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ん?……あ、シンヤ!
良かった、あのね…あ。その、手紙は。
…えぇ、きたわ。
やっぱりシンヤの所にも送られてきてたのね。
…ねぇ、シンヤはミナツ達にもう会った?
私、今日はまだシンヤ以外に会えていないの。
シンヤもまだ、なら。一緒に探しにいってくれない?
……また誰かいなくなってたら、いやだから。顔みえれば、安心だし。
―祭り会場―
[辺りを注意深く見回しながら、現れる。唇にのせた控えめな紅色は、化粧師の手になるもの。
救護テントの周辺に、手紙に名の記された人々を見つけ、足を速めて近づいた]
どうなさったんですか、フユキ先生?ユウキ先生と、何か…
…「誘拐犯」を、「見つける」?
[内容を聞き取ると、表情をこわばらせた]
どうするか だって?決まってる
聞くのさ 一部始終をな!
お前は興味ないのか?居なくなったヤツらは何処に行った?生きているのか死んでいるのか見当すらつかない!
『鬼ごっこ』の鬼は、一緒に遊んでいる友人で在るのが決まりだ。一覧の中に居るンじゃあないか
[シロと書かれた紙には眉を寄せ]
…ほう?
そうだね たのしかったら いいね
おにごっこ すきだったら いいね
(たくさん あそぼう あそびましょ)
(ねんにいちどの おまつりだもの)
ぼくは たのしいな
きみもいるし
みんなもいるし
[祭り会場の救護テントには、覚えのある顔が揃っていて]
また神隠しの話か……
で、今年もまた誰か消えるって?
冗談じゃないよ。
だけどさ。
[とーそれ以降の言葉はフユキに向けて]
どうしてそこまで躍起になるんだい?
興味とか危険とか気持ちは分からないわけじゃないけどさ。
ちいとばかりムキになりすぎてる気がするよ。
[自分よりよほど芝居がかった口調の青年に問い]
[向けられた視線に、半歩後ずさり]
…いえ、あの…。
本当に、手紙に書かれている誰かが、神隠しに手を貸しているなら…
見つけようとしているフユキ先生が、危ない、です。
い、いえ、だからって、放っておいていい訳では、ありませんけど。
[泳ぐ視線は、ユウキの持つ手紙に留まる]
…「シロ」…オトハさんは、「白」?
誘拐犯を見つける、ってのには賛成だけどね。
しっかし、あの中に犯人がいるなら
どうして手紙に自分の名前も書いてるんだろうね。
[手にしているのは今年に新しく送られた手紙。
赤い線の数以外の変化はなく]
もしも…もしもの話、です。
誰か一人だけを調べられるとしたら、どうしますか…?
[胸元へ手を当てる。視線を上げ、一同を見渡した**]
フユキ先生?それにユウキ先生のその手紙?
[飛び込んできたフユキの勢い>>18に面食らいつつ、ユウキの手紙>>19には軽く興味を示す]
鬼ごっこの鬼さん…けど、見つけるってどうやって?確かに身近な人の中に居るかもしれないけどね。
[さらに増えた人たちの様子を見ながら、そう呟く。けれど声ほどには表情は変わらずに。ゆっくりとそこに居る人たちの顔を見回して、少し笑った]
ヒナさん、鬼さん見つけられるの?神隠しの神様がわかるの?出来るならやってみればいいんじゃないかな?けど、誰かっていうと…難しいなあ。
[軽い口調でヒナの言葉>>31へ返して、彼女の様子を暫く眺めていた**]
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