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―― 派出所前 ――
やっぱりブタだ。
[先週からから働き始めた食堂。その配達中。
集金鞄につけてあるお守りが目に入ると昨年のことが思い出された。
ヨシアキの落し物である台本に挟まれていたあれそれ]
手紙、どこにしまったっけ。
[毎年、訪れる場所。
涼やかな気配は近くにあるのを探さずとも感じながら]
――今年は誰を呼ぶかね。
楽しい子か、寂しい子か、強い子か、弱い子か――。
神さんが引っ張るのは、気まぐれだからな。
[別れ際に聴いた遠い記憶に返す。]
―― 結城医院 ――
夕霧先生、いらっしゃいますか?
見て欲しいものがありまして。
[冷やし中華と、例の手紙を携えて開業医を訪問する。
名前が赤黒い線で消されたリストに、顔は青ざめたままだ*]
―神社近くの参道―
[屋台の準備をする村人の傍らに立つ男。
こしらえた生け簀に放されて行く小さな金魚]
「あれからなぁんも見つかりゃせんからねぇ。人の仕業じゃねぇって言う奴も、ぽつぽつおるわなぁ」
…神隠し、ですか。
[鮮やかな金魚を見下ろしながら呟かれた言葉に、屋台の男が作業の手を止めて目をやる]
「まぁ、あんまり滅多な事は言わん方がいいと俺ぁ思うけどな」
[その言葉に少し苦い笑みを返す]
盆踊りは。今年もやるんですね。
「そりゃ、盆にはたーくさん帰って来るからなぁ。迎えん訳には行かんしなぁ」
[水面で金魚が跳ね、ぴちゃんと小さく響いた]
―川縁・立葵の前―
穂澄加奈、下村吉秋、そして女性弁護士も忽然と姿を消した。
あれから一年。彼らの消息は依然として不明のまま…
また、盆踊りの季節が巡りきて――
[封書を団扇がわりにして、顔を煽ぐ*]
/*
一日目の様子だと。
ピクシーはレン。
クルミは霊か占か。能力はありそう?
今日、それらしい話がなきゃ墓落ちだな。
狩人と村人はわかんねぇ。
チカノ、ヨシアキは村か狩。
ホズミは占辺りはありそうかなとか。
―― おあけなせ
―― おおかみ さまの
―― とおりみち
[つけた面は狐ににている、
が少し違う。この村独特のものだ。
あの夏の日から一年、あの日と同じ謡いを口ずさみながら、白地の浴衣のこどもの背は少し伸びた。茜色揺らし、振り向く。]
風見鶏〜 く〜るくる〜
真夏の日 く〜らくら〜
[垂石 榴子。略してザクロ。
かまぼこ板で出来た表札も、もう一年になる]
どこ〜にいった〜 陽の花〜
……とここまで書いて力尽きたのでまた明日にする。歌詞難しい。
[生暖かい風と共に、聞こえてきた謡に耳を澄ます]
…これは。
[時間の感覚も、ここが何処なのかも、曖昧なまま。
吹く風に髪は揺れず*]
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