情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
どうしておじ様は、飛び出して来たイノシシに横からぶつかられてそのまま運ばれてしまうのですかーーー!?
[トルソーの入った大きな荷物が山道にゴロン。
女は地面に座り込んで宙を見る]
道わからないですよー。
―→山荘―
あ、こんにちは。ビセと申します。
あなたが花嫁さん?
聞いてたよりも細身なようだけど。
[山荘に着くと、出迎えのアンの胸のあたりをジロジロ。
訝しげな視線を向けてくるアンに、ダイニングの方へ*案内された*]
― 山のどこか ―
ちょ……マジで勘弁。マジ勘弁。
此処何処。山荘って何処。
誰かキャンユーヘルプミー俺!
[明らかにおかしい英語を叫んだりしつつ、よろよろと歩く一人の男がいた。わかりやすい山道から外れた木々の中を、掻き分けるように]
やべえって。
このままじゃ辿り着くどころか遭難する。
ワイドショーとかに出ちゃうから。
ああ、せめて焼肉のタレを持っていれば……!
[どうにもチャラい感じに独りごちる男は、しかし三十台の半ば以上と見える外見で。濃灰のスーツの上着を左腕にかけて持っている]
―山荘前―
……ここか。例の場所は。
[そう呟いて、手の中にある握られた手紙を見つめる]
ここに、私の……がいるってあったけど。
[肝心な部分は、風の音にかき消されて聞こえない]
どうなのかね。
今の話も、ガセばっかりだったからな。
今度こそ本当なら、いいんだが。
そもそも、やっぱりおかしいって。
差出人が書いてない招待状とか。
山奥の山荘で集会をするから来いとか。
集会って何だよ、っつー。
いかにも怪しげな奴らが集まってたりするのか?
今夜十二時誰かが死ぬのか?
シルエットになっちゃったりするの? マジで?
……っていうか、招待状ってより、脅迫状だよな。
あの秘密をばらされたくなかったら来い、とか。
思わず来ちゃったけど……
……俺、別に、特別な秘密とかないんだよな。
高校生の時にうっかり教室の窓から黒板消し落として、校長のハゲ頭に当たっちゃった……
ってくらいで。
まさかそれで呼び出しって事はないよなあ。
ないよなあ……うん。ナイナイ。
あったらある意味超ホラーだ。
[シャツの胸ポケットから縦に二つに折り畳まれたハガキを出し、広げては裏も表もじっと見て]
それにしてもわかりにくいよな、この地図。
俺が方向音痴とかマジないし。うん。
[首を横に振る。裏面の左隅に記された山荘地図は、わかりやすい事この上ないものだった]
っていうか、あれじゃね?
実はこれは盛大なドッキリで。
辿り着いたらボァァーって感じになるんじゃね?
こんなもんわざわざ持ってこさせるとこといい……
やべえ、ありそう。
[左腕に上着と共にかけた鞄の持ち紐。その黒い鞄の奥には、[ハリセン]が入っている]
さて、行くとするか。
[扉を空けるとアンが出迎えてくれた。
彼女に案内されるままにダイニングへと向かう]
……そういえば、咽喉が渇いたな。
少し、台所を借りる。
[私がやりますよというアンを気にもとめず
つかつかと中に進むとコーヒーを淹れた]
よかったら、飲んでくれて構わない。
余ってしまったし、せっかくだしな。
[余った分のコーヒーもカップに注ぐと
砂糖とクリームが入っているらしき小さな壺を2つ添える]
[しかし彼女は知らない。
壺の中には砂糖の代わりに塩が、
クリームの代わりにマヨネーズが入っていた*ことを――*]
いいし。
もしそうだったら仕掛けた奴の頭全部はたいてやるし。
俺はツッコミの鬼になる!
……まあ、無事に辿り着いたらの話だけ……
って、……お?
[などと言っているうちに、視線の先に目立つ建物が見えてくる。ハガキの裏、地図の上に小さくある山荘の写真と見比べて]
っしゃー!! 山荘発見!
[俄然元気を取り戻し、山荘に向けて走り出した]
よ、っしゃ、とうちゃーく!!
[程無くして、目的の山荘の前に辿り着いた。大分走ったが、長年のフリーター生活で鍛えた男の体力は伊達ではない。ネクタイを締め直してから]
ちわー! 三河屋でーす!
[扉を開けて発した大声は、ダイニングまで響いたか。すぐにアンが姿を現し]
……あー、いや。
ほら、ちょっとやってみたかったっていうか。
別に怪しいもんじゃないんで。ほんと。
[向けられる怪訝そうな目に、弁解しつつハガキを出し]
この招待状……脅迫状?
まあ、とにかくこれに書いてあったんで。
来たんですよ。うん。
だからそんな「何このおっさん」みたいな目で見ないで下さいよ、お嬢さん。
マジ凹むから。バッキバキだから。
いや、おっさんじゃなくてお兄さんだけどね、俺。
[自分で言っておいて否定して主張した。中に迎え入れるアンに、あざーす、と言ってハガキをしまい、中に入っていく。ダイニングに案内されると]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了