102 いつわりの村
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!?
[手応えはあった、だが突然顔に浴びせられた液体に視界を塞がれる]
ちっ……!
[それがインクだと把握する前に、背中を突き刺す鋭い痛み]
な……ん……
[数歩よろけた後、おっさんは倒れ込んだ**]
(1) 2013/ 2/ 7(木) 00時20分位[廊下]
[『夜』ターンの広間――]
俺が勝手なコトしなければ……杏ちゃんの言うように襲撃なしにして4人の最終日にしてればンガムラの兄ちゃんは助かってたはずなんだ……
勝手に襲撃の設定をしなければ―――
無関係なんかじゃねえ……関わっちまってる……刺し違えてでもなんとかしねえと……
[思考は冷静ではない。しかし、神経は研ぎ澄ます。
そして―――]
(2) 2013/ 2/ 7(木) 00時40分位[広間]
[人影は警戒しながらこちらに近づいてくる。]
……そういやおっさん、ナイフ持ってたな。
ペケレさんの忠告きちんと聞いとくべきだったなあ。「成人男性まで殺した人とどう戦うの」、か。
突然死だよなあ。
勝てる気……しねえけどっ……
[自分よりも大きな体格。そして手に握っているナイフは自分を狙ったものだとわかるだろう。
咄嗟にポケットに手を入れ――――]
(3) 2013/ 2/ 7(木) 00時40分位[広間]
―― 夜・自室 ――
[別荘の探索で服も頬もあちこち薄汚れている。
携帯電話を操作する手は少し震えていた]
勝ち負けとかどうでもいいと思ってた数時間前に帰りたいわ。
[奥歯を噛み締めて、『バク』を選ぶ]
(4) 2013/ 2/ 7(木) 00時40分位[自室]
[ドアノブに手をかけて時を待つ。
間もなく響く、メール着信の音。
中身も見ずに、廊下に飛び出した]
(5) 2013/ 2/ 7(木) 00時40分位[自室]
[ナイフが振るわれるその瞬間、ゾウサクの顔にインクをぶちまけた]
……っつつつつ!!!!
[ナイフは見事に腹へと突き刺さっている。
が。想いの力、火事場のど根性は――]
杏ちゃんはきっと……もっと痛かったは……ず…だ!!!
[血をごぶりと滴らせながら自分の腹のナイフを抜く!
残る力を振り絞り―――インクで視界を塞がれているゾウサクへと]
(6) 2013/ 2/ 7(木) 00時50分位[広間]
……少しでも……刺されえええええええ!!
[自分の倒れる力だけを使い、その背中にナイフを突き立てようとする。
――しかしそこで意識は途切れた。
ナイフがどれ程まで刺さったのか、それともかすっただけなのかなどという事も、見届けることができないまま―――
掠れた声で、『杏ちゃん……』と最期につぶやいて*]
(7) 2013/ 2/ 7(木) 00時50分位[広間]
[少女は目を覚ます。
そこへ駆けてくるペケレに、寝ぼけたように声を掛けた。]
…おはよう。で、イマリは?
[確かおっさんに襲いかかろうとした途端、ぶちまけられたインクと瓶が目の前に飛んできて。記憶はそこで途切れていた。痛むおでこをなぜると生乾きのインクが顔に広がっていく。リアルタイムで無惨な姿になりながら、やがてイマリも姿をあらわしただろうか。幾つか言葉を交わすうちに、少女はようやく自分が人狼ゲームに参加していたことを理解するのだった。]
(8) 2013/ 2/ 7(木) 08時00分位
重大発表!!
[突然、右手を高く挙げて叫んだ。正座もしていたかもしれない]
人狼ゲームご苦労。
宴も酣ではあるが…これから宝探しゲームを開催する。
[そう宣って、
少女はおっさんの遺言(独り言)を説明するのだった。]
ゆえに警察を呼ぶ前に、まずネギヤを脅迫して、それから…**
(9) 2013/ 2/ 7(木) 08時00分位
[>>9チカノの声に、おっさんは倒れたまま苦笑する]
は、
チカノちゃ、ほんと、知らないんだ、な。
お宝開けるには、生け贄が、いるんだよ。
だから、親戚連中の約束で、手はつけねえって、
……チカノちゃんが、お宝、欲しいなら……好きに、しな。
[息も絶え絶えな、おっさんの囁き**]
(10) 2013/ 2/ 7(木) 12時20分位[広間]
イマリちゃん?
無事なんじゃないかな。
[>>8チカノの問いに振り返って部屋の方を見やった。
それから向き直って、インクにまみれたチカノへと真顔で言う]
顔がイカみたいに……
(11) 2013/ 2/ 7(木) 18時50分位[廊下]
[『宝探し』の単語に、しばらく唸っていたが、やっと言葉を思い出して手をぽんっと叩く]
たからっしゅ!
……って、おっちゃん!?
生贄って何…!?
[やっと気づいて駆け寄った*]
(12) 2013/ 2/ 7(木) 18時50分位[広間]
何だい、欲張りだ、な。
要らなきゃ、聞かない、だろ。
[>>12駆け寄ってきたペケレを、目だけで見上げ]
……ああ、もう、いいか。
猫、
赤い目の、猫の像に、人を、殺して、捧げると、
お宝への、扉が開く、って、言い伝、え。
はは、ほんとだと、思うかい……?
[弱々しく視線を巡らせる先には、いくつもの猫の置物。
それぞれ違う目の色は、緑、金、青、黒、茶、そして]
……くだら、ねえ……。
[瞼を閉じたおっさんには、それも全部見えなくなった]
(13) 2013/ 2/ 7(木) 20時40分位[広間]
[>>13ゾウサクの切れ切れの説明に、あたりを見渡す。
よく見ればこんなにも不自然にたくさんの置物に囲まれていた]
死ぬのは勝手だけど、その前に鍵あけなさいよ。
[年長者に向ける口ぶりではない。
手のひらでゾウサクの頬を叩く]
(14) 2013/ 2/ 7(木) 21時30分位[広間]
…………。
[>>14僅かに手を動かして、自分のポケットを指さした。
ネギヤから奪った鍵束がはみ出している]
(15) 2013/ 2/ 7(木) 21時40分位[広間]
意外にアナログな鍵なのね……
[>>15おっさんのポケットから、鍵を引きずり出す]
ひょうきんで、やさしいおっちゃんだと思っていたのに。
[乾いた声は、床の一点を見つめたまま落とされた。
うん、と一度頷いてから立ち上がる]
(16) 2013/ 2/ 7(木) 21時40分位[広間]
ダイイングメッセージとはおっさんも洒落たではないか。
だが、生け贄がかくもおっさんとは、私は寡聞にして聞かぬな。
[鍵を取り出すおっさんを片目に、
すたすたと倒れたバクの元に歩み寄って跪くと、
そのほおを、ぱしんと思い切りひっぱたいた。]
イサクは少年であるべきだろう?
…まあ、それはそれ。それはボンレスハムでもよいではないか。
日本史の…今にも歴史になりそうな教師が言っていた。
武士は腹切りをしてもそうは簡単に死ねないのだそうだ。
少年…。対価を得て帰ろうか。
[囁くような声。
やがて呻き声をあげた少年を見て、少女は微笑む。**]
(17) 2013/ 2/ 7(木) 21時50分位
―― 玄関 ――
[<100>ある鍵を順番に鍵穴に合わせていっている]
困った。
どれをさしたかわからなくなっていく……
(18) 2013/ 2/ 7(木) 22時10分位[玄関]
うう………
[>>17頬に衝撃、そして囁く声が聞こえた。
呻き声をあげ、うっすらと瞼を開ける]
い……‥な、んだコレ、腹、あちぃ、
い゛っっってええ……
[ひっぱたき起こされたが、激痛で起き上がれない。]
何が……どーなっ、た?
ゲームみた、いに、簡単には……死、なねえ…もんなんだな……っ……
『あ、俺終わった』とか、よぎったけど……現実マジ厳しいマジやべえ、ぜ……
[へへっ、と無理矢理笑ってみせるが、治療をしなければまずい状態であることに違いはないだろう。]
(19) 2013/ 2/ 7(木) 23時20分位[広間]
[部屋に閉じこもる夜の時間が明ける。扉を開けると、ペケレが駆けていき、そして]
…違う。ケーサツ。
[部屋に戻る。携帯の電源を入れる]
もしもし…。
(20) 2013/ 2/ 7(木) 23時40分位[食堂]
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