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[まずは男子二人を見送り]
次は姉さん達ですなぁ。
七夕の日にえらい目に遭わせてしまってすみません。
――でも、姉さん達の恋が叶うよう、
自分、此処から見守ってますんで。
[ぽん、と肩を叩いて見送る。
彼らが無事目覚められるかは、*彼ら次第*]
−保険室−
ふぁ…ねむ…いってことは起きれたのか?
[本当はいうほど眠くないが口癖のようなもの、確かンガムラに呼ばれて背中を押されて気づいたら。であった。ゆえにあの場で見守るといっていた言葉はしらずに寝起きでぼんやり周囲を見ればあの夢の場であった面々以外にナオの姿もあるだろうか?]
[ネオンの店は、昼間倒れた面々が揃っていて、クーラーがとても効いていた。
カウンターに寄りかかるように立っているナオが目に入り、首を傾げる]
キミは誰?
[違和感は、『今日』の記憶が流れるとともに強くなる]
[――トクン。
ムカイとシンヤ。
二人の背中を押すンガムラの姿に。
ひとつ、大きく胸が鳴る。
続いてこちらに向けられる視線。
それを、逸らすことも出来ず。]
……ここから…見守って…
[掛けられる言葉に、ぎゅっと心を抑えた。]
[…たぶん、きっと。
このまま、何も言わずに帰ったら。
自分はこのことを、ずっと後悔するのだろう。
この痛みを一生、抱えていくのかもしれない。
けれど――――。]
…私、も…
団子屋さんの恋が…叶うように、ずっと…
…ずっと…祈っています…
[泣きそうになるのを精一杯抑えて、微笑んで。
肩を叩こうとするンガムラに、手にしていた髪飾りを手渡した。
何故かこの世界に持ってくることが出来た、雪結晶(六花)の髪飾り。]
良かったら、団子屋さんの一番大切な…
一番好きなひとに、これを――…
ありが…とう――…*
[不思議そうに疑問を口にするチカノに(>>10)]
あー、ま、まぁ今日の事は、
こそばゆい青春の一ページって所ですかねぇ?
ほら、「命短し恋せよ乙女」って言いますし。
[意味のありそうで無さそうな事を言って見送る。]
では姉さんにとって、素敵な人生、を。
[目覚めると夢。気紛れな神が与えた。]
さて。最後は姉さんですねぇ。
[ロッカに柔い視線を向けて]
えぇ、見守ってますよ。
姉さん達がこれからの人生、
素敵なひとと巡り合えますようにって。
――ご不満ですか?
[眉尻が下がった少し情けない顔で尋ねた。
答えを求めない問いで。]
…とと、確かに年頃の姉さんが、
見ず知らずの自分に見守られるのって。
普通に考えたら怖いですなぁ…。
ごめんなさい、なのです。
[言葉の意味を考え、苦笑を洩らし謝罪を告げ]
でもね、ロッカさんには彼らが世話になったので。
"知って"貰いたかったんですよ。
死して尚、還りたい程強く想う気持ちを、ね?
と、自分の考え押し付けちゃぁいけませんねぇ。
[送る為に叩こうとした手に、
差し出された髪飾りに一瞬だけ手が、止まる。]
これは――?
……そうですか。
では、自分からはこれを。
良かったら…使ってください。
[一瞬だけ戸惑うも。
差し出された贈り物を丁寧に受け取り、
今度こそ差し出したのは真っ白い一枚のハンケチ。]
それと。
お礼を言うのは…私の方ですよ。
――ありがとう、ロッカさん。
貴女に出逢えて。幸せでした。
[別れの時間。もう少しだけ引き止めたい想いを、
肩を叩く仕草で消し去る。
仕事は仕事。そう、自らに言い聞かせて。]
さよなら。
これからも――*素敵な恋を*
[ヤスナリの腕を握りしめたまま。
祈るようにその顔を見上げたまま]
やだ――
[プラネタリウムの説明をするマシロが言葉をとぎれさせて。
ウサギの耳をつけたゼンジの体が傾いて。
見ては、だめだ、と。
気づいてしまうから、と。
目をつぶって追い出してしまいたい、のに。
目をつぶったら『だめなのだ』、と。
――目をつぶったら『私の夢から覚めてしまう』のだと]
[もとより、知っていた、のだ]
いやだ……
[ずっと、気づいていた、のだ]
しらない……
[この、目の前の人は]
そんなの――
[積み上げる否定の言葉。
それさえ無意味なものであることも、とうに思い知っていた、のだ]
ずるい。
[だったらせめて。
せめて泣かないと、約束したから。
一方的に言い放ったものだとしても]
ぽっぽ焼き、食べてくれるって言ったのに。
あーあー、がっかり。
[約束は、破らない]
お弁当だって、とびきりの、作ってあげるのになあ。
[せいいっぱい、ふくれ面をして。
それから、ふうわりと、*ほほえんだ*]
年頃になれば、恋なんて自然にするものだと思っていた。
幼年期を過ぎて、少年期、
そして思春期と呼び名が変わる期間を生きてきて気付いたこと。
周りを見て、自分を省みてわかったこと。
恋は望まなければ見つけることすらできないものなのだ。
「恋でもしてみたいなあ」
七夕祭りの日、一緒に周るとばかり思っていた仲の良かった親友から
恋人とその日を過ごすと伝えられた時、
私は恋を探そうともしていなかった事に愕然とした。
面食いとか、選り好みとかではなく、考えもしなかったのだ。
男子で仲の良い相手は部活動や、他の関係で何人もいたのに、
そんな意識を向ける感覚が自分になかった。
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