157 家出少女の電車内
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[少女が徐に行動を起こしたのを見て、
何が始まるのかと首を傾げていたが。
行動の対象が自分だと分かれば、表情は瞬時にびっくりしたものへと塗り替わる。>>1:31]
え、――これ、もらっていいの?
[常よりも甲高い声を発しつつ。
視線は少女の顔と飴玉の間とを行き来する。>>1:32]
(2) 2014/07/30(水) 13:56:37[ホーム側のボックス席]
[視線がそれらふたつだけでなく、
楽器ケースの脇にちょこんと置いた学生鞄もうかがい見るようになるまで、
そう時間はかからなかった。
――が、鞄の方は数秒で見るのをやめた。
再度少女に向き直り、飴玉を指差しながら、]
………、綺麗な色ね。
[そんなことを呟いた。
そんなことしか呟けなかったともいう。
お行儀がいいか悪いかなんて、そんなこと気にしていられる余裕はなかった。
この場に親がいればこの子にいい顔はしなかっただろう、とは、
頭の隅で思考が働いたが。
車内を見回しても、この子の親らしき姿を見つけることはできなかった]
(3) 2014/07/30(水) 15:16:25[ホーム側のボックス席]
学生 ハツネは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/30(水) 15:46:40
学生 ハツネが接続メモを更新しました。(07/30 15:47)
女優 ポルテは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/30(水) 17:28:59
[自分の知ったことではないと分かっていたが、
車内をもう一度見回した。
ほとんどが学生で、
会社員と自分は社会人。
あのおっさん(?)は職業不明だが、
恐らく独立しているだろう。
ひとりでいたとしても何の不都合も不自然もない。]
(4) 2014/07/30(水) 20:56:58[後方座席]
[ルリは自分の心臓がどっくんどっくん鳴るのを聞いていました。徒競走のときよりもドキドキして、顔も熱いくらいなのに、そのくせ飴玉を握った手は少し冷めているようでした。
だからでしょうか、お姉さんがもらってもいいの、と聞いた時に、ルリはうまく答えることが出来ません。耳の中でドキドキしている心臓がうるさくて、なんて言えばいいのかルリには分からなかったのです。
お姉さんは驚いた顔をしていました。もしかして、もしかしてやっぱり、ご挨拶としては飴玉はダメなのでしょうか。でもルリは果物は持っていないのです。]
(5) 2014/07/30(水) 20:58:07[お姉さんに向かって]
[お姉さんの視線がいったりきたりする間に、ルリの目線も少しずつ下がってきてしまいました。あらやだ、鼻がツンとします。お寿司を食べた時のようです。
けれど、しぱっと、ルリが瞬きしたら、眼の中の海は薄れました。
綺麗 ですって?]
(6) 2014/07/30(水) 20:58:33[お姉さんに向かって]
[ルリはきちんと目を上げます。そうして、指さされた飴玉とお姉さんとを見て――さっきのお姉さんの真似っこみたいでした――、それから、ウン、と頷きました。]
あの あのね、これ、
ルリのお気に入りのアメ、です、ドウゾ!
[やった。やりました。
今度は言えました。ドウゾ。たった三文字です。なんでこれがさっき出てこなかったのでしょう。勢い込んで言ったせいか、少し早口でしたけれど、とにかくルリは言えたのです。御挨拶を言えたのです。]
(7) 2014/07/30(水) 20:59:02[お姉さんに向かって]
[夏休みだと男は先に判断した。
しかし、あの少女の持ち物は多すぎはしないか。
そこは譲れるとしても、誰かと一緒ではないのか。
女子学生と少女のやりとり>>2>>3を見て、
ここも知り合いではなさそうだと思った。
無論、思うだけ、だった。]
(8) 2014/07/30(水) 20:59:06[後方座席]
ア、 リンゴ味、です!
[ちゃんと何の味かも言えました。
お姉さん、りんご味がお好きだといいんですけど。]
(9) 2014/07/30(水) 20:59:34[お姉さんに向かって]
人足 ギンスイは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/30(水) 21:01:17
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/30(水) 21:09:56
[ルリはあんまりにも一生懸命でした。御挨拶をする使命に突き動かされていたものですから、参考にした『果物の大人』の正体に、気づけていませんでした。よくよくその人を見ていたら、きっとルリは今度こそ完璧に動きを止めてしまっていたでしょう。
けれどルリは、一つ御挨拶ができたものですから、あの怖い人にもご挨拶だって出来るかもしれないわ、とむくっと自信を育てたものですから。正体に気付く機会をひとつ、逃してしまっていました。]
(10) 2014/07/30(水) 21:24:44[お姉さんに向かって]
学生 ムカイは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/30(水) 21:47:29
女優 ポルテは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/30(水) 22:09:40
[彼女は己が放った問いに少女からの答えが返るのを待っていた。
待てる限り待つつもりでいた。
途中で電車が駅に止まったとしてもそこは降りるべき駅ではない。
彼女の方に時間はまだあるのだから]
(11) 2014/07/30(水) 22:37:28[ホーム側のボックス席]
[飴の色を綺麗、と称したのは――、
それしかできなかったのは、とっさの場繋ぎ以外の何者でもなかったのだが、
それにより少女の頬に雨が降ることはなくなった。>>6
そうとも知らず、
ただ差し出された状態からドウゾの三文字つきになった飴と、
少女の顔とをいっしょに視界におさめて。>>7
もう一度にっこり笑ってみせる]
(12) 2014/07/30(水) 22:38:01[ホーム側のボックス席]
ありがとう。
リンゴ味は好きだよ。
[はしっこをつまんで飴玉(リンゴ味)の入った袋を受け取る]
でも、えぇと……、私。
お返しにあげられるものを持ってなくて。
[それでもいいのという言葉は、少女の様子を見ていれば消えた。
心情は想像するしかなく、当たってるとも限らないが、
ともかく少女がいっしょうけんめいに差し出してくれたのがこの飴玉なのだから]
(13) 2014/07/30(水) 22:43:51[ホーム側のボックス席]
学生 ケンは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/30(水) 23:10:50
[ガタン、と大きく車体が揺れた。
向井はもぞりと肩を動かし、ややあって丸めた背中をゆっくり伸ばして身を起こした]
ね、み
[すぐ横にある、ボックス席の背もたれ、の反対。
頬を預けるにちょうどいい場所は、車内の冷房によりひんやりしている。
鞄は空いた隣に滑らせる。
勢いあまってコン、と頭が音を立てる]
(14) 2014/07/30(水) 23:25:29
[横に置いた鞄に添えられた指は、右の人差し指にタコがあった。親指も少し、赤くなっていて。そして左手の人差し指がうっすら黒くなっている。
夏。
机に向かい続ける学生。
夢の中でも、数字に追われているのだろうか。
それとも、顔の見えない家族か、教師か]
とま と
[寝言からは、そんなことちっとも、窺い知れないのだけれど**]
(15) 2014/07/30(水) 23:47:46[夢の中]
学生 ナオが接続メモを更新しました。(07/31 07:15)
学生 ナオは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/31(木) 07:21:46
…………。
[ポルテの返事を受けて>>2:37眉間に寄る皺が深くなる
身を寄せて貴方次第、と囁く相手を見る。場合によっては怪訝そうな顔に映っただろう]
…行くとは言ってない。
[考えた末、素っ気ない言葉を打ち返すに留める]
(16) 2014/07/31(木) 16:54:31[ボックス席の窓際]
会社員 ズイハラが接続メモを更新しました。(07/31 16:57)
会社員 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/31(木) 17:00:01
[直後、近くの席から高めの声がした>>1
見れば先程、文庫本を読んでいた女学生がこちらを見て謝罪している
隣で身を寄せている者は派手な身なりだ。加えて、多感な時期の学生には色々な意味で刺激が強い光景だろう]
………言っとくが、違うからな…。
[少なくとも、自分は。という言葉は喉の奥に消えた
ハァ、と溜息をついて頭に手を当てる]
(17) 2014/07/31(木) 18:56:57[ボックス席の窓際]
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