[食堂に来て、初めてネギヤと対面する。
……面倒くさい。
けど、負けず嫌いな性格が燃え始めつつある。
どうせなら、勝って終わりたいなと思いだした。]
[ケータイを手にして、部屋へと向かう]
――自室――
[説明を聞いた後、携帯を持って部屋に入る。]
どんな役職かなーっと……お?メール?
……っうあああああああああ!?
グロいよっ……使ったのフォトショか?ネギヤの兄ちゃん凝ってるなぁ。やる気満々じゃん?
[感心しつつ役職通知を見たり、支給品を確認したり。]
コレが夜ターンってやつなんだなっ。……というかインク瓶とかどーすればいいんだ?
[夜ターン。携帯電話で確認した役職は―――]
人狼かー。
今回狼2人って説明があったから相方がいるんだよな。
ん?狼専用メルアドが設定されてる?打ってみるかな……
『相方さん。俺はバク。あっ、名前と顔覚えてねえかもしんないから顔写真添付しとくな。狼がんばろーぜ!とりあえずルールとか理解できてるか?』
[まだ見ぬ相方へ、自分の顔写真を撮ったものを添付したメールを送信。]
[突然メールが来て、また驚く。
一通は、ネギヤの死体のメール。
合成なんだろうけど、あまりに趣味が悪い]
[もう一通は、片方の人狼から。
こちらも顔写真を添え、「白瀬 杏です。人狼ゲームはやったことないけど、ルールは一通り頭に入れておきました。一緒に頑張りましょうね」という本文を書いたメールを送った]
[返ってきたメールを開き―――]
杏ちゃん……あのめっちゃカワイイ子か!
写真もあるし俺ツイてるっぽい?よーし!杏ちゃんは絶対吊らせねえぞ!
『よろしくお願いしますっ!俺もネット以外じゃやったことがねえけど困ったことがあったら精一杯協力するよ!占い師を守る役職がないから占騙り……ええと、占い師の偽者を出して混乱させる事はまだしなくていいと思います。とりあえずは昼を乗り切りましょう!』
[文面が若干丁寧なハイテンションになっているかもしれない。浮かれながら送信。]
――食堂――
なあなあっ、ネギヤの兄ちゃんの写真見た?すっげー凝った加工だよな!すげえよマジすげえ!
……あれ?見れねえや。
[もう一度写真を見ようとしたが、携帯の電源はつかない。]
どう始めたらいいもんなんだろーな。
……天ぷら粉あるのか!杏ちゃんのアイディアマジ最高。スカシカシパン食えそうな気がしてきた!
[珈琲に砂糖を(05)杯加えて、飲み始める。突き飛ばされた件については、しっかりと<23>倍返しした後で]
人手不足ってゲームなの。
こんなに親戚まで集めてどういうつもりよ、あの腐れオタク。
[説明画面を睨み付け、支給された携帯を受け取ると操作してみる]
なにこれ、電波全然ないっぽいんだけど。
常備薬…と[背高 ンガムラ]でも分かる人狼ガイドブック?
[仕方なくベッドでガイドを読み始めると軽快な着信音]
なんだ、部屋ならメール入るんじゃん。
しかしまたレベルアップとはふ…っ
っっキモイ!なに考えてんの!
[どこかの部屋でも声が上がるのを聞き、食堂へ]
これ、皆さんのところにも…あれ、電源落ちた。
ペケレ姉さん、なにその変な生き物。
ネギヤ兄さん、写真写り悪かったわよねぇ……
[ひとしきり考え込む風に黙り込む。
手のひらには、ミルクたっぷりの珈琲カップ]
よくわかんないけど言っちゃおうかな。
あたし、能力者じゃないよ。
……とかそれっぽいコト言ってみたけどさ、茶でもしながら楽しもうぜ!
ところで……
[取り出したるはインク瓶]
コレ、俺に議事録っぽいの書いてけってことか?
[それっぽいものを下手な字で書き始めたが、要点を纏めるのは下手だった]
皆のトコにはどんなのあったんだ?
[『夜』が終わると、おっさんは首を傾げながら食堂へ戻ってきた。旧式携帯片手に、テーブルの上を眺めてまた首を捻る]
みんな何持ってんだい。天ぷら粉……と、何だいそりゃ。え?菓子パン?
ふうん……。
[ポケットに手を当てる仕草。自分に何が支給されたかは、言わない]