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んあ、甘い?
[「きょうだいしまい」にはわかる、甘いという間隔。なぜ、僕には分からないのだろうか。もしかして、僕は完成品では…、いやそんな事ない。]
へー鳥は甘いんだ。僕も食べてみたい。
んあ、なんか鳥臭い。臭い臭い臭う鳥の臭い。
[マティアスを無視して、屋上庭園の方へ向かうだろうか?]
――うるさいわね。
[吐き捨てるように答えたが、声には余り力はない。
相手から手出しのないことに、内心安堵もする]
面倒な相手に絡まれたのよ。
地上にあんな化け物がいるなんて。
[気を付けるべきはせいぜい銃器くらいだろうと思っていたのだが]
それも、同時に二匹も……。
ここまで化け物の坩堝だとは思わなかったわ。
[男の忠告に耳を貸さずこの有り様なのは、恥ずべきことであった。
ぎり、と奥歯を噛む音で答え、顔を俯ける。
翼のことに触れられれば、思わず痛みの元を指で触れながら]
こいつは……異能者にやられた。
物に手を触れず飛ばしてきたのよ。
[そいつの顔を思い出せば、再び怒りと屈辱が沸いた。
それを素直に口にしたは、眼前の男が満足に動けぬと見て取ったから]
あの目隠し野郎……。
あいつだけは絶対に殺す。
[浄化、とは言わずに吐き捨てた]
アンタもあまり見たことなかたカ。
アレが性癖なら、ワタシ一生正常位だけで満足スルヨ。
[ケラケラと笑いながらそう言葉を吐き。
煙草を咥え、曇天の空に紫煙を吐く]
どんな予測ヨ?
そこまで言て終わる、無しネ。
お尻四つに割られたくなかたらちゃんと教えるイイヨ。
[絵本を愉しむ童のように、どこか無邪気な表情で
冗談っぽく言葉を返す]
[少女の死によって、少女に感じていた「可哀相」というものは消え融けて、疑問が音となる。]
何故……、選んだのだろう。
[少女の涙に触れていれば、何か感じ取れたのかもしれない。だがその機会は永遠に喪われた。]
……―――…
[足が止まる。先ゆくベルンハードとの距離が開いた。]
分からない……、少なくとも匂いは甘く感じた。
直ぐ、戻る。
[ベルンハードの背に声かけ、脇道に逸れようとした。]
――ノーマルが一番良いものさ。
[その一言だけは、冷やりとした真っ直ぐさを湛えていること、紫煙を吐く女が気付くかどうか。
すう、と一度息を吸う頃には、普段の声色を取り戻す。]
ここカラ北にある街から逃げテ来た奴の話ダ。
アル日、何ノ前触れも無く。数体ノ化け物が現れた。
そいつらハ特殊な能力ヲ持って、体のドコカニ奇妙なマークを付けていたラシイ。
そいつらハ、その街で数日、存分に暴れた後倒される事無クどこかヘト。
その後、仲間を大量ニ引き連れ戻リ、その街ヲ化け物ノ巣ニしたソウダ。
……状況、似てイルと、思わないカ?
/*
キャラの方向性が漸く決まったが。
大丈夫かこれ。
ぁぁんたんはアホの子だぞ。
こんな高度なキャラ付けしていいのか。
よし、襲撃こい!!←
それも言っ…
いや 何でもない
[面倒な相手等言う翼人へ言いかけてやめる。
漸く気が到り、腕で汗を拭い帽子を被り直す]
異能者?
――――…祭壇に、ああ
目隠し、ね
[――己の目の高さへ残る白いラインに触れ]
…殺すんだ
[>>92 マティアスの「すぐ戻る」は多分聞こえない。]
臭うんだ、甘い鳥の臭い。血が滴っている。
[屋上庭園への階段、といっても瓦礫の山だが、それを這うようにずるずる登り出す。]
あらら、冗談に乗かてくれないネ。
チェリーボーイだったらごめんなさいデスヨ。
[何処か冷やかな反応に気付きつつも
特段それに触れることは無く、あくまで冗談を重ねる]
ワタシ見たのは二体ね。
大量て程違うけど、アンタはアイツラが
北で暴れた連中と思うカ?
もしそうなら、ワタシ食いぶち無くなて困るネ。
アンタもワタシも路頭に迷うヨ。
…
[滲むどころでない激情を浮かべる其の人。
軽業師の男は、少し思案する間を置いて]
そこのぐらついてる羽根、
飛び回るに支障なく 固定してやれるけど
…お嬢ちゃん
ご自慢の羽根に シミをつける覚悟って
あるかな?
[脇道に逸れ、暫しうろうろと匂いの方向へ向かう。
何処に在るのかは分からない。少しずつ、近づき、]
――――――――…っ……
[何かに躓いて、転んだ。
その拍子に、其れも、砂塵の上を転がる。]
――いいわ。やりなさい。
既に一度傷を受けた身――
奴に報いを受けさせるためなら、汚れくらい。
[そうして、男の元へ歩を進め――]
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