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[お姉さんの視線がいったりきたりする間に、ルリの目線も少しずつ下がってきてしまいました。あらやだ、鼻がツンとします。お寿司を食べた時のようです。
けれど、しぱっと、ルリが瞬きしたら、眼の中の海は薄れました。
綺麗 ですって?]
[ルリはきちんと目を上げます。そうして、指さされた飴玉とお姉さんとを見て――さっきのお姉さんの真似っこみたいでした――、それから、ウン、と頷きました。]
あの あのね、これ、
ルリのお気に入りのアメ、です、ドウゾ!
[やった。やりました。
今度は言えました。ドウゾ。たった三文字です。なんでこれがさっき出てこなかったのでしょう。勢い込んで言ったせいか、少し早口でしたけれど、とにかくルリは言えたのです。御挨拶を言えたのです。]
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折角なので「みっちゃん>>1:=6」は『三四郎』からとってみた。
名前を圭か碌入れたいよねって思ってるけどギンスイって名字なの名前なのどっちなの
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ここで挟んだりメモで非村建てばれたりしている銀水ですどうも!
銀水って書くと井上陽水みたいだね!(???)
・共鳴の方でログ伸ばしてしまいそうです。
・降車後のポルテさんの日常がとても気になる。
[ルリはあんまりにも一生懸命でした。御挨拶をする使命に突き動かされていたものですから、参考にした『果物の大人』の正体に、気づけていませんでした。よくよくその人を見ていたら、きっとルリは今度こそ完璧に動きを止めてしまっていたでしょう。
けれどルリは、一つ御挨拶ができたものですから、あの怖い人にもご挨拶だって出来るかもしれないわ、とむくっと自信を育てたものですから。正体に気付く機会をひとつ、逃してしまっていました。]
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お眠りしているムカイさんのところに飴おいて、
そんでウサギさんを触りたい思っているんだけど
ムカイさんのお席はどこでしょう
ルリちゃん分裂しちゃう?しちゃう?
[彼女は己が放った問いに少女からの答えが返るのを待っていた。
待てる限り待つつもりでいた。
途中で電車が駅に止まったとしてもそこは降りるべき駅ではない。
彼女の方に時間はまだあるのだから]
ありがとう。
リンゴ味は好きだよ。
[はしっこをつまんで飴玉(リンゴ味)の入った袋を受け取る]
でも、えぇと……、私。
お返しにあげられるものを持ってなくて。
[それでもいいのという言葉は、少女の様子を見ていれば消えた。
心情は想像するしかなく、当たってるとも限らないが、
ともかく少女がいっしょうけんめいに差し出してくれたのがこの飴玉なのだから]
(ありがとう、お仲間さん)
[ちゃんとした(?)お礼の言葉はひとまず胸中にとどめて―――
それとは別に胸中にはさっきから、
少女を見てどこか懐かしいと思う気持ちがあった。
こんな時間に、親と離れて、電車に乗っている少女という光景。
その、実例が。身近にいたせいか]
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この流れからどうケンとのあれを拾い上げるか方策はかんがえようとしている! る!!
とりあえず実例=妹というのと、
キー曲を情熱大陸にしたいというのをめもめも(選曲理由:バイオリン)
[ガタン、と大きく車体が揺れた。
向井はもぞりと肩を動かし、ややあって丸めた背中をゆっくり伸ばして身を起こした]
ね、み
[すぐ横にある、ボックス席の背もたれ、の反対。
頬を預けるにちょうどいい場所は、車内の冷房によりひんやりしている。
鞄は空いた隣に滑らせる。
勢いあまってコン、と頭が音を立てる]
[ああ今日も朝起きられなかった。
朝ごはんを食べられなかった。
電車に乗り遅れた。
学校に間に合わなかった。
授業に出られなかった。
全部、夢。
そんな不真面目な自分は、全部夢]
[横に置いた鞄に添えられた指は、右の人差し指にタコがあった。親指も少し、赤くなっていて。そして左手の人差し指がうっすら黒くなっている。
夏。
机に向かい続ける学生。
夢の中でも、数字に追われているのだろうか。
それとも、顔の見えない家族か、教師か]
とま と
[寝言からは、そんなことちっとも、窺い知れないのだけれど**]
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