151 藤色酔夢
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[お礼に お茶をって それが最初]
...レンさん、今頃、お墓参りかなあ?
[ひらり 藤の花房揺れて 目の前に人>>34]
え?ちょっとあなた、大丈夫?
[なんだか とても苦しそう 思わず駆け寄った]
(45) 2014/05/02(金) 22:00:59[藤林]
…
[お互いがお互いを訝しみつつ、見つめ合う。
そうした後、その友達はゆっくりこちらに歩いてきた。]
(わ、大きい…)
[出来た影。
立ちあがっても見上げる形になる。]
いいえ。
[問いにはそう返して。
藤木を背に思っていたことを告げる。]
その、鍵とか螺子とかのことはよくわからないけれど、
あの友達…、あまり怒らないほうが―――…
[声から性別は解ってしまうかもしれない。]
(46) 2014/05/02(金) 22:01:47[藤林:泉]
女優の卵 ツキハナは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/02(金) 22:03:49
[不思議なうさぎが立ち去った後は。
ゆらゆらと藤の花が無数に揺れていて。
わたしは懐かしさのあまり、つい先ほどまで忘れていた想い出をひとつ、手に入れていた。
まだ幼い頃。
実家で咲く八重藤の陰から。
わたしは、幼いながらも熱のこもった視線で。
ある人をじっと見つめていた。
それは初めての恋にも似た――…]
…なんで、忘れていたんだろう。
(47) 2014/05/02(金) 22:04:07[藤林]
[半分目を閉じて、息を整える。
まだだいじょーぶ、と自己暗示を繰り返していたから、呼びかけ>>45への反応はやや遅かった]
……ぇ?
[近づいて来た気配に、惚けた声を上げて目を開ける。
目に入ったのは、藤を背景にした白無垢──綺麗な色彩コントラスト]
あ……え、と。
だ、だいじょーぶ、です。
[なんでこんなとこにこんなカッコのひとがいるのとか、そんな事が過ったのは一瞬。
とっさに口を突いたのは、こんな言葉だった]
(48) 2014/05/02(金) 22:15:13[幻想の藤林]
[発作を起こしてダウンしてる所は、できるだけ、人に見せたくなかった。
理由は記憶のどこかにぽい、としているけれど。
人に見られて、色々ときつかった、って記憶だけは残っているから]
ちょっと、眩暈しただけ、なんで。
休めばへーき、ですから。
[多分、顔色とか色々が説得力皆無だろう、と思うけれど。
口から出るのは、そんな強がりばかり]
(49) 2014/05/02(金) 22:15:18[幻想の藤林]
[友幸にしてみれば大概の人が自分より小さいため、身長での性別判断は出来ず。
問いに返った声でようやくそうと知れた]
ん、そうだな。
[一言目は妹への返事。
相手の性別についての会話だったが、相手にしてみれば妙なタイミングでの相槌に聞こえることだろう]
うーん、ご存じないですか。
……友達?
[思いもしない内容にきょとんとした表情に。
高い位置で首が右へと傾ぐ]
(50) 2014/05/02(金) 22:16:26[藤林・泉付近]
[目の前で 兎が 何かまくしたてていったけど]
ちょっと、それどころじゃないから!
[人の話を聞かない兎 倍の勢いで シカトした]
(51) 2014/05/02(金) 22:18:35[藤林]
ぜんっぜん、大丈夫に見えないから。
[顔青いし 冷や汗かいてるっぽいし てゆーかその声>>49]
辛い時は、無理しちゃだめ。
[何か 似てる そんな気がした]
(52) 2014/05/02(金) 22:22:40[藤林]
[まるで呼ばれるかの様に歩を進める。
傍から見れば、うつろな様子だろうか。
二人の声>>14>>19も届いていないわけでは無かったけれど、何故か振り返る事は出来なくて。]
……。
ごめんね…私やっぱり、駄目な気がするの。
[涙が込み上げてくる感覚に、唇を噛んで堪えながら、歩みを止める事はしなかった。]
(53) 2014/05/02(金) 22:24:34[藤林]
……そ、そーっすか?
[きっぱり言い切られて>>52、乾いた声が上がった]
でも、ほんとに、落ち着いてきてるから。
だいじょーぶ、なんですよ?
……さすがに、慣れてるし。
[今回の原因は、何かちょっと違う気もするけれど。
この感覚自体は、物心ついた時からずっと付き合っているから]
だから、無理とか、してないです、から。
(54) 2014/05/02(金) 22:29:06[幻想の藤林]
ばーちゃん?
やさしいよぉ。
[祖母に着いて行った仕立屋の、少し気になっていた子。
それまでも視線を感じたりはしていたけれど、初めて話しかけられた>>17時はそれはもう嬉しくて、満面の笑みで返していた。
少し癖のある口調は地元の言葉ではなくて、祖母の故郷の訛りを真似たもの。
当時はまだ少したどたどしかったそれは、いつしかすっかり板について]
(55) 2014/05/02(金) 22:29:26[藤林]
[歩みを止めないのは。
うさぎの半ばなげやりのような願いを叶えたい良心ではなく。
きっと、好奇心や…懺悔に似たような感情かも知れません。]
真昼さんとお会いしたのですから。
もしかしたらまた別な方も、いらっしゃるかもしれません。
[しゃらり しゃりゃりと。
揺れる花藤のあいだを潜り抜け――。]
あ、あの子…。
大丈夫でしょうか。
[足許がすこし覚束ない様子な女の子(>>53)。
声を掛けていいものか。僅かばかり逡巡して。]
(56) 2014/05/02(金) 22:29:31[藤林]
何、どーしたの。
寂しいん?
[その頃には多分ちょっとした本音>>15>>16を聞けるくらいには、仲良くなれて居たのだと思う。
けれどその矢先、祖母が体調を崩し、亡くなって。
それからは店へ行く機会もなくなって、やがて真昼は故郷を離れ……それっきりになっていた]
(57) 2014/05/02(金) 22:29:33[藤林]
……。
(私、逃げちゃったの、かな。でも仕方無いよ、ね。)
……だって。
(きっと壊れちゃうもん。思い出さなければ…。大丈夫、なんだもん。)
[進んでも進んでも変わらない薄紫の下、鞄をきつく抱きしめる様にしながら。]
(58) 2014/05/02(金) 22:31:44[藤林]
―現在―
[六花に名前を褒められてありがと、と笑った後、握っていた手を離した]
あーそれなぁ、ウチも知らんのよ。ごめんなぁ。
あのウサ公も喋るだけ喋ってどっか行って、聞くに聞けんかったし……
ココのどっかにそーゆーのがあるんかなぁ。
[投げかけられた問い>>1:86には大袈裟に溜息を吐いた。
探す他無いと出した結論は同じで、歩き出した>>36少し後]
(59) 2014/05/02(金) 22:38:43[藤林]
へぇ。
こんなのが実家にとかちょっと羨まし……
あっ、ウサ公おるやん!
[他愛ない話を遮ってのウサギ登場。
隣の六花の声にも反応を返さず、またも一方的に告げて消える]
やっぱ幻と違うらしいのはよく分かったけど。
……相変わらず人の話聞かんなぁアイツ。
[小さく息を吐いて]
(60) 2014/05/02(金) 22:39:15[藤林]
慣れてても、辛いものは辛いと思うわ。
[じっと見た なんだか 若いくせに頑固っぽい>>54]
うん、わかったわ。あなたも人の言う事聞かないタイプみたいだから。
[似てると 思ったのは 兎?]
あっちに泉があるはずなの。お水飲みにいきましょ。
[有無を言わせず 手を 取った]
(61) 2014/05/02(金) 22:40:19[藤林]
[再び白い兎に遭遇したのは、そのすぐ後の事。
最初に会った時とは少し違う感情が、心の何処かに浮かんでは消える。]
……私のせいじゃ…ないもん。
[きっと此方の言葉なんて、聞いてないだろうけれど、揺れる長い耳に、そんな一言を。
兎が去れば、また歩きだそうとしたけれど、ふと感じたのは誰かの視線>>56]
(62) 2014/05/02(金) 22:41:00[藤林]
…?
[男からの謎の相槌にサングラス越し。
目を瞬かせる。
見えない何かと話しているような。
けれどそれがいかにも、この世界の住人っぽく感じられて。
ここでは変ではないのだろう。
心の中、勝手にそう判断する。]
うん、あの子も一応探しているみたい。
私にも、その鍵と螺子?
探してって、さっき。
だから――…
(63) 2014/05/02(金) 22:42:33[藤林:泉]
[苦しいなら、辛いなら、逃げ出したって仕方ない]
[泣き言だって、言っていい]
[ねえ、そうでしょう?]
(64) 2014/05/02(金) 22:43:04[藤林]
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