160 ある家主の騒動
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板前さん?
……いえ、分かりません。
[ガモンについても尋ねられるが、首を横に振る]
あの……さっきお願いした通り、あたし、ネギヤくんに預かってもらっているものがあるんです。
書斎、見せてもらえますか?
[白い顔のまま依頼をし、書斎に向かう]
(25) 2014/10/02(木) 22:05:42[応接間→廊下]
[>>*5視界の隅で、視線が巡るのがわかる。
それはこちらも彼に気を払っていたからだろう。
最後にネギヤと会ったのは間違いなく自分である。間違いなく。警察官の問いに言葉を濁す自分とは違い、彼はそう、証言できる立場なのだから。
胸の前で組み合わせた手を、強く握りしめた]
(*6) 2014/10/02(木) 22:14:30
[なぜ彼がネギヤと呼ばれていたのだろう。
>>24先ほど見た免許証に書かれていた名前を不思議だなと思い出しつつ書斎へ案内される。
案内された書斎は作り付けの書棚に背表紙が綺麗に並んでいる。
本棚をじいっと見た後に、棚や机の引き出しまで警察に開けてもらい、確認をする]
ここには、ありません。
[悲しそうな顔で俯いた]
探してるのは、『太雪』っていう古い小説なんです。手書きの。
……もし、見つかったら、教えてください。
[問われて、真顔で説明した。恐らく、誰に聞かれても同じように答えるだろう**]
(26) 2014/10/02(木) 22:24:33[書斎]
老婆 ボタンが接続メモを更新しました。(10/02 22:27)
いったいどういうことでしょうか……
[警察の聴き込みに答えながら思案顔]
ええ、確かに幼稚園以来会っていません。
でも、昨日大福を食べながら話していたのがネギちゃんだと……
そんな、一晩であんなに様子が変わるとは思えませんわ。
(27) 2014/10/02(木) 22:35:28[応接室→館内]
[
しかし男は昨晩のことについては口を貝のように閉ざした。
彼女は疑わしいが、それだけである。
]
(*7) 2014/10/02(木) 22:39:54
[窓際で金木犀を眺めるうち、はらりと足に絡む何か。
拾いあげればそれは昨日、ソラにじゃれつかせたチケット程のサイズの紙。]
あれ、スパモンのクーポンかと思ってたけど…?
[しかし、黄ばんだ紙は相当古いもののよう。
耳に入ったカリントウの発音に思わず見やれば、馴染みの菓子屋の若旦那の姿>>23。]
ちわ、ゼンジさん。
…懐かしいもののお披露目どころじゃなくなっちゃいましたね。
[向こう、誰かの移動の気配>>25もあったか。]
(28) 2014/10/02(木) 22:46:31[屋敷の中]
ガモンさんも居ないなんて……どういうことかしら。
[気分を落ち着かせようと、庭の金木犀の木の元へ]
ネギちゃんの姿が変わった…?
魔法でもあるまいし、それとも、そうなりたいと願って天に召されたとか……
いやいや、そんなお伽噺みたいなことあるはずないわよねえ。
[金木犀は変わらず芳香を放っていたけれど、もやもやした気分は晴れなかった]
(29) 2014/10/02(木) 22:52:06[館内→庭]
ああ、ギンスイさん。
[>>28 よく店に来る若者もこの事態に困惑しているかのようで]
ええ、本当に。
懐かしいものが何だったのか……、いえ、それ以前にネギヤさんはどこに?
[それとも、昨日までここにいたネギヤが別人?
まさか。
ここにいる全員が懐かしんでいたというのに?
もやもやと、もやもやと。
気持ちは晴れず、ガモンも見つからぬまま。
――ただ、時間ばかりが過ぎていく。**]
(30) 2014/10/02(木) 23:08:31[応接間]
え…?ネギちゃん?このお人が?
いややわぁ、何の調査です?
仏さん前にして冗談とかお人柄疑ってまいます。
ネギちゃん言うたら、真っ白ぷっくりの餅肌がトレードマークやのに…。
…こんなん、ネギちゃんちゃう。
何でか知らん、亡くなってはるんはお気の毒にぃ思いますけども、
ウチ、このお人は見たこともないん……
[昨日、夕陽の綺麗な庭をゼンジと散歩して。
自分の知らぬネギヤの一面についてなど他愛ない会話を交わし、
ガモンの”懐中時計”に舌鼓を打ち、「椿」の間で眠りに就いたのだったが。]
(31) 2014/10/02(木) 23:15:22[客間→庭園]
[そう、集まったのはネギヤの知人ばかり。
誰かが嘘をついている様子もなく、昨日も特に違和感を感じなかった。
皆、昨日過ごした彼がネギヤだと言っているのだ。]
集まってるんは、あの人の小さい頃のお知り合いとか、
普段のご近所付き合いある方とか、
学生時代の友人とか、色々ですけど…
そうだ、ガモンさん、どこにいらはります?
今日まだ、お姿を見てない方が……
[職人の朝は早い。
早朝に帰宅した可能性も少し考えたが…残された鞄に首を傾げる。]
(32) 2014/10/02(木) 23:16:14[客間→庭園]
[突然、ソラが台所から移動する。
捜査の邪魔になっては行けないと後を追うと
数年前に切り倒した樅の切り株にいた。]
おや?
[ソラはそこでボロボロになったカードを拾って口に銜えている]
これは…。
昔、子供たちの間で流行っていたカードだったかの。
[辛うじて読める「呪狼」の文字。
これが何を意味するかは分らない。]
(33) 2014/10/02(木) 23:16:25[庭(樅の切り株近く)]
[>>25話がとぎれる頃に聞こえる言葉。
書斎、と聞こえれば確かにそこにも本があったなと。
いくらか警察官と話が続いたあと書斎へと向かう]
みんなで、幻覚でも見ていたのかしらね。
……それならどんなに……
[ため息をひとつ。
歩きながら、自分の手を見る。
微かに震える手を、握りしめた]
(34) 2014/10/02(木) 23:22:03[廊下]
[何となく見つけたカードをポケットに仕舞う。
結局ネギヤもガモンも見つからずに夜が来た]
へえ、重要参考人ですか。
[事件が解決するまで、帰れないらしかった。]
(35) 2014/10/02(木) 23:22:29[客室(躑躅の間)]
ガモンさんに一晩預けた多機能万歩計だったんだけど。
足取りほとんど追えてないわね、これじゃ。
[>>13ウミの問いを受けてか呟いて、冷蔵庫のそれを剥ぎ取ると内ポケットに仕舞いこむ]
(36) 2014/10/02(木) 23:24:53[台所]
ネギちゃん…どうゆうことよ?
悪戯やってもタチ悪いで…んもう……
[いつものにこにこ顔も、流石に今日は困惑気味。
姿の見えない二人を心配しつつ、
同じように警察に呼ばれた皆の様子を窺う。]
あら、ギンちゃん。それ、何?
えらい古そうな紙やねぇ。>>28
…ちょっと、ウチに見せてぇな。
なんや、さっきオトハさんが探し物しとって、
それが『太雪』ゆう古い手書きの小説や言うとったから…>>26
(37) 2014/10/02(木) 23:25:49[客間→庭園]
重要参考人ですか…。
[ 担当している小説でもよくある話である。
売れっ子作家の失踪と、売れっ子作家として発見された遺体。フィクションでないのが非常に残念である]
もしもし…。
[ 重い口調で、○×出版へと電話をかけた]
(38) 2014/10/02(木) 23:27:00[応接間]
絹肌 モミジが接続メモを更新しました。(10/02 23:27)
ネギさん、何処いっちゃたんでしょうね。
板前さんを攫って、屋敷の秘密の場所に隠れていたりして。
[へらり、力なくゼンジに笑いかけ、
だが直に、情けない表情へ改めた。]
……いやすんません。タチ悪い冗談っした……。
あのぷっくり大福みたいなネギさんじゃ、人攫いの怪人役なんて似あいませんし。**
(39) 2014/10/02(木) 23:28:14[屋敷の中]
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