト部に勧誘して、あわよくば次期部長に……とか考えちゃうなぁ。
[声をかけたメンバーを思い浮かべながら夕焼け空を*見上げた*]
あっ、そこのキミー。肝試し、しない?
[校門を通りがかる帰宅部らしき生徒に声をかけるも、無視され]
夏といったら肝試しなのに。つれないなぁ。
[校門の柱にもたれてぼんやり空を見て]
みんな……まだ来ないのかな……
[少女は退屈そうに*呟いた*]
ん・・・やっぱり帰ろうかな。
[放課後、家よりも集中出来るかと学校に残り課題をやっていたのだが全くそんな事は無かった。誰もいない教室というのは予想外に怖かったし、物静かな学校というのも落ち着かなかった。]
学校でも家でも大して変わらないならわざわざ学校にいる意味ないもんね・・・
[なんだかんだ理由をつけつつも怖いだけなのだが。少年は帰る準備を始めた]
[荷物をまとめて教室を出る。二階の階段に差し掛かりふと足を止める。]
そういえば、階段がどうこうっていう七不思議の噂があったっけ・・・あれは、三階だった気もするけど・・・なんかやだな・・・
[なんとなく居心地の悪さを感じて足早に階段を下る]
七不思議か・・・
[なんとなく下った階段を振り返る。すぐに踵を返し校門へと歩を*進めた*]
[勧誘に乗った者はいたかどうか。ともあれ、数人に集合場所などを告げて、少女は教室を後にした。そしてやがて、校門付近へと姿を現し]
こんねーっ、リウ先輩。
[其処に立っている、肝試しの企画者でありオカルト部の部長である先輩の姿を見て、大きく腕を振りながら、挨拶をして名を呼んだ]
誘ってくれて、あんやと存じみす。
今日は宜しくお願いしますね。
[近くまで来ると立ち止まって言い]
まだ他には来とらんみたいですね。
いっぱい集まったらいいなあ。
私も、何人かに声かけてみたねんけど……
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