156 じんろうさまのかみかくし村 〜まつりごと〜
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赤ワインはインパクトが弱かったかな。
あーん。
美味しいんだけどなぁ。
星の砂さま、星の砂さま、どうか赤ワインの売り上げがぐぐっと伸びますように!!
あ、いらっしゃいませ。
(75) 2014/ 8/ 4(月) 22時30分位
[花が摘んだ人間の願いを叶えるならば、代価(花)もそれと同じだけの力がある……と願ってもそうははいかなかったことも、それが、自分自身の記憶を削るものであることも、それ故に、忘れてしまった。
ただ、送ることだけ、贈ることだけ、憶えている]
……。
[足音は、ないまま]
あ。
[さまよい歩いた足は、漸く止まる]
(76) 2014/ 8/ 4(月) 22時30分位[むかし]
─ 回想/境界 ─
[過去形に直される言葉>>56。
返る声に緩く瞬いて歌姫の笑みを見る。
掬い上げられた呟きへの言葉>>60にもう一度瞬くと、そうね、と短く声を返した。
そしてはきと口にした願いが御手によって叶えられる>>61]
……───ありがとう。
[青い星砂により作られた一筋の道>>62。
それを目にしてモミジは感謝を口にする]
(77) 2014/ 8/ 4(月) 22時30分位[境界]
[道の上に立ち、参り道を逆に辿る]
…………
[一度歌姫を振り返った後、胸に青い花を抱いたままゆっくりと歩を進めた。
歩むにつれて近付くひかり。
胸に抱いた青い花は解けて、靄となり宙へと解け行く。
異質な場所にありながら消えることのなかった記憶。
ここまで来れば守るものが無くとも忘れはしない]
[先に戻ったケンに遅れて、モミジもまた時の進んだ世界へと舞い戻った*]
(78) 2014/ 8/ 4(月) 22時30分位[境界]
…そろそろ行くとするよ。
すぐ戻るって皆に言って来ているから、あんまり遅いと不安にさせてしまいそうだし。
シンヤ君、色々ありがとう。
それじゃ僕はこれ──…
この、音…?
…すまない、シンヤ君。
少し付き合ってくれるだろうか。
僕の勘違いでなければ、もしかしたら…いや、行けば解る。
一緒に行こう、迎えに行くんだ。
(79) 2014/ 8/ 4(月) 22時40分位[昔 木陰傍の長椅子近く]
[青い花を携えたひとがいる。
見ている先は、青い星を敷き詰めた道の方だろうか。
ふ、と笑えば。
揺らいでいた存在が先ほどまでいた世界と同じように模った]
……かえりみち、どっちだっけ。
[そのひとにかける声音は、そっと*]
(80) 2014/ 8/ 4(月) 22時40分位[むかし]
音が聞こえたのはこっちだったよね?
あぁもう、暗いと走り辛くていけないな。
早く…、あっと、ここ木の根が出てるから気をつけて。
───…あぁ。
やっぱり、勘違いじゃなかった。
アン、ケン君。
みんな、お帰り。
帰ってくるのを、待っていたよ。*
(81) 2014/ 8/ 4(月) 22時40分位[昔 →祠の元に]
─ いま ─
[ミュールを脱ぎ、椅子に足も乗せる形で若先生待っていると、不意に外から声をかけられた>>65]
え? あ、うん。
ありがとう。
[綺麗な人だなぁ、と見上げていると、ほんの少しだけ違和感。
この容姿は以前どこかで見たことがある気がする。
モミジの祖母が残した手記に似た容姿の人物のことが書かれていたはずだ]
(82) 2014/ 8/ 4(月) 22時50分位[いま]
???
戻って来れた?
[言われた言葉>>66が理解出来ず、モミジは不思議そうに首を傾ぐ。
いつだったか、どこだったか、誰だったか。
手記で見た以外にも会ったことがあるような感覚]
[一度常世へと降りたが故に掛けられてしまった記憶の鍵。
”ありがとう”の言葉は、今は手記の中に*]
(83) 2014/ 8/ 4(月) 22時50分位[いま]
─ むかし 祠 ─
[かえりました、と口にして]
[それで、戻ってきた、という実感を少し、強める]
[そこに聞こえた足音と、声]
[眼鏡の奥で、目を細める]
……ただいま。
世話かけて、すまなかったな。
[向けられる、お帰り、の言葉>>81に]
[返したのは短い言葉と、先よりも力の抜けた笑み、ひとつ。*]
(84) 2014/ 8/ 4(月) 22時50分位[むかし 祠]
記念は、記念やろ。
……折角の夏祭りやさけ。
皆の姿が撮れたら、
後から見ても、こう……
いいと思わんけ?
[ケンに、口数は多くも悩み混じりに言っては、笑い]
学級新聞のネタにも最適やじ?
なんて、うち学級新聞ないけどー。
[照れ隠しに、そんな冗談を付け足した]
(85) 2014/ 8/ 4(月) 23時00分位
─ 2014年 夏祭り ─
そうそう、いい加減持って欲しいんだけどおばさんが駄目って言ってて〜
…あ、ほんと?手伝ってくれる?
ありがと助か…って、何よぅ私とアンに文句あるの〜。
これでも近所のおばちゃん達は綺麗になったって言ってくれてるんだから──…っ、
あー…カキ氷って美味しいけどなんでこー頭痛くなるんだろ。
うんそうそう、子供の頃は皆で舌見せあいっこしたりもしたけどね。
えー、だって唇まで赤くなるじゃん、コレ。
女子だからっていうかー、男の子だって化粧する子いるらしいよ。
ケン君もしてみる?リップ位なら今持ってるし塗れるよ?
これでもいちおー、女子、ですからー。
(86) 2014/ 8/ 4(月) 23時00分位[屋台ちかくの長椅子]
―― 現在 ――
どういたしまして?
でも本当の事だもの。
アタシ、嘘は言わないわ。
[ぎこちなく礼を言われ(>>82)。
さらりと自分節を奏でながら。]
足、早く良くなるといいわね。
[続く言葉には惚けて。
気遣いの一つをも落したのなら。
耳に差す花が小さく揺れる。
紅い衣装にそぐわなさそうな青い花。
小さく囁く言葉は、過去へ*向けて――*]
(87) 2014/ 8/ 4(月) 23時00分位[屋台の近く]
─ 2014年 夏祭り ─
ん?
なになにケン君、どうし…あ、シンヤ君だ。
やっほー。
って、え、何、やだばれちゃったー?
なんてねー、シンヤ君もカキ氷買いにきたのー?
イチゴで良かったらあるよ、私の食べかけだけどケン君からもらったのー。
あ、そだそだ。
シンヤ君さ、どの辺見てきたの?アン見なかった?
はぐれちゃってさ、探してたんだー。
折角のお祭りだしさ、少しでも一緒に遊ぶ時間欲しいじゃない。
アンも誰かと一緒にいるならいいんだけど。
一人はさみしいもんね*
(88) 2014/ 8/ 4(月) 23時00分位[屋台ちかくの長椅子]
― いま ―
結局手伝わないまま祭りは無事開始してるし。
[準備の手伝いを頼まれた。
盛大に遅れたのは、引き出しに入っていた、古い日記を読みふけっていたから]
日記、じゃないよな、あれ。
[えらく細かい字は、自分のものとそっくりで。
日記と言うよりは、備忘録――]
いや、
[記憶、か?
思いついた単語に首を振る]
(89) 2014/ 8/ 4(月) 23時00分位[いま]
……赤ワイン……酒まんじゅう?
[ひとつ屋台の前で元気な売り子>>75の声に立ち止まる]
いや、十分インパクトあるけど。
ありすぎて、じゃ、ないかな。
[そういえば、あの日記にも酒まんじゅうの作り方が書いてあったか。さすがに赤ワインの記載はなかったけれど*]
ええと、じゃあ、<<03>>ください。
(90) 2014/ 8/ 4(月) 23時00分位[いま]
―― あのよ ――
[耳を掠めた懐かしい声に。
目を細めては、尋ねられた言葉に。
くつり――。
いつもの訳ありの笑顔を浮かべ。]
かえるの? なら、案内するわ。
[その為に待っていた。
だって、アタシとアンタは相棒でしょう? と。
くすくすと立てる笑い声に。
続く道もまた、青くうつくしく、瞳に映し*だされていく*]
(91) 2014/ 8/ 4(月) 23時00分位[屋台の近く]
─ 2014年 夏祭り ─
……いや、祭りの記念っていうのは、否定せんけど。
[今というこの時は、この瞬間だけのもの。
そんな思いもあるから、シンヤの言葉>>85自体は否定すべくもない。
今この瞬間を大事にしろ、というのは、自分が名前を一部もらった祖父の口癖だったらしいが、よくは知らない]
学級新聞とかやめい。
無駄な尾鰭がついたらどーする。
[面倒だろうが、とか、真顔で言う辺りはやっぱり残念男子である]
(92) 2014/ 8/ 4(月) 23時10分位[いま 夏祭り]
いや、別に文句はないんだが……
[とりあえず、そこは否定しておいた。
その後の綺麗云々は突っ込み入れる前に途切れたからそのまま流して]
て、はあ?
男が化粧するってのはなんかで見たが、俺がしてどーする。
そういうのは、女子同士でやっとけ!
[化粧してみる?の問い>>86には真顔で返した。
さすがに、想像するのも御免こうむる、と言わんばかりにレモンのかき氷を掻き込んで]
(93) 2014/ 8/ 4(月) 23時10分位[いま 夏祭り]
……ん。
それは、そうだな。
[ひとりはさみしい、という言葉。>>88
それは全く同意できるから、頷いて]
……んじゃ、さくっと探しに行くか。
みんなで探せば、すぐに見つかるだろ。
[告げる口調は、どこまでも、軽い。**]
(94) 2014/ 8/ 4(月) 23時10分位[いま 夏祭り]
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