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[>>54 首を傾げる]
私を疑う、ということでしょうか?
[不意に、視線を医師の横に向けた]
すいません。私、行かなければならないようです。倉庫に早く行けと──ラッセルさんが。
一緒に行きますか?
[WolFが犯行声明を残すだろうというのは、根拠のない自分の予想でしかないが]
何でしょうねえ……この腑に落ちない感触は。ニーナさんの見た、ということと合致することが少ないのも気になりますが――ニーナさんがWolFに狙われていないというのも。
ニーナが軽く突き倒したくらいで… は確かに変…。
魔女の呪いが掛かっているとでも…。
容疑者は貴女の敵だから? 此処に入ったら誰かは死ぬとか言うのかしら。
魔法の存在がわからないように事故を装う… そんな力があるって少しだけ聞いたことが有るの。
[単なるお伽噺の一節。信じた事なんてなかった。]
[>>59 数歩前を歩く背中が小さく揺れた]
私は、先生に殺されたくありません。
[そうして自警団倉庫の扉を開ける]
そういう力があるのなら、わたしでも犯人を殺すことができるかしら?
[家から持ち出してきた小さな… だけど鋭いナイフ。
素人が扱ってひとに致命傷を与えうるものではない。]
ニーナさんが犯人に関係があるのか、ニーナさんを襲うことができなかったのか。後者なら――
[彼女の能力が本当ならば、彼女を後に排除するという選択肢は、ない、ように思えた]
彼女が鍵なのは間違いないが……そういえばもう一人。
[ハーヴェイ。行方不明になった青年について聞けば、別の者が調べていると言う]
倉庫にも、寄ってみましょうかね。
[ため息が、漏れた]
シャーロットさん?
……ああ……ラッセルさんの仇、ですか?
よかったですね。ラッセルさん。
[ふいと横を見て、そう呟くと、倉庫に足を踏み入れる]
仇のつもりは…。
[そこまで言って軽く息をつく。]
嘘ね。たぶん、そう。やっぱり貴女だけ生きてるのが許せない。
それに貴女は間違えたと言った。
本当に間違えたのかしら? ラッセルが最初から犯人じゃないと知っていて、わざとやったのではないと言い切れる?
[>>67 自分に向けられた視線に顔を向ける]
わざと? ですか? ……まさかそんな。
[否定する言葉は、心がこもっていないような調子]
私がそんなことをする理由があるんですか?
[ゆっくりと、シャーロットの近くまで足を進める。目線の高さは同じくらい]
あなたは、私を殺したりなんてできません。
[>>70 入り口を振り返りもせず。
挑発するかのように、心臓の真上に指を置いた]
[自警団の倉庫からは、話し声が漏れていた]
ニーナ、いるのですか?
[一番話が聞きたい相手の名を呼んで、倉庫に入る。
見えたのは、ニーナとシャーロットが対峙するような光景。
目を、見張った]
理由は・・・ 貴女が犯人だからではないの?
ありもしない犯人像をでっちあげる必然性が他にある?
[じっと冷たい瞳でニーナを見詰めた。]
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