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[ゆっくりと歩く足は遅い。
ドロテアの部屋へと向かうのはニルスがそこへいくといったからだ。
壊れていた扉が閉まっているのを見て、首をかしげ]
なにをしているんだか……
[そんな呟きを零した**]
…、ええ。
これは、私の家に伝わる伝承だから。
[イェンニの問い>>2に、沈んだ瞳を向ける。
女は少し躊躇うようにしてから、小さく頷いた]
人狼が現れなければ……、意味のない、御伽噺よ。
では、今は。
意味がある―――そういう事、ですわ?
[沈んだ瞳を眇めた目でじっと見る。
上げられた指の背を、そっと噛んで]
人狼の弱点、等は分かりませんか?
[業を煮やせばすくっと立ち上がり、向かうはニルスが向かうと告げたドロテアの部屋。
ドスドスと足音を響かせて階段を上がれば、ドロテアの部屋の前にはヴァルテリが居て。
その横に立つと、ニルスの意志などおかまい無しに、息を吸い込んで大声で名前を呼ぶ]
やい!ニルス!
てめえ早く降りて来いっつったのにどうなってんだ!
[なるべく部屋の主の姿は見たく無かった。
だから入り口の前で叫ぶだけで。
ニルスからの返事が無ければ、部屋に入るのもやむなく考えていた。**]
意味…、そうね。
あるのかも知れないわ。
[慰めるようなユノラフの言葉>>2:69に、イェンニの声が重なる。
自らに言い聞かせるように繰り返し、続く言葉には首を横に振った。
僅かに伏せた目に、彼女の常の癖が映る]
いいえ、そこまでは分からないのよ。
…ごめんなさい。
[クレストの伝言を聞いたのはいつだったか。
だが、いつにせよ、投票の名前は変わらなかった。
話している人たちを見る。話を聞く。
投票が終わり、それを開けるのは誰の役割か、そしてどうやって殺されるのか。
尋ねることは、今はなかった**]
…、そう、残念ですわ。
[ウルスラの返答に静かに返した後
ゆるゆると手を下ろし――
業を煮やして居間から出ていくユノラフの背
彼の「見極める力」は次はいつ使えるのだろうと
その先に想いを馳せた*]
ごめんなさい、イェンニ。
私に出来ることは、夢を見るだけ。
言葉を聞くことも知ることも、出来はしないの。
もっと分かれば、あの子だって助けられたかも知れないのに…。
[イェンニへと謝罪の言葉を紡ぐ。
指が口元から下ろされるのに、気遣わしげに彼女見遣った。
また俯きがちに話していたから、
ユノラフの動きには、またびっくりして顔を上げる。
大きな足音があがっていくのに、その背を目で追い、]
……。
[意を決して席を立つ。
ひとつの名を記した紙を、箱へ確かに*投じた*]
‐昨夜‐
[誰かに、票を投じなければならない――]
[出来るはずがない]
[何度も、何度も、書いては消して……結局、誰の名を書くこともなく、彼は投票用紙を箱に入れた]
[狡いという事も、卑怯だということも、分かっている]
[その後、どうやって部屋に帰ったのか――覚えていない]
[ただ、なかなか寝付くことが出来ずに、幾度となく寝返りをうった]
[それは、明け方]
…………?
[人の気配を感じて、彼は体を起こした]
[マティ?……心の中で語りかけ、ベッドから出る。しかし、そこに人の姿はなく]
[彼は寝着にガウンを羽織り、部屋を出た]
[明け方の、ほの暗い廊下には人気がなく、寒々しい]
[彼の足の向かう先は、マティアスが寝所にしている、小さな使用人部屋]
………。
[気のせいであればいい、と、彼の無事を願う]
[しかし、その願いが無意味である事は――近づくごとに強くなる、むせかえる程の淀んだ匂いが物語っていた]
[大丈夫、大丈夫と言い聞かせ、マティアスの部屋の前に向かうが……]
―――ッ!
[乱暴に破壊された扉を見れば、彼がどうなっているかは……想像に難くない]
[がくがくと震える膝を抑え、早鐘を打つ胸を掴み、部屋へと足を踏み入れる]
[……マティアスは、ベッドに横たわっていた]
[しかし、部屋中に血だまりが広がり、取り替えたばかりの包帯も赤く染まっていて……命がないのは明らかだった]
……ッ。
……ガ………ッ!
[マティ、マティ]
[それは、息絶えた友の名を呼ぶ、音にならない絶叫]
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