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はっはっは。
それにしてもなんだか急ににぎやかになった気がするな。
ミナツにパオリン、ヌイにスグルが帰ってきて我が家の茶の間はもうぎっちぎっちだね。幸せだ。
爺ちゃん骨折しちゃいそうだけど。
――っていうか、お前は誰だ!ドラア!
[ネギヤを殴りつけるボケ老人]
[色々なものを持ってくるギンに目をこすってる]
七夕か。すごいな。警察きそう。
うん。でも縁起物だから、書いておこう。
[“不老不死”と記してかざる]
[丁寧に礼をするヌイに気恥ずかしげに]
お帰りヌイ。行儀よく育ったなー。照れる。
今の今まで存在を忘れられていた気がして、爺ちゃんちょっとしょんぼりだけどね。えへへ……。
[老人特有の拗ね癖が活性化させつつ]
でも無事に帰ってきてくれて嬉しいよ。
今回はどこにいってたんだっけ。東南アジアかな。顔が。
[小突いてくるアンにあうあうと顔を両手で覆う]
アン、暖かい。爺ちゃんいま暖かい。
なんか爺ちゃんアンと喋ってると暖かいよ。うっうっ。
アンは優しいから皆に気をつかってばかりいてたまに心配だー。
困ったことがあったら爺ちゃん達に何でも言うんだぞ。
じ、じ、爺ちゃん、が、が、が、頑張るからな…!
[力む爺。一生懸命喋るの巻]
長生きするよ。爺ちゃん、長生きしたい。
ほとんどサイボーグみたいになる…!
[笹の下をくるくると回っていたギンが、短冊を咥えてきた。
"おなかいっぱい なでなで ひなたぼっこ しあわせ みんないっしょ ぎん"
たどたどしい、ひらがなばかりの誰のものか分からない文字。
たしたしと肉球で短冊を叩いている]
にゃあにゃあ!
[反射的にたしっとユウキの手の平に右手をのせた]
にゃ?
[一瞬不思議そうに首をかしげて、はっと我に返ると、短冊を咥えて手の平にのせた]
にゃーん!
[短冊を飾ってもらって嬉しそうにくるくるとユウキの周りを回っていたが、抱き上げられて頭にのせられる。
びっくりして少し爪を立てたかもしれない]
にゃ!?
[煮干と聞いておとなしくなった]
[が、爪がちくっと刺さって、痛い。
顔を上向きにして、落としかけたせいもあったかもしれない]
おぉおおお。
……俺は注射はするのは好きだが、されるのは嫌いなんだ。
[ぶつぶつ呟きながら、ポケットから取り出した煮干を手のひらに乗せて、頭上のにゃんこに差し出す。
色々と入っているようだった]
にゃむにゃむー。
[煮干をにゃごにゃごいいながら食べ始める。混ざっていたアーモンドはぽいとユウキの髪に残した]
にゃーーん。
[煮干を食べ終え*幸せそうにひと鳴き*]
お母さんは、お着物汚しちゃうからご飯はいいのよぉ。
[お茶をすずずっと]
楽しそうねぇ。
[ギンとじゃれているユウキをほほえましく見ている]
もちろん、楽しいとも。
素敵な嫁さんに、娘に息子、祖父や居候……
たくさんの家族に囲まれて、楽しくないはずがない。
食事かー、父さん肉は大好きだぞー。
[タレをつけずに口に放り込んだ。もぐもぐごくん]
ギンちゃんいらっしゃい。
[立ち上がり、ユウキの頭上からギンをおろして抱え込んだ]
あら、いやだ。
[残されたアーモンドや、煮干しの頭に気付くと笑みを零したが、教えない]
[一心不乱に肉を焼いて食べている]
ヌイちゃん、それおいしいの?
[ヌイの作ったソースを分けてもらい、焼けたばかりの肉にべったりとつけてふーふーして、口へ運ぶ]
・・・ぅぅ・・・。
[目の端にじんわりと涙が浮かんでくる。
どうやらちかにはピリ辛過ぎたらしい。
それでもにっこり笑って]
おいしい。
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