[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
…わたし、寝ぼけているのかな。
[思わず目をこすって。
ふたたび同じ方向を見ても。
てん てん
跳ねるうさぎの姿は、もう*見えない*]
/*
六花も同街なw
後で藤園の縁故投げとかないと。
で、進路右変更は間違ってた予感。
左走ってて左に曲がって、だから左に電信柱があるはず。
……いや、歩道なら右にあっても良いのか。
信号ある交差点なら尚更?
しかし酷い事故である(
親父っ、悪い遅くなった!
[慌しい様相で辿り着く植物園。
既に診断を始めていた父を見つけ、謝罪を口にしながら駆け寄る]
《ゴッ》
[梯子の上から脳天に拳を食らった]
っ だあぁああぁぁああ〜〜〜
[さっきの余韻も相まって、頭の中がまたくわんくわんと揺れた]
わ、悪かった、って
これでも、急いできたんだよ。
[脳天を押さえながら父を見上げる。
その額はぶつけた名残で赤くなっていた。
上から見下ろす父の表情が呆れたものになる。
それから零される声。
「早めに行動する癖をつけろ」と]
大学の講義もあんだからしょうがないだろ…。
ああもう、今日で3回目だよ頭ぶつけたの。
[家で後頭部をぶつけ、道で額をぶつけ、ここで脳天を叩かれた。
脳細胞大丈夫かな、などと考えながら父を手伝う準備をする]
……と、そうだった。
親父、手紙来てたぞ。
[思い出して鞄から封筒を取り出して、梯子の上の父へと渡した。
封筒の中には手紙と写真が一枚ずつ。
先に写真を眺めた父がそれを友幸へと渡してくる]
お、これってあの藤園?
綺麗に咲いたなぁ。
[写真に写っていたのは満開の藤。
10年程前まで住んでいた街にあった、有名な場所。
花が咲いた時は勿論、診断や治療のために父が訪れる度に着いて行ったのを覚えている]
杏奈も気に入ってたよな、あの藤園。
ずっと行けてないしなぁ…また直に見たいな。
[父が樹木を再生させるのを見て、自分も同じ道を辿りたいと思ったのはあの藤を見てから。
想い出の藤の美しい姿に自然瞳が細まる]
……そーいや。
[この藤園を持つ家に同い年くらいの子が居たよな、と。
記憶を辿るに連れて一つ思い出す。
話をしたことはあまり無かったが、可愛い子だったと記憶は告げていた。
そんなことを思い出していると父の声が頭上から降ってくる]
に、にやけてなんかねーよ!
ほら、作業すんだろ、何やれば良いんだ?
[呆れ顔の指摘に焦りながら返して、話題を打ち切ろうと本来の仕事を父に促した。
道具を一つ落としてきていることに気付くのはもう少し先の話**]
え、俺?
あー……うん、気晴らしに、写真撮りに公園いこっかなって。
[そういや、どこに行くんだい、と。
おじさんに聞かれて何気なくこう答える。
だったら、公園か植物園か、どっちかにいるだろうから届けてやってくれ、と頼まれた。
特に断る理由もないから、頷いて落し物を受け取って]
んじゃ、またー。
[ひら、と手を振って歩き出した。**]
/*
もそもそと。
人が増えていました!
掬子さんと結城先生ですね。
◇掬子さん
・高校生(16歳なので進矢さん杏奈さんよりひとつ下でしょうか?)
・運動が苦手で前の授業でもぼんやりする程
・正岡子規の短歌に何かを思っている様子。
・現在下校途中に駅前の方へ向かっている
迷い事が多そうな方です。
◇結城さん
・28歳、大人の雰囲気です。
・養護教諭。どこの学校でしょうか。きになります。
・生徒に慕われているご様子。大人の対応。
謎多きお方です。ミステリアス。
/*
はっ! 智幸さんより嬉しい縁故を戴きました。
智幸さんと杏奈さんと、10年前にお会いしているのですね。了解いたしました。
そして進矢さんを見知っている事も了承いただきました。
たしかお写真を撮っていらっしゃるとか。
は、話しかけていいものでしょうか。
どきどきします。
◇現在地
・進矢さん→智幸さんの忘れ物を届けに植物園へ。
・智幸さん→植物園でお父様のお手伝い。げんこつ喰らって痛そう。
杏奈ちゃんが持っていた封筒の中身は、わたしの実家のお写真みたいです。
/*
「瓶にさす藤の花ぶさみじかければ たたみの上にとどかざりけり」
掬子さんの授業で使われていた子規の短歌ですね。
調べてみたらいろんな解釈があってなるほど、と。
掬子さんの解釈、好きです。
ちなみに子規と打とうとして、芭蕉と打ってみたり、正岡と打とうとして小林と打っていたことは、エピローグまでひみつにしましょうね。(照れ笑い)
[手のひらで、スマートフォンが震える。
マナーモードの通話機は、震える事で着信を知らせてくれた。]
ひゃっ! …め、メール…?
[画面に表記された文字列で、実家からの連絡だと知るけれど。
急に戻される現実は、心臓にわるい。]
[ロックを解除して、ボックスを開くと。
短い本文と共に、咲こぼれる藤の写真が表示された。
きれいな紫いろは、今年もたくさんの人を満足させているようで。]
――…そういえば昔…、おともだちだったあの兄妹。
今でも元気、かな…。
[ふと、むかしの頃を思い出す。
親の仕事の関係で、家に出入りしていた、しっかりもののお兄ちゃんと、元気いっぱいの妹。
たしか名前は――…]
ともゆきくんと、あんなちゃん。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ