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音が聞こえたのはこっちだったよね?
あぁもう、暗いと走り辛くていけないな。
早く…、あっと、ここ木の根が出てるから気をつけて。
───…あぁ。
やっぱり、勘違いじゃなかった。
アン、ケン君。
みんな、お帰り。
帰ってくるのを、待っていたよ。*
記念は、記念やろ。
……折角の夏祭りやさけ。
皆の姿が撮れたら、
後から見ても、こう……
いいと思わんけ?
[ケンに、口数は多くも悩み混じりに言っては、笑い]
学級新聞のネタにも最適やじ?
なんて、うち学級新聞ないけどー。
[照れ隠しに、そんな冗談を付け足した]
─ 2014年 夏祭り ─
そうそう、いい加減持って欲しいんだけどおばさんが駄目って言ってて〜
…あ、ほんと?手伝ってくれる?
ありがと助か…って、何よぅ私とアンに文句あるの〜。
これでも近所のおばちゃん達は綺麗になったって言ってくれてるんだから──…っ、
あー…カキ氷って美味しいけどなんでこー頭痛くなるんだろ。
うんそうそう、子供の頃は皆で舌見せあいっこしたりもしたけどね。
えー、だって唇まで赤くなるじゃん、コレ。
女子だからっていうかー、男の子だって化粧する子いるらしいよ。
ケン君もしてみる?リップ位なら今持ってるし塗れるよ?
これでもいちおー、女子、ですからー。
─ 2014年 夏祭り ─
ん?
なになにケン君、どうし…あ、シンヤ君だ。
やっほー。
って、え、何、やだばれちゃったー?
なんてねー、シンヤ君もカキ氷買いにきたのー?
イチゴで良かったらあるよ、私の食べかけだけどケン君からもらったのー。
あ、そだそだ。
シンヤ君さ、どの辺見てきたの?アン見なかった?
はぐれちゃってさ、探してたんだー。
折角のお祭りだしさ、少しでも一緒に遊ぶ時間欲しいじゃない。
アンも誰かと一緒にいるならいいんだけど。
一人はさみしいもんね*
― いま ―
結局手伝わないまま祭りは無事開始してるし。
[準備の手伝いを頼まれた。
盛大に遅れたのは、引き出しに入っていた、古い日記を読みふけっていたから]
日記、じゃないよな、あれ。
[えらく細かい字は、自分のものとそっくりで。
日記と言うよりは、備忘録――]
いや、
[記憶、か?
思いついた単語に首を振る]
―― あのよ ――
[耳を掠めた懐かしい声に。
目を細めては、尋ねられた言葉に。
くつり――。
いつもの訳ありの笑顔を浮かべ。]
かえるの? なら、案内するわ。
[その為に待っていた。
だって、アタシとアンタは相棒でしょう? と。
くすくすと立てる笑い声に。
続く道もまた、青くうつくしく、瞳に映し*だされていく*]
なんね、大胆やじー?
[食べかけのかき氷を見せるマシロには、はやすように、やはり冗談げに言って]
俺は、適当にここらうろついとるけど。
アンはー……来た時辺りには見た気するわ。
あいつ、なかなかふらふらするさかいね。
そやそや。
一人もいいけどー、ずっとはなあ。
― あのよ ―
[くつり、と聞こえる笑い声に、瞬きを返し]
……その声。
[懐かしい音。
語りかけては、ずっと、待っていた声だ。
握っていた手を開く。
手のひらにのっているのは、声の主が消えた日に、拾った、青い星だ]
やっぱ、賑やかなのが一番やさけな。
[そう付け足しては、また笑って。
ケンの提案に、頷いた。
じりじりと、賑やかに蝉が鳴く声を聞きながら**]
[星から相手に視線を戻す。
楽しげに笑う声はまた、歌うようでもあり、耳に心地よく響く]
(なんてことはない)
(俺の願いを叶えてくれたのは――)
[青い星を握りしめる]
ありがとう。
かえろうか。
[相棒、そんな言葉が照れくさい。
どこにかえるか、などとは問わない。
彼女が帰る場所が自分の帰る場所]
ああそうだ。
[改めて、見やる、相棒の姿。
くすり、笑って告げる**]
[袂から取り出した、年季の入ったフェイスブラシを指でなでる。
近づいていくのは、祠の裏手にある狐の像]
年に一度の、おまじないです。
[石像の鼻筋にふんわり赤乗せて、両手を合わせて祈りを捧げる。
また来年も、こうして無事にお祭が執り行われますよう――**]
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