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[ルリと名乗る少女が、目の前で『カナメ』と話す。
憶える既視感は束の間遠くなる視線に表われるが、
並べられる挨拶に、ゆるり目許を和ませた。]
お蔭さまで… 元気にしています。
こんにちはとこんばんはは、適当な時間に。
[彼女の『カナメ』の補足でもするかの様に添える。
そして、自らの部屋を聞かれると困惑げに笑み]
私の部屋は… わからなくなってしまいまして。
…音は、私です。
お尋ねしようにも、皆さん長くお休みのご様子でしたが。
ああ。ご迷惑でなかったのなら、よかった…
[扉を叩く音を聞いたと口にするルリへと恐縮するも、
続く言葉へ安堵して…少しばかり背が丸くなる。]
そう、ぐずぐずでずびずびは、いけません。
へっくしょい、は愛らしいですから、機会があれば。
…。
有難うございます…私は大丈夫なので。
[幾分堅苦しくさえある丁寧な会釈でルリに感謝する。]
御機嫌よう、ルリさん…また。
[彼女の笑顔へ僅かに感慨を浮かべるも詮無く――
大きなブランケットを引き摺り歩む姿を*見送った*。]
――カナメさんに宜しく。
ルリはルリといいます。
おはようです。おかぜなどめさぬよう、です。
[子供のわりにルリには起伏が少ない。
そのまま静かな風情で順ぐりに見回し、プレーチェで止まった]
のぼりますか?
のぼってどうしますか?
[木登りを理解しないらしく、こんな問がとぶ*]
[こつ こつ こつ 足音は空気を震わせずただ聞こえる。]
[目覚めた者等が、1本の樹へ集い在る様子が見えると
気づかれずともとか、其方へ向けて丁寧な辞儀をひとつ。]
……
[目覚め始めた人々。己が目覚めた際もこんな光景を見た。
先刻、ルリと言葉を交わした折>>55に…穏やかなKnockerは
「もう1度、長い眠りを得たいのです」とだけ答えた。
そして自分も部屋を探すと言ってくれた心持へ、感謝を。]
[蒼みがかった髪の少女へ再度の眠りを勧めるのはよした。
彼女の『カナメ』はきっとそうはさせないのだろうから。
左手の中に、白く軽い鍵をじわりと握りこむ。]
…友人が仲間とは、限らない。
[各々が交流するさまを暫し見詰めて――口の中で呟く。]
[やがてKnockerはビオトープ内の小道を抜け…*墓碑群へ*]
詩ってなんだろう。
よくわからないが、俺は本当の事を告げただけ。
俺は夢を喰われた。夢を失った。
それだけは、覚えている。
[手を掴まれ、上下に振られて。首を傾げたが、カナメによりそれは補足される。それは、握手と言うらしい。人間の挨拶の一つで、それには色々な意味があるらしい。仲良くしよう。約束した。仲直り。色々な時、人は手を握りあうらしい。]
もう一人、男に会った。他は知らない。
俺が知ってるのは、三人だけ。
ライデンと、その男と、こいつ。
[隣にいる、女という生き物を指差して。背中から、カナメの声が聞こえ。人を指差すのは失礼だと習った。]
失礼って、なんだろう。
登ると高い。高いと気持ちいい。
気持ちいいと嬉しい。だから登る。
お前も登るか?ルリルリ。
[彼女が答えるまで、失人はただ見つめ続けて*]
―記憶―
どれくらい眠っていただろうか。それはまだ、この島が国だった頃。失人が、まだ全てを持っていた頃。失人が、眠りに落ちる前の記憶。これが本当に記憶なのか、彼にはわからないけれど。彼が見ていた夢の内容。その世界と今は、あまりにもかけ離れていて。それが真実かどうかなど、今は知る事などない。
そこは、東の都と呼ばれる場所であったと思う。国の王と、高官達の住む都。そこには多くの人々が集まり、多くの建物が建ち並び、便利な道具がいくつも存在し。人は溢れる幸せの中で、足りない足りないと不幸せを感じる。そんな世界だった。
ライデン。バク。ルリ。
[人々の名乗りを繰り返し、枝の上に立って幹を抱きしめる]
プレーチェ。
[口にしたのは、ワンピースのタグにプリントされていた文字。
カナメは、その意味までは教えなかった]
/*
あたしはどうして単語一つしか口にしないような子になってしまったんでしょうか。
だけど、ト書きは極力減らすよ!無理だよ!!
(諦めるのが早い子)
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