情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] 絞り込み / 発言欄へ
―からすがなくころ―
[子供のような「シンヤ」。
今になって染みる
願いと道理が合う筈がなかったのだと。
密かに呼びかけた先は、リウとは別
今までシンヤを続けてきてくれた、相手]
からすがないたら おうちへかえるじかん。
『おまえ』は、おうちは…
[白粉の香りを吸い、かえりみちを探すわけでもなく、ふと去来した疑問を口中で転がしてから]
いっしょにあそべて、たのしかったよ。
また遊ぼうね。
いつでも、いつまででも、…かまわない。
[カラコロ、カラコロ。遠ざかっていく下駄の音。
聞こえるはずのない音にひかれるように、一歩踏み出そうとした所で、背中を叩かれた]
っ………ムカイ君。
帰る?ええ、っと。
[はっと振り向いて、きょとんとした。そして周りをきょろきょろと見回した**]
かみさまも、帰るの?…そっか…
かみさまも かえr…???
[思わずといったように同じくきょろきょろした後。]
[手近の屋台の骨組みへ体重を預け、
んー と、覗きこんでミナツを窺う深い瞳。
<56>秒後には、拗ねた色もそこに少々混じった。]
かみさまかみさまって。
ミナツ、最近それ多いな。
[木の骨組み握る手に無意識のうち力こめた拍子に、木材のささくれが掌へ刺さる。
浅い傷口より流れる鮮血を握りこんだ]
―…ってぇ。
や、かみさまはしんねーけど
それより。
その片履きの足じゃ、冷たいし辛いだろ。
……おまえの下駄、取りにもどらなきゃ。
かえろう?
[促しの重みが、声色に加わる]
― 時間軸:プロローグ:夏祭り会場 ―
[結局。
50年前に始まった『神隠し』で、
本当に行方不明になったのは、
作家の男一人だけだったろうか。
カラコロとした下駄の音。]
どうだい
(悪くは無いな)
だろう
あの時からの利害の一致
君を選んだ僕に間違いはなかったね
(フン、なら初めから言えば良かったものを)
君の様子も見たかったから、
仕方がないじゃないか
[カラコロとした下駄の音と、
同時に響く笑い声。]
お話を書くのは、楽しいねぇ
(推理モノとしては落第だがな)
はは、やっぱり
[『じんろうさまのかみかくし』
この神社をモチーフに書かれた作品は、
最近出版されたもの。
それに何かを思う人は、居ただろうか。]
― からすが なく ころ>>26 ―
(おしろいのかおり が はしわたし)
(えはがきのおもい が みちしるべ)
…… しんぱい しないで
(ここと おうちが むすばって)
おうちに かえるよ ぼくも
(おや)
(ぼくも そんなふうに わらえたんだ)
(たのしかった って)
うん ぼくも たのしかった
とっても とっても たのしかった
(きみが ねがって くれなかったら)
また あそぼうね
いつでも いつまででも ね
(ぼくは こうして いることもなくて)
あ そうだ
(そうやって いつも めせんを あわせてくれる きみが いなかったら)
こんどは さ あれ しよう
(ぼくは ずっと ただの きもの)
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了