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[ただ、セイジのことを言われて、
でも、知っている。
セイジは、自分で選ぶ、と言ったから、
セイジが自ら死を選ぶならそれには何も言うつもりはない。
彼が死んでも、
仲間が最初からいなくても、いても、
自分は一人である。
それに変わりはない。]
…大事だよ。だって、俺たちは欠けちゃいけない。
欠けてしまえば、それだけゲームは終わらなくなる。
だから俺たちは、……。
[───利害ではなく、信頼で。
そう、別の人物と交わした言葉が脳裏を過ぎる。
僅かに顔を歪めた。
彼らの信頼など、得られている気はしない。
無論、あの彼からも。]
……悪い人じゃあ、ない。
[小さく、答えにもならないことを呟いた。]
─ 屋上 ─
[ソラの亡骸は、ひどく静かに10thの傍らにある。
彼らの元へポールを置きかけ、その手を止めた。
貰っていくと宣言するように引いて、ぐ。と握りなおす。
それから暫く、彼女の顔を呆然と見なおした。]
守るって……、言ったのに…
[乾いた声。
独り言のような音は、どこまで空気を震わせたか。]
……っ!
[ぎりりと握り締めた拳に爪が食い込む。
肌が破れるまで、拳を白く握り締めた。
ソラの傍らに眠る男は、あの日、誰かを守るために来た男。
彼は誰かを守って逝き、自分は守れずここに在る。
彼が逝ったのは、日記という力の差だと思っていた。
内心、哀れんですらいたというのに。
けれど守れなかったのは、何の差だ。
己自身の力のないが為ではないのか。
───グリタの口髭が、笑う気がした。]
ゼンジさんはただ、ソラと10thは共にはと…
…っ、クルミ!!
[彼女の向こうに、セイジの姿も見える。
傷つけてしまった相手だ。
彼の金の瞳に、あの時浮かんだ色は忘れていない。
次に会ったら詫びたいと、話がしたいと思っていたのに。]
…クルミ。
12thはクルミの日記を奪った。
ゼンジさんは12thを倒した。
クルミに渡したいからって、言われていたんだ。
俺、ソラのことで動転していたから……。
伝えるのが遅くなって、ごめん。
[クルミに向けて説明をし、二人へと小さく頭を下げた**]
[ベンチに置きっぱなしだった医療品を手に取る。
使いどころは失ったが、まだ「意味」はあるモノ]
早く探さなきゃ。
[後悔はしたくない。
それに、日記はコハルに時間がないことも*知らせてていたから*]
[うとうととした眠りの中。
立ち去る前のデンゴの言葉を思い返している。
彼の疑問は、そのまま自分の疑問だった]
――どうして……
[小さな呟きが零れ落ちる]
[うとうととした眠りは、些細な動きが傷に響いてあまり長く続かない。
ぼんやりとした思考を軽く頭を振って目覚めさせる。
店にまた人がやってきはじめ、血のあとなどに躁ぐ声は聞こえても、怪我をしているこちらに気づく様子はない]
……へんな、世界……
[擦れた声で呟き。
デンゴが置いていってくれたペットボトルをしくはっくしてあける。
蓋を開ける段階で悩み。
手が使えないことで悩み。
蓋に咀みついてぐりぐり巡してようやくあいたというありさま。
それでも、のどの渇きを癒せたらほっと吐息を零す]
[汚れた手を拭って、手帳を開く。
3rdの動きがつぎつぎと書かれていて]
え……?
[「3rdは12thの死体を見た」
「3rdは日記を返してもらった」という文字が見えた。
そして、自身の未来には「屋上で12thの死体をみる」
「4thに会う」、「5thに会う」、「9thに会う」
そして、もう一つ。
「死亡」とだけかかれていた]
……生き残る、って、決めてるんだって。
[手帳にそんなツッコミをいれて、よろよろと立ち上がる。
腕の傷は鈍く痛み続けている。
痛みは治まるどころか酷くなっているけれど、手当てなんてこれ以上何をすればいいのかわからない。
だから結局何も出来ないまま、動く階段のほうへと向かった]
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